2018年4月28日追記:フェチコイン(FET)を追加しました!
なんJコインの功績によって国内でも認知されつつある仮想通貨のエアドロップ(無償配布)。ユーザーの新たなプロジェクト参加方法として、またICOに変わる新たな開発運営の資金調達方法として、国内でも次第にその数を多く見かけるようになりました。今回は2018年4月時点で確認できた、国産プロジェクトが開催予定のエアドロップをご紹介してみようと思います。海外に比べてはるかに参加しやすい案件ばかりなので、どしどし参加してみましょう!
Contents
国産プラットフォームの2018年4月エアドロップ一覧
KanadeCoin(奏コイン/KNDC)
KanadeCoin(奏コイン/KNDC)は
アプリケーション開発やWeb開発者、それに伴うコンテンツクリエイターのための
モノづくりのためのプラットフォームです。
早い話がデジタルクリエイターの世界における、
開発者同士のファイルや報酬のやり取り、投げ銭といったコミュニケーションを
奏コインのプラットフォーム上で一括で行ってしまおうというトークンエコノミー(仮想通貨経済)を目指したものですね。
また、KanadeCoinは運営の持ち分がわずか10%(うち9割はスマートコントラクトによるロックアップ設定=操作不可)しかなく、
発行量の半数以上(55%)をエアドロップとして無償配布される
広報に特化したエアドロップトークンとしても知られています。
バウンティ(報奨)と合わせると
全体の80%もの数量を配布しています。
なかなか珍しい形態をとっていますね・・・
KNDCのエアドロップは公式サイトにて2回に分けて行われ、
なんJコインの熱気さめやらぬ2018年の4月8日に開催された第一回エアドロップではわずか1日で35000人の定員に達してしまいましたが、
報酬が減額された第二回エアドロップが5月13日より開催予定となっています。
VIPSTAR(VIPS)
概要
VIPSTAR(VIPS)は5ちゃんねるの『ニュー速VIP』、
通称VIP板の住人によって発祥されたプロジェクトです。
名前の由来はもちろんPOP STARならぬ往年の名曲VIP STAR。
もともとはイーサリアムベースのプラットフォームでしたが
すでに独自のブロックチェーンを実装、移行を進めており、
現在は通貨のスワップ(※discordにて2018/4/15 23:59まで)を受け付けている状態です。
画像引用:VIPSTAR公式Wiki
そもそものなんJ板とニュー速VIPの関係から
なんJコイン(NANJ)のライバル的存在とも評されている(なんJ民とVIPPERは仲が悪い)コインですが、
イーサリアムベースのなんJと、オリジナルのブロックチェーンを持つVIPSTARでは仕様や目的、用途が大きく異なります。
主な目的は決済利用での普及にあり、
その他に寄付での用途にも言及されていますが、
VIPSTARブロックチェーン上で新たにトークンを発行できる機能を持つため
使い方によっては往年のVIPらしい遊び方も生まれてくるんじゃないかとひそかに期待しています。
エアドロップに関する明確な期間や数量は指定されておりませんが、
ニュー速VIP板や仮想通貨板のVIPSTARスレにて
ゲリラ的にエアドロップ告知が行われているようなのでチェックしてみると良いかもしれません。
現在エアドロップの受け渡しは『V~』で始まるVIPS専用アドレスで行われるため
参加の際はVIPSTARウォレット(VIPSTARCOIN公式より入手できます)を準備しておきましょう。
4月16日追記:取引所ならびに公開日時が決定?
VIPSの上場取引所がCoinExchange.ioに決定するとともに、
日本時間の4月23日16:00~4月25日07:59あたりが取引所での公開日時かとひそかにウワサされています(※日本時間と英国時間で差異があるため)。
通貨ペアは現段階では不明ですが、
おそらくVIPS/BTCではないかと思われます。
マンガコイン(MANGA)
4月16日追記:エアドロップ第二弾が発表されました!
