8/1のビットコイン問題も乗り越え、電子の海を元気に泳ぎ回るコインたち。しかし中にはRipple(XRP)のようにあまり元気のない個体も存在しています。今回はリップルの価格がなかなか上がらない理由について考えてみました。ネタ半分でお付き合いいただければ幸いです。
全盛期の半値を維持し続けるRipple
5月の高騰シーズンでは
50円に近い日本円単価で売買されていたRipple(XRP)。
しかしいつまでも高騰を続けることはなく、
その他の通貨とともに現在に至るまで
いくつかの全体的な急落を経てきたわけですが、
8/1のビットコイン問題を乗り越えた現状でさえ、
なぜかRippleだけは全盛期の半値あたりを1円単位でさまよっています。
(※ETCは見なかったことにしておきましょう)
この記事を書いている途中で
タイミング良くリップルの価格が上がり始めたので、
少し矛盾するかもしれませんが
今回は、
Rippleがなかなか値上がりしない理由について
妄想がてら書いてみようと思いました。
Rippleの独自性とは?
リップルがよく指摘される
他の通貨と変わった点に
- 中央機関が存在する
- 単価が安い
- 日本でとりわけ人気
といったものが挙げられます。
Ripple(XRP)は厳密には仮想通貨でなく、
リップル自社開発の金融システム上において
二国間通貨をスムーズに取引するための
ブリッジ通貨として開発されました。
Rippleユーザーの独自性とは?
GoogleやSBI、エンジェル投資家たちの莫大な投資によって
そこそこの短期間で100倍(0.5円→50円)近く価格を上昇させたため、
0.5円ホルダーから50円ホルダー(わたくしは40円😂)まで
Rippleには様々なユーザーが混在しております。
また、
GoogleやSBIが参入したことによる話題性そのものや
ビットコインに比べると単価が安いという理由で
気分的に買いやすいと参加したホビーユーザーから、
それらを見越した
なんという冷静で的確な判断力を持つ
本格的な投資家まで、
リップルのユーザー(通称:リップラー)は
とりわけ独特なオーラを放っているのが特徴的ですね!
こちらはみんな大好きコインチェックのチャットです。
平日の昼間でも無慈悲に開催される祭り(というか混沌)は
コインチェックに潜むリップラーの醍醐味のひとつですね!
もちろん他の通貨でもこのようなお祭りはたびたび起こるのですが、
リップルだけはなぜか盛り上がり方が跳び抜けています。
リップルを手にして
リップルならではの
なぞの一体感を味わってみるのも楽しいですよ!
なぜRipple(XRP)の価格が上がらないのでしょう?
Rippleはご存知のように、
中央発行体(リップル社)が存在しております。
Ripple(XRP)の目的は先の通り
ビットコインのようなFiat(現金)に置き換わることではなく、
リップル自社開発の国際金融システムに
ブリッジ通貨として組み込まれ機能することです。
価値が乱高下するような暗号通貨では
二国間通貨の橋渡しを行う際にいろいろと不便なようで、
このためRipple(XRP)はボラティリティ(価格変動)が発生しないように
リップル社によって調整・運用されることが前提となっており、
この点がRippleの価格が上がらないひとつの理由だとする声があります。
とはいえ、リップル社はひとまず
1XRP=1アメリカドル
をひとつの目標としており、
現段階で価格が調整されているとは考えにくいのですが、
天井があると無いの差が
もしかするとユーザーの心理的な買い控えや売り抜けの原因になっているのでは、とも考えられます。
また、
それに合わさり
単純に単価が安く
流通量が多いため、
GoogleやSBIのようなリップルを取り巻く好材料に期待して
ガッチリRipple(XRP)を握って冬眠したユーザーが多いのではないかと思われます。
まとめ
リップル社によってボラが抑えられる調整をされれば
投資目的における魅力が半減してしまうということで
いろいろと賛否両論飛び交うRipple(XRP)ですが、
現在(2017/08/23)のように
まだまだ高騰してくれる元気(お昼過ぎで32円)はあるようで安心しました。
少なくとも100円台に到達するまでは
価格の上下に一喜一憂しながら
ユーザーと盛り上がれそうですね!