2017年の秋口から開催されるICO、Bankera。ICOは大きく3回に分かれて開催され、第二度目のICOいわゆる一般ICOについては3ヶ月間と、比較的開催期間が長かったりします。参加検討している方や、すでに購入を済ませた方も、配当なんかを受け取りながらBankeraについてざっくりとおさらいしてみましょう。
2018年2月22日追記:2017の秋口のPre-ICO開催時にはBittrexやPoloniexでの上場予定とのアナウンスがありましたが、長いICO開催期間の中で世界の取引所事情が変わったためか、HitBTCでの公開予定がアナウンスされました。詳しくは下のほうに記述します。
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仮想通貨&法定通貨の銀行プラットフォームBankera
Bankera(通貨コード:BNK)は東欧のリトアニアで発足された
イーサリアムベースのブロックチェーン銀行プラットフォームです。
お支払 個人IBANやデビットカード、インターバンク・レート、決済代行、支払い口座などを多数の支払いサービスを提供します。これらすべてのサービスは、従来の法定通貨に加えて、BitcoinやEthereum、DASH、NEM、ERC20準拠トークンなどの仮想通貨での決済にも対応します。また、将来のバンクエラは、国内総生産(GDP)に連動する通貨や、お金に代わる上場投資信託(ETF)の使用など、革新的なソリューションも導入していきます。
ローンと預金 ローンと預金はバンクエラの中核となるサービスであり、我々の競争優位でもあります。 当座預金は貯蓄と同様に利息の受取りが可能。また、ほとんどのローンが決済代行ソリューションを利用するビジネスクライアントに提供されるため、 バンクエラの顧客は、借り手のキャッシュ・フローに関する専有情報により、より高い金利を受けることができます。
投資 上場投資信託(ETF)、暗号通貨投資ファンド(様々な暗号通貨と暗号トークンから組み込まれたポートフォリオ)、ウェルス・マネジメントのためのロボアドバイザーなど 多数の低コストの投資商品を提供します。法人向けには、事業・経営戦略の資金調達などの投資銀行サービスも今後予定をしております。
引用:Bankera
上記引用の通りBankeraの仮想通貨事業は
- 決済、送金
- 預金、ローン
- 投資信託
の3つから成り立っており、
また仮想通貨に限らず、開発元であるSpectroCoinは通貨のタイプを問わない両替業務を行ってきた経緯から
法定通貨も取り扱います。
プレICOの目標を達成した現在、
主要な管轄地域での銀行ライセンス獲得を目指して各国金融機関と協議、交渉中であり、
ブロックチェーンによって国際間の取引を接続する準備段階にあるそうです。
Bankeraカードのブログの日本語訳です。日本がサポートされるというアナウンスだけでなくBankeraがいかに一歩先のことまで考えて行動しているかが結果として表れていて非常に嬉しく思います。この行動と結果は銀行ライセンス取得に向けても好感触ではないでしょうか?https://t.co/nlLpZM31nD
— Bankera Japan (@BankeraJP) 2018年1月8日
プレICOから一般ICOまでの期間は
ロードマップ通りに仮想通貨デビットカードシステムの実装を終えたようです。
(日本人の登録も受け付けますがパスポートや公共料金のセルフィーが必要となる模様)
公式ではありませんが、
熱心な日本向けサポートが行われているのもありがたいところですね。
上記の実現によって各国の著名な中継銀行への依存から脱却することで中央集権依存が持つリスクを回避し、
ブロックチェーン取引によるクロスボーダーかつ低い為替レートでの金融取引を実現できるとのこと。
またおなじみスマートコントラクトによる自動契約、自動決済によって
これまでに払っていた多くの窓口手数料といったコストや時間を削減し、
これまでの銀行のあり方を変えるプラットフォームとして開発されました。
BankeraのトークンBNKのメリットとは?