4月28日追記:4月21日に先着1000名のエアドロップ第三弾が開催されていたようです!気付くのが遅くて参加できず・・・
概要
マンガコイン(MANGA)は
5ちゃんねるの住人(トリップ:◆kTa8zmyvyU)氏がNANJCOIN(なんJコイン/NANJ)に触発されて発足した、
イーサリアムベースのマンガ関連コミュニケーションプラットフォームです。
近年の出版売り上げ低下や違法(脱法)サイトに苦しめられる、
プロやアマチュア漫画家さんへの支援を目的としたプロジェクトのようですね。
マンガコインはブロックチェーンで寄付金の管理・運用を行うクラウド・マンギングという構想を持っており、上記の画像はその基本構想だそうです。
個人や小規模なスタジオ、とくに地方のクリエイターにとっては、
イラスト、マンガ世界におけるトークンエコノミーの選択肢になる未来も秘められているかもしれません。
気軽な挨拶や個人的なお仕事の依頼など、
私のようにプロダクションをはさんだビジネスライクな依頼が苦手だという消費者にとっても、
コミュニケーションが取りやすそうな形態になりそうですね!
将来的にはイラストや3DCGなんかもカバーするのでしょうか?気になるところです。
第一回のエアドロップは2018年の4月12日まで開催され、
仮想通貨板のマンガコイン専用スレッドへイーサリアムアドレスを書き込むと
開発者(◆kTa8zmyvyU 氏)によってトークンが配布される手続きとなっていました。
イーサリアムアドレスをレスする際には、書き込みを二段に改行しないと書き込みエラーを吐いてしまうため
スレッド内のレスに倣ってアドレス(とひとことの応援)をレスしましょう!
なお4月12日までのエアードロップは『第一弾』と発言されているので、
第一弾エアドロップに間に合わなかった方に関しても、
開発の進捗によって第二弾、第三弾のエアドロップが開催される可能性も大いにありそうです。
追記:エアドロップ第二弾!期間1週間or先着500名まで!
4月16日の22時よりエアドロップ第二弾の開催が発表されました。
思ったより早かったですね!
ツイッターやDiscordのほかに
Googleクラウドツールのひとつである、
Googleフォームを利用することで、最大20万MANGAがもらえるそうです。
初めてスレが立ったころはまだまだ1さんも手探りな感じでしたが
2スレ目に入った頃には第一回エアドロップでの700人オーバーの参加者へ手打ちで配布を行ったり、
ロゴ&キャラクターコンペやクラウド・マンギング構想も序々に固まりつつあり、
プロジェクトが着々と進む様子をうかがうことができます。
上場はまだまだ先かと思われますが
これからじっくりと応援していきたいプロジェクトですね。
4月18日追記:やはり先着500名は若干少なかったようで、エアドロップ第二弾はわずか半日で定員に達成されました。第三弾エアドロップも期待されており、どんどん注目度が高くなってきますね!
第三弾のエアドロップが4月21日に開催され、即座に定員の1000名に到達!
10万MANGAを先着1000名に配布する
MANGAコインのエアドロップ第三弾が開催されました。
Discordの参加者は現在も日に日に増え続けており、
このときもわずか数時間で終了することに!
これからもゲリラ的に開催されそうな雰囲気なので
Discordなどをチェックしてみるのも良さそうですね。
CLIP TOKEN(ティッカー記号不明)
CLIP TOKENは固定ハンドルMegaloMan (トリップ:◆KpNvvLoTFs) 氏らによって発足された
仮想通貨系SNSのためのブロックチェーンプラットフォームです。
現在はイーサリアムベースで開発されていますが、
VIPSTARと同じように、いずれは独自のブロックチェーンへ移行されるとのこと。
エアドロップは2018年4月10日現在では未開催ですが
近いうちに開発の進捗に合わせて
ERC20トークンにて配布されるものかと思われます。
4月28日追記:ロゴコンペも終了が迫り、本格的にエアドロップが始まりそうですね!
