よい子も寝静まった午前0時ごろ。コインチェックのチャットが『サトシ』『satoshi』の名で埋め尽くされていた時期がありました。そんなユーザーが愛してやまないサトシとは一体何者なのか?2017年8月以降にコインチェックを登録された方に、サトシさんについてご説明してみたいと思います。
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仮想通貨の創造主=サトシ
仮想通貨界隈におけるサトシ、Satoshiとは
おおよそナカモトサトシ(中本哲史)という名の人物を指します。
諸説ありますが
中本氏はビットコインの技術論文を発表した人物とされており、
ビットコインの生みの親(開発者)というよりも
約40億年前、原始の海で突然生命が誕生したかのごとく、
仮想通貨という概念を作り上げた
仮想通貨の創造主のような存在として認知されているのです。
カタカナ表記の氏名や推測での文章が多いのは、
彼の詳細が不明なためであり、
容姿も公表されていなければ、
日本人なのかも懐疑的に扱われている
まさに謎の人物なのです。
サトシ氏はビットコインを100万枚ほど所持しているとされており、
その金額は1BTC40万円換算で約4000億円とも言われています。
ビットコインの単位としてその名を刻むSatoshi
そんな仮想通貨の創造主サトシ氏にビットコイン開発者は敬意を表し、
ビットコインにおける最小単位(0.00000001BTC)は
1Satohiとして規定されることになりました(1Satoshiは1BTC40万円換算で0.004円になります)。
ちなみにビットコインの最小単位は1Satoshiですが
546Satoshi以下の数量ではトランザクションが発生せず、
現在ビットコインを送金できる最小金額は約2.2円(1BTC=40万円換算)からということになります。
コインチェックで毎夜開催されていた狂乱のハイパーサトシタイム
現在日本一の取引所となったコインチェックでは
2017年7月31日まで間、
チャットボーナスキャンペーンが開催されていました。
これは午前0時(1時という説もアリ)を境に
コインチェックに設置されたチャットに書き込みを行うと、
最終的には1書き込みあたりに対して1,000Satoshi、
一日最大30書き込み(30,000Satoshi)まで
無料でビットコインをもらえるキャンペーンが毎晩繰り広げられていたのです。
(※キャンペーン初期の頃は先着333名の書き込みで30,000Satoshiもらえる仕様でした)
タダでビットコインが貰えるということで、
カウントがリセットされる午前0時には
ログインボーナスを求めるネトゲユーザーのようにどこからともなく人が押し寄せ、
約30分から1時間もの間、
チャット欄が『サトシ』や『test』『a』『ふじこ』といった単語で埋め尽くされていたのです。
(※スクリーンショットが無いのが非常に残念です)
すでに計算された方もいらっしゃるかもしれませんが
30回の最大書き込みで貰える30,000Satoshiは、
当時のビットコインレートで約30円。
「ジュースも買えねーじゃねーかw」と突っ込まれていましたが、
単純に30円が欲しい人のほか、
ビッグウェーブに乗るしかないとノリで便乗する人、
純粋にゴッドオブサトシを礼拝する姿、
どさくさ紛れに運営に対してチキンレースを挑む勇者など、
午前0時(念のため1時に再度連打する頭脳派ユーザーも)のコインチェックには
いろいろな思惑が渦巻いていたのです。
ちなみにこの間のいわゆる会話というものはほぼ不可能であり
チャットボーナスに興味の無い人にとっては避難を余儀なくされる定時でもあったのです。
チャットでボーナスをくれるコインチェックの思惑とは?
運営はなぜ
チャットを行うだけでビットコインが貰えるようなキャンペーンを開催したのでしょうか?
一見すると
タダでお金をバラまいている行為のようにも思えますよね。
あくまでも予測ではありますが、
運営はチャットによってコインの購入や売却を判断しているユーザーが一定数は存在すると予測し
売り買いを促すべく(手数料で儲けとなるため)始めた
お客さんがお客さんを呼んでくれるための戦略だと考えられます。
まとめ
謎のベールに包まれたサトシ氏は
仮想通貨という新しい楽しみをユーザーに与えてくれました。
そんな思いに共鳴するかのごとく
コインチェックでは今でも0~1時頃になると『サトシ』という単語がたまに現れたりします。
8月に入ってチャットボーナスキャンペーンは終了してしまいましたが、
以後に始められサトシという書き込みに疑問に持たれた方は、
そういうことなのかーと捉えていただければ良いかと思います!
そんなサトシ氏を今いちど崇めたいので、
またチャットボーナスキャンペーンやってくれないかなーと思う今日この頃です。