仮想通貨ニュース

ユニセフにマイニングMoneroで寄付!?ブラウザマイニングが今後の寄付のトレンドになるかも

用途不明で不安になる方も多いかもしれない昨今の寄付事情。最近では運営費用を抑え世界中から資金を集める方法として、ブラウザマイニングによる募金も試験的に行われるようになったそうなので、どのような仕組みなのかを調べてみました。

ユニセフオーストラリアがブラウザマイニングによる寄付を受付開始!

↑動画でもご紹介しています!

少し前にタンパク質の構造解析をするためのパワー、
簡単にいうと元気玉を作るからネット経由でハッシュパワーを送ってくれ!という企画があったりしましたが、
今回はその応用となるマイニングを用いた募金活動です。

 

ブラウザマイニングによる寄付の受付を開始したのは
ユニセフオーストラリアです。

サイトの名前はHopepage、希望ですね。

募金の方法は非常に簡単であり、
公式ページから『START DONATING』を押すとお使いの端末性能が計算され
約50%ほどの負荷でブラウザスクリプトによるマイニングが行われます。

もちろん、これはタダで募金ができるというわけではなく、
一般的なデスクトップパソコンだとCPUフル稼働で月に4~5000円くらい
パソコンの電気代が掛かってしまうのでご注意ください。

 

TABを開いて別ページを見ているときに「ちょっと重たいな・・・」と思ったら
スライダから負荷を減らすことも可能。

プールマイニングであれば出金先をご自身のウォレットに設定したりするワケですが
この仕組みを募金に流用するというのはなかなか面白い試みです。

 

マイニングの対象となる通貨はMonero(XMR)です。

Moneroは匿名通貨、というイメージが強いかもしれませんが
一方でマイニングしやすいという特徴も持っており、
CPUでもGPUでも難易度(difficulty)が変わらない特殊なアルゴリズムが採用されています。

MoneroではプールによってCPUとGPUを併用してマイニングすることも可能です。

 

ちなみにHopepageではGPUは使われておりません。

 

そもそもマイニングとは?

マイニングとは送金側と受け取り側が仮想通貨をやりとりする際に
その送信記録(トランザクション)をブロックチェーン(分散型の台帳)へ記録する行為を指します。

一般的にパソコンの計算能力を使ってそれらのデータを記録し、
仮想通貨という実体の無いデータの価値を保証するマイニングは
通貨流通の手伝いをしたと発行元より評価され、報酬としてその発行体の通貨を受け取ることができる制度をシステムで設けていたりします。

 

簡単にいうと、マイニングはパソコンを動かす電気代で仮想通貨を得る行為であり
パソコンの性能によって電気代以上のペイが発生したり
あるいは電気代ぶんで対象通貨を直接購入したほうが安くつく、といった赤字になることもしばしば。

マイニングにはおもにCPUやGPU(グラフィックボード)が用いられており
通貨の種類によっては一般的なパソコンでも十分に数量が掘れたり
調整によって採掘量ががらりと変わるなど、とても奥深い世界であります。

 

ブラウザでマイニングってできるの?

通常、マイニングといえばパソコンにコイン公式で配布されているminerというソフトウェアを導入し
.bat(バッチファイル)やcmd(コマンドプロンプト)からプールの接続や稼働率設定のいわゆるminer操作を行う手順がよく用いられている方法だったりしますが、
最近ではブラウザを閲覧している間にスクリプト等でminerを走らせる(マイニングを行う)サイトも増えてきました。

導入自体は難しくありません。

ただ、言ってしまえば興味を持ったり好きで自分のページに来てくれた訪問者をこき使うわけですから、
「人のリソース使ってこっそり掘りやがって!」と一時期はマイナスイメージの強かったブラウザマイニングでしたが
面白かったり大事なことであったり、価値のあるサイトでマイナーを明示的に走らせるのも個人的にアリなのかなと思うところです。

 

まとめ

仮想通貨を知らない人でも
ブロックチェーン技術を通じて人助けや社会貢献ができる!

こういった新しい試みが広がっていけば、
ビットコインを初めとした仮想通貨の知名度が世間に浸透し
社会での需要もどんどんと増えてきそうですね!

国内でも万が一の災害支援の手段として
Hopepageのようなマイニング募金を立ち上げても良さそうな気がします。

 

 

NFT情報や新着記事を配信中!

NFT情報や新着記事を、LINEにお届けしています。

友だち追加

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です