一時の賑わいも落ち着いた仮想通貨界隈で、突然話題となったInitiativeQ。
その配布方法や実体、将来的な目論見に関して
さまざまな方の意見が飛び交っている状況です。
今回はそんな良くも悪くも
久しく賑やかしとなったInitiativeQの参加について
その安全性や危険性を調べてみました。
Contents
InitiativeQとは?
InitiativeQの概要をざっくりと
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/11/gadrgadrg-300x191.png)
InitiativeQ(イニシアティブQ)は
現在のクレジットカードや電子決済に代わる目的で開発された
ブロックチェーン決済ネットワークプロジェクトであり、
PayPalに買収される前の詐欺検知システムFraud Sciences開発を手がけた
Saar Wilfという人物によって立ち上げられました。
招待制によって本人性や信頼性を保ったまま
配布したトークンが広く普及されれば通貨として成り立つのでは?という
実験の意味合いもかねたものだそう。
InitiativeQはイーサリアム上で稼動するアプリケーションであり
そのトークン『Q』はERC20準拠で発行されています。
Qは現在無料配布中
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/11/dagagasr-300x216.png)
InitiativeQのトークンQは現在(2018/11/8)
公式のダッシュボードを登録することで無料配布されます。
ダッシュボードの登録には招待リンクが必要であり
SNSやブログに記載されているステータス付きのURLを経由して
サインアップを行う必要があります。
Qが欲しくても仮想通貨の知り合いがいないよ!という方は
こちらの招待リンクをご利用ください。
Qは危険?安全?
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2017/11/f50872c0a88254ad1c6e5c4d7bf514d4_s-300x225.jpg)
InitiativeQでは招待リンク経由ではじめてダッシュボードの登録が可能となる、いわゆるMLM方式の勧誘方法をとっていたり、
現段階でホワイトペーパーが存在しなかったりと
プロジェクトの方針や内容に関する具体的な議論よりも、そもそもの怪しさに関して賛否両論が渦巻いている状況です。
それがかえって面白くもあるのですが、
InitiativeQへ関わる危険性や安全面について少し見てみたいと思います。
無料で眺める分には安全!
一般的なマルチやネズミ講と異なり
InitiativeQでは招待された子がお金を出したり
トークン獲得の権利を得るために新たな新規を獲得しなければいけない、という決まりは存在しません。
(※一部のエアドロップには招待しないとエアドロップ権利が獲得できない、あるいはダッシュボードから出金できないといったハナシにならないものも存在します)
皮をむけば招待制という変わりダネでちょっと注目された、エアドロップのうちのたかだかひとつです。
運営はInitiativeQが特別なものだと否定していますが、
他のエアドロップと同様に
タダで貰った分だけで楽しむのが安全であることに間違いありません。
ただし、多くのエアドロップでの共通点なのですが
サインアップ(登録)時に入力する
名前やメールアドレス、パスワード関連させるSNSといった個人情報は
必ずダミーのものを用いましょう。
スパムメールが飛んでくるのは明白で、
メインのメールアドレスやパスワードを流用していると
最悪Yahoo!やGoogleのアカウントが乗っ取られる可能性もあります。
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/11/fasefasefsef-198x300.jpg)
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/11/fasefasef-300x180.jpg)
またCookieを取得することも明示されているため
念をいれるのであればシークレットブラウズ(Chromeブラウザ)や
InPrivate ブラウズ(IEブラウザ)で突撃すると安心感も倍増です。
ICOや上場時に周りに流されて購入するのは危険!
誰でも無料で入手可能な点で一見節度があるようにも思えますが、
資金の流入が無ければ(=誰かが買わなければ)Qはただの石ころであり、
いずれICOを開催したり、取引所へ上場した際に
注意の届かない、どこか一定のスキーム階層下からBTCなりETHなりの資金を捻出させる目的があることは明白。
無料分で眺めるには余興、
のちにお金を出して買ってしまった人にとっては
分の悪いババヌキ大戦といったところになるのではないでしょうか。
(1) Initiative Qが今日になって流行ってます。コメントを求むという声が周りから多いので、コメントと予測を書いておきます。
結論からいうと、これは人々の愚かさを示す記念碑てきなプロジェクトだろうということです。つづく・・— ビッグストーン Bigstone (@bigstonebtc) 2018年11月5日
決して購入をオススメできるものではないけれど
自分は無料で貰っただけだし、
誰かが買わないとQは価値を持たないし、
このような点から、界隈ではなんとも否定しにくい空気が漂っており、
少なくとも当ブログをご覧いただいた方、
この妙なプロジェクトの招待を受けてくださった方がハメ込まれるのだけは阻止したいところです。
うさんくささはウォッチ対象?
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/11/faefaef-300x128.jpg)
普通の人が訊いてもないのに
いきなり「私は泥棒じゃない!」と触れ回るでしょうか。
私にはどうしても
「泥棒と呼ばれないギリギリのラインを攻めてるから泥棒じゃない!」
と言っているように思えてしまいます。
いわゆる、語るに落ちるっぽいオーラを放っててなかなかいい感じです。
招待リンクを張ってしまった以上は
私もこの謎のプロジェクトに肩入れしてしまった形となりましたが・・・
とはいえビットコインを除いたブロックチェーンプロジェクトがなにひとつ現実社会に普及していない現状、
いかにもそれらしくマジメに開発しているようなプロジェクトよりも
こういったもののほうが却ってどうかなってくれる可能性もあるのかもしれません。
無料分を手に
はたから見る分には退屈しのぎになるやも・・・?
タダで眺めるのがエアドロップ流
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2017/06/CAT9V9A9181_TP_V-300x200.jpg)
今回はくどいくらいに
『タダで眺める』と連呼してしまいました。
一年前ならInitiativeQを
投機の一種として利用する選択もアリだったのかもしれませんが
この冷え込んだ状況でなおかつ大量のQが無料配布されている現状としては、
無料で貰ったぶんだけで楽しむといった
ライトな感覚でQの行方を見守るのが最良の選択だとしか思えないのです。
InitiativeQに限らず
仮想通貨の全体的な流動性が減っているせいもあって
かつての草コインのような瞬発力も期待できそうにない状況にあり、
ICO開催時(仮)や上場時にお金(=BTC,ETH)を使って購入するのは
ものすごくオススメできない選択だと考えています。
「前にエアドロップで話題になってたから上乗せで買ってみよう」
そこにはエアドロップの罠が仕掛けられている可能性がたかし君なのです。
最後にもう一度、
動画解説の方も載せておきますのでお役立てください。
さんざんQをこき下ろすかたちとなりましたが、
↓下記記事ではInitiativeQの受け取り方をご紹介しています。
タダで貰って冷やかしてやるか!という方はぜひ参考にされてみてください。
![仮想通貨を持っているイメージ](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/01/s-PAKUIMGL9525_TP_V.jpg)
[…] […]