ライブ配信サービスでおなじみのツイキャスでモナコインによるユーザー間の送金、いわゆる投げ銭機能が実装されたとのことで少し驚いていたりします。今回はモナコインをおさらいしつつ、ツイキャスや他の配信サービスについても見ていきましょう。
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モナコインについてざっくりとおさらい
モナコイン(MONACOIN/通貨単位:MONA)はスレッド型匿名掲示板のひとつである2ちゃんねる(※現:5ちゃんねる)住民によって、
サブカル圏における投げ銭目的、広くは送金や決済用途に開発されたコインです。
アルトコインの代表格でもあるライトコインをベースとして開発されており
送金スピードも上々(現状で約1時間ほど)、
手数料もわずか0.01MONA(1MONA600円で約6円)と非常に扱いやすい通貨のひとつで
パソコンショップのアークをはじめ、ショップでの決済手段としても少しずつ広まってきている状況です。
国内の取引所ではZaifやBitbank.cc、bitFlyerでMONAの購入が可能であり、
ユーザーの多くは取引量が多く価格の安いZaif取引所やbitbank.ccを利用して
MONAを購入しているようですね。
そんなMONAが、ライブ配信サービスのひとつであるツイキャス上で利用可能となったことで話題になっております。
ここ最近は静かだったモナコインですが、
巨大配信サイトの決済に採用されたことでズドンと価格が盛り上がりましたね!
今後の展開によっては他サービスでの実需も狙える、
MONAファンにとってかなり大きなニュースだったのではないでしょうか。
ツイキャスとは?
概要
ツイキャス(ツゥィットキャスト/Twitcast)はモイ株式会社によって運営される
インターネットライブ配信サービスです。
マイクロブログサービスでおなじみのTwitterとなにやら関連ありそうな名前ですが、
Twitcastや後に出てくるTwitchとは関連の無い、別会社のサービスです。
パソコンやスマートフォンから気軽に、無料でライブ配信を行うことが可能であり、
ただ配信映像を流すだけでなくリスナー(視聴者)がその放送を視聴しながらリアルタイムにコメントを打ち込んだり、
視聴者の増加に大きく影響を及ぼすトップ画面広告に必要な『アイテム』と呼ばれるポイントや、
ライブ配信の延長継続を可能にする『コイン』を配信者へ投げて放送を盛り上げたり応援することができます。
ツイキャスのほかにも
- ニコニコ生放送(ニコ生)
- Twitch(ツゥィッチ)
- ふわっち
- YoutubeLive
- FC2Live
- Ustream
といった多くのライブ配信サービスが存在しており、
配信の画質や、遅延速度(配信者行動と配信映像のラグ)、放送時間やアイテム機能、投げ銭の有無といったサービスの特徴や、
ニコニコ生放送ではコメント読み上げ機能が主流+画面上を流れるコメントが特徴的であったり、
TwitchではメッセンジャーDiscordと組み合わせてはわりとガチめなT/FPS(いわゆる3Dシューテイング)ユーザーに支持されていたり、
アダルトも可能なFC2だったり、ユーザーの性質も合わさってそれぞれ一長一短の雰囲気があります。
ツイキャスで投げ銭が実装されました!
ライブ配信の世界で投げ銭は別段珍しいことではなく、
Twitchの『Bits』であったり、ふわっちの『花火』であったり、FC2Liveの『チップ』であったり、
運営が0~50%程度の中抜きを行ってリスナーの投げ銭を配信者に届けるサービスが存在しており、
有名配信者ともなると、一度の放送で数十万円相当ものチップが投げ込まれることも!
チップで破壊された配信者をこの目で見てきたので賛否はなんとも言いがたいところですが、
うまく活用すればひとつのモチベーション維持にも役立つのかな、と思ったりしています。
もともとツイキャスではサイトトップ画面で広告を行うために必要なアイテムや
放送の延長を可能にするコインのプレゼントを行うことが可能でしたが、
金銭に相当する物品のプレゼントは存在していませんでした。
今回MONAでの入金受け付け、ツイキャスポイント購入が可能になったことで
- ツイキャスポイントを『アイテム』や『コイン』に変える
- MONAをひとつのアイテムとして配信者に投げる
- 受け取ったMONAをMONAウォレットで出金→Zaifなどで日本円と取引
実質的に投げ銭が実装された、ということですね!
ウォレットのアドレスを利用するので、
リスナー→配信者だけでなく、リスナー同士の投げ銭も実質的には可能なはずです。
ツイキャスでは中抜きが存在せず、100%配信者に送金ができる?
投げ銭が実装されているライブ配信サイトのいくつかでは、
チップ(投げ銭)のうちのいくらかを運営の取り分として抜いた後に配信者へ送金を行っています。
その取り分は配信サービスによってまちまちであり、
多いところだとふわっちの50%やFC2Liveの30%など結構持っていかれたりします。
「配信者の口座に直接入金したほうが最も配信者が喜ぶのでは?」というのは私も常々思っていたところですが、
中には『○○さんが投げ銭しました』というアナウンスを他のリスナーに見てもらいたい、あるいは売名のためにあえて中抜きの存在するシステムで投げ銭を行う人もいるようです。奥が深いですねぇ・・・
話が逸れましたがツイキャスにおけるMONA投げ銭の中抜き仕様はどうでしょうか?
仮に中抜きが存在するのであれば配信者が直接Zaifやbitbank.ccのMONAアドレスを放送画面や説明欄に記入すればよいだけなので、
あくまでアイテムやコインの購入促進のために実装されたようにも思えます。
MONAウォレットのアクセス方法
MONAウォレットへのアクセス方法は
上部アカウントプルダウンから『アカウントメニュー』を押し、
ウォレットメニューの『仮想通貨とウォレット』リンクを押します。
上段では投げモナ(投げ銭)の単価設定、
下段では広告アイテムや延長コインを購入するためのツイキャスポイントをMONAで購入することができます。
ウォレットの入出金については『管理』ボタンを押しましょう。
ウォレット管理画面ではMONAの入金や出金が行えるほか、
MONA単価や総資産も確認できるのがニクいところです。
こちらに表示されたアドレスへ取引所やパーソナルウォレットからMONAの送金を行い、
ツイキャスのアカウントで利用できるようになる仕組みです。
まんま取引所のウォレットですね。
ちなみに最低取扱い単位は0.01MONAです。
まとめ
もともとMONA自体のブロックチェーン手数料がビットコインに比べて格安であり、
ツイキャス上での投げ銭単位も0.01MONA(約6円)から行えるので、
普段ツイキャスで配信や視聴を楽しんでいる方は、MONAによる投げ銭機能を試してみるのも一興かと思います。
配信者がMONAの投げ銭を機に面白い企画を生み出したり、
放送が盛り上がるような流れになると応援のしがいもありますね!
(※落語家が喋っているときにおひねりをぶつける行為はやめておきましょう)
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