情報は逐一チェックしておくよう心がけましょう!
fetish coin(フェチコイン/FET)
フェチによるコンテンツの開発や共有、フェチコミュニティの醸成、
加えてフェチに対する世の中の偏見を取り除くための
フェチによるトークンエコノミーを目指すプロジェクトがフェチコイン・プロジェクトです。
通貨はERC20規格のイーサリアムプラットフォームで発行されており、
MyEtherWalletやMetamaskといったイーサリアムウォレットのアドレスで
エアドロップトークンのFETを受け取ることが可能です。
プロジェクトではフェチの観点として男女の何気ないしぐさであったり衣装やシチュエーション、においや身体的、精神的美点や欠点など、
あくまでアーティスティックな点を重視しており
フェチ=エロではない点がこのプロジェクトの面白いところです。
ブロックチェーンを用いたアダルトコンテンツのプロジェクトは世界的に目にすることができますが、
フェチに焦点を当てたプロジェクトはありそうで無かったポイントです。
4月30日までエアドロップが開催されており、
フェチアンケートの回答やツイッターフォローやディスコードの参加&役職申請&チャンネル発言によって、
アンケートでの75,000に加え、Discordでの発言数ぶん(最大100,000)のFETが5月1日より順次配布される手順になっております。
Discordではまず左側の#entrance(エントランス)でbotから送信されてきたメッセージを確認していただき、
#案内板や#airdrop-ruleなどで概要をざっくりとご確認ください。
その後に#フェチ役職申請-fetish-role-applyingにて役職の申請を行います(※エアドロップの条件です、無しという役職も選択できます)。
運営より役職が付与されたら『ふともも』や『うなじ』といったチャンネル(カテゴリ)で思う存分フェチトークを楽しみましょう!
(※数量は目視できませんが、発言を行うごとにエアドロップで配布される数量が増加するような仕組みとなっております)
もちろん、プロジェクトやトークンに関する議論なども
それぞれの専用チャンネルであればOK!
私は親の前では発言できないような役職を付与してもらいましたが、
恥ずかしかったり、ぼんやりとして思い浮かばないフェチをお持ちの方に関しても
『なし』という役職が存在するので、そちらの役職でご申請いただければOKです。
イーサ系エアドロップは厳密にはタダではない!
上でご紹介したエアドロップ・トークンは、すべて無料で受け取れるものですが
その多くが指定したERC20対応のイーサリアムアドレス、つまりウォレットへ振り込まれる方式であるため、
将来、取引所でトークンが公開された際にそれらの売却を行う場合は、
イーサリアムウォレットから取引所ウォレットへトークンを送るための
Gas(イーサリアム手数料)を準備しておく必要がある点にご注意ください。
例えばETHがカラのエアドロップトークンを持つウォレットだと
- 国内取引所からGas代となるETHをウォレットへ送金するために0.01ETH(約400~500円ほど)
- ウォレットから取引所へトークンを送出するためのGas料金が、トークンにもよりますが数円~200円ぶん程度
- トークンを売却して得たBTCやETHを国内取引所やウォレットへ送金するために400~500円程度
- さらに日本円で出金するのであれば300~500円程度の日本円出金手数料
といった各種ブロックチェーンや取引所の利用手数料が
通貨の送金や出金ごとに発生してしまいます。
エアドロップのトークンを売却する場合には
これら外部で必要な手数料も考慮するようにしてくださいね!
エアドロップ上場の度にGas代を工面すると取引所からの送金料がもったいないので、
上場とセットになりつつある国産エアドロップがこれから増えることを期待するのであれば、
エアドロップ専用のERC20ウォレットにいくらかETHを入れておくのも良いかもしれません。
↑は600円ほどしか入っていませんが・・・
取引所のアドレスを入力しないようにしましょう!
イーサ系エアドロップでよく見かける質問に
「受け取りアドレスはイーサリアムを取り扱っている取引所のアドレスでもいいの?」
というものをよく見かけますが、答えはNO!です。
これはICO全盛期からよく見かけた質問なのですが
たとえイーサリアムベースのトークンであろうと、
- 未上場の取引所ウォレットではその存在が判別できない
- あるいはERC20に対応していない
という点から、奇跡的にその取引所でトークンが公開されない限りは、
トークンが取引所に存在はするけど認識&操作不能、
あるいは電子の海へ消える可能性が非常に高くなります。
イーサリアム系のエアドロップ参加の際は
必ずMyEtherWalletやMetamaskといった
ERC20対応ウォレットのアドレスを提示するようにしましょう!
MetamaskはChromeブラウザのプラグインウォレット。
MyEtherWalletはWebタイプのウォレットです。
ウォレット自体は無料&3分ほどで準備できますので、
エアドロップ専用のものをひとつ用意しておくと捗りますよ~!
まとめ