バンカートークン各保有者には純取引利益分配額が利息として毎週支払われます。これはバンクエラの?純取引利益の20%から構成され、毎週スマートコントラクトに送られます。例えば、バンクエラの1週間の純利益が1000万ユーロとした場合、200万ユーロが純取引利益分配額としてスマートコントラクトに送られます。
続いて、バンクエラのスマートコントラクトがトークン保有者にこの利益を按分します。仮に、もし計250億のバンカートークンあり、お客様がそのうちの100万バンカーを所有した場合、およそ80ユーロに相当する仮想通貨がお客様に配布されます。
引用:Bankera
BankeraのトークンBNKを保有すると
Bankeraと運営元のSpectoCoin売り上げの20%が配当として按分(あんぶん)される特典があります。
(※SpectroCoinは2022年まで)
リトアニア国の毎週水曜日、
日本では火曜日にスマートコントラクトが履行され
ETHのほかXEM/NEM(予定)で配当が行われます。
ちなみに2017年9月に開催されたプレICOから
すでに配当は行われていたりします。
CPUやGPUを使ってマイニングするでもなく
また、NEMのように既得バランスや最低保有数が必要もないので
気軽に配当を得られるのがよいですね。
変動率の高い仮想通貨での配当ということもあって
一年や一月ごとでなく
一週間ごとに配布されるのが地味にうれしいところです。
BankeraICOの概要
BankeraICOへの参加は
開催元の仮想通貨両替所SpectroCoin上で行います。
プレICO(終了)
開催期間:2017年8月28日~2017年9月31日
販売価格:1BNK=0.01ユーロ相当~
こちらは2.5億BNKのハードキャップに到達したため
期日を待たずに早期終了しました。
一般ICO
開催期間:2017年11月27日~2017年2月末
販売価格:1BNK=0.017ユーロ相当~
2.5億ごとにソフトキャップが儲けられており
0.001ユーロ相当の値上がりが実行されます(執筆時点2018年2月22日で0.021ユーロ相当)。
第二次ICO
開催日、販売価格ともに現在詳細は不明です
2018年2月22日追記:トークンBNKの公開先取引所が発表されました
一般ICOも残すところ1週間まで迫った2018年2月22日、
Bankeraの公式より購入したトークンBNKの公開先取引所が発表されました。
Today, we have great news! Bankera has finalized an agreement with one of the leading cryptocurrency exchanges, @hitbtc. It means that BNK tokens will be listed on the HitBTC exchange. More information is available in our blog post: https://t.co/kE8urOtvrS #blockchain pic.twitter.com/Je2pzIkj24
— Bankera (@Bankeracom) 2018年2月21日
発表されたBNKの公開先は
ビットコインのハードフォーク通貨ビットコインゴールド(BTG)の受け取りでも利用させてもらった
イギリスの取引所HitBTCです。
Pre-ICOで公開予定と発表された
BittrexやPoloniexについてはその後の言及がありませんね・・・
2017年の10月頃(でしたか)に世界で仮想通貨取引やICO規制が強化されたため
これら二つの取引所はKYC(know your customer/本人確認書類の提出)が必須となり
正直、このまま上記の二取引所で公開されるとかなりめんどくさい状況になりつつあったのですが、
今回のHitBTCへのシフトは
運営側がそのあたりの事情も加味した結果ではないかと個人的に思っています。
HitBTCでは今のところKYCが必要なく、
任意のメールアドレスとパスワードだけで取引を行うことができます。
追記!【貰い方】ビットコインゴールド(BTG)の貰い方、配布受取、売り抜け方を調べてみました。
↑過去にBTG受け取りにHitBTCを利用した記事があるので、
どんな取引所かざっくりと見てみたい方は参考にされてみてください。
またBankeraプラットーフォームはイーサリアムをベースにしているため
トークン公開と同時に分散型取引所EtherDeltaでBNKを取引できる可能性があります。
もしBNKが取引可能となれば
ERC20系ウォレットやBNKのトークンコントラクトアドレス参照が必要になるため
それらを解説させていただきました2018年3月3日公開予定のEtherDelta利用法記事を参考にされてみてください。
※Bankeraの取引方法も執筆予定です
Bankeraの購入方法記事や評判記事をご紹介
以下では当マネオラが執筆させていただきましたBankeraの買い方や
ユーザーの評判をご紹介する記事をご紹介します。
興味をお持ちになられたらぜひ参考にされてみてください↓
こちらはSpecteroCoinの登録からBNKの購入まで解説させていただく記事です。
こちらはユーザーによるBankera/BNKの評判をピックアップした記事です。