OmiseGOの高騰が目覚しいですね。Bittrex上場当日に記事は書いたものの、そのとき買っておかなかったことを今後悔しています。直近ではタイでの動きがアツい、そんなOmiseGO高騰のいきさつについて調べてみました。
OmiseGO(オミセゴー/OMG)とは?
OmiseGO(通貨単位:OMG)は
手数料を安く、迅速に決済を行うための決済プラットフォームOmiseのトークンです。
OmiseGOは国内取引所では取り扱っておらず、
現時点(2017年8月31日)での入手方法は
国内取引所やウォレットからBittrex等の海外取引所へビットコイン送金を行い
Bittrexサイトで購入する方法が一般的です。
東南アジア向けに開発されたこのプラットフォームは
名前からも推測できるように日本人の企業家(長谷川潤さん)によって構想、開発され、
そのトークンは上場前のいわゆるICO(資金調達)段階で
(価格が55万円と高額ながらも)日本の仮想通貨ファンから注目されていた期待の新人ンだったのです。
この美しいチャート図、
往年のアルトコイン先輩を連想されますね!
(※本当は半年~1年スパンで見るべきですが・・・)
いわゆる草コインのような局所的、爆発的高騰→急落ではなく、
上場当時は50円ほどだった価格からぐんぐんと伸びつつ、ときにはちょっと沈みつつ
気がつくと2ヶ月ちょっとで1,200円まで価格が上昇したのです。
20倍もの価格上昇を遂げた理由には
やはりそれなりの理由があったはずです。
今回はその高騰原因になったと思われる
おもにタイでの動きを中心を調べてみました。
それにしても
やはり海外コインはすごいですね。
Omisegoの高騰の歴史と、要因考察
執筆現在(8/31)も価格を上げているOmiseGO。
実はというとこれだ!という決定的な情報があまり見当たらず、
Airdropの期待感や小さなニュースの積み重ねが
どんどん膨らんできたように盛り上がっている印象です。
- 2017年8月中旬~末にかけての高騰
- 2017年8月初頭の高騰
その中でもそれらしきものを見つけてきたので
今後の購入の参考になれば此れ幸いです。
2017年8月中旬~末にかけての高騰
本日、日本および東南アジアでオンライン決済サービスを展開するOmiseは、Paysbuyの決済サービスの事業取得に関して、dtac社との最終合意に達したことをお知らせします。これにより、Paysbuyの資産、サービスはOmiseに統合されることになります。
引用:Omise公式/タイdtac系列のPaysbuyから決済ゲートウェイ、およびEウォレットビジネス事業を取得 〜事業統合により東南アジアのECマーケットの成長を加速〜
↑のように、7月の頭の時点ではすでに
タイ大手のオンライン決済サービスPaysbuyとの事業統合が合意されていたOmiseですが、
それに次いで8月15日、
タイの中央銀行と対談を行ったことが話題となったようです。
Met the Central Bank of Thailand together with @VitalikButerin today; discussed the future of the Thai economy #Ethereum #OmiseGO #Plasma pic.twitter.com/c8IlmBzqnn
— OmiseGO (@omise_go) 2017年8月15日
(※訳:今日、@ VitalikButerinと共にタイの中央銀行と会った。タイ経済の将来について議論した)
日本でいうところの
リップルが三菱東京UFJ銀行と会談したようなニュースに近いものかもしれませんね(リップルはアメリカの企業ですが・・・)。
このPaysbuyは以前よりタイ中央銀行からお墨付きをもらっている決済サービスであり、
これを予定調和だと見る方もいらっしゃるようですね。
ハンバーガーも買える!
Today we formally confirmed our relationship. It was very good strategic conversation with CEO of McD Thai for more collabo. #Omise #OmiseGO pic.twitter.com/XwXSvsWg36
— JUNΞ (@JUN_Omise) 2017年8月30日
(※訳:今日我々は正式に関係を確認しました。より多くのコラボレーションのためのMcD ThaiのCEOとの非常に良い戦略的な会話でした)
タイのマクドナルドとOmiseGOのタイアップも決定されたようです。
タイだけでなく東南アジア全域に向けてサービスに取り組むようですね。
(さすがに高騰の原因になるとは思えませんが・・・)
身近なサービスと提携したということで、
今後わたしたちがタイへ旅行に行った時は
レンタルバイクやホテルがOmiseGOのスマートコントラクトで連動するようになる可能性もありうるかもしれませんね!
2017年8月初頭の高騰
この頃はどうも一定以上のイーサリアム保持者(0.1ETH)に
OmiseGOを配布するイベント(Airdrop)を発表したことで価格が高騰したようです。
しかしフタを開けてみると、
なんで最初から7月7日と言わないところがなんかね
当時から言われてたけど自分が知らないだけだったのかな https://t.co/e1tFeJCa1y— ラーフラ (@virual_curry) 2017年8月24日
ニュースを聞いてAirdropに駆け込むには一足遅く、
恩恵にさずかれなかったようですね。
しかしAirdropには参加できずとも
それに関連したOmiseGOやイーサリアム高騰の利食い狙いによって、
結果的に高騰の材料になったのではないかと勝手に予測しています。
Airdropの開催は2017年9月4日予定ですが、
OmiseGOに興味のある方にとっては
注目すべきポイントのひとつでしょう。
ですが、エアドロップ直後はおそらく暴落することになると予想しています。
今までStellar(STR)やByteBall(GBYTE)は何度か「ビットコイン保有者に無料配布」ということをやっているのですが、配布直後は例外なく暴落しています。引用:貯金1000万を仮想通貨に換えた男のブログ/【追記有】OmiseGo(OMG)がイーサリアム保持者にエアドロップでトークンを無料配布予定
Poloniexで大盤振る舞いを行ったステラの価格が落ちたのは記憶に新しいですね。
多くの方は価格が下がるのではないか、と予測されていますが
果たしてどうなるのでしょうか。
まとめ
生まれてこの方大きな値下げも無く、
順風満帆なエリートアルトコインロード(対義語:草コイン地獄)を歩んできたOmiseGO。
東南アジアに特化した決済プラットフォームということで、
マーケットの独壇場となる可能性も十分に秘められていますね。
実際に稼動しているPeysbuyと提携を結んだり
夢物語だけでなく現実的実感を感じさせてくれる点もグッドです。
日本での認知も急速に広まりつつあり、
OmiseGOに興味を持つ方が日に日に増える(ウチもアクセスがすごい)その一方で、
Airdropが吉と出るのか凶と出るのか、
新鋭アルトコインの優等生として
その真価が問われようとしています。
[…] 2017年、OmiseGO(オミセゴー/OMG)高騰の理由まとめ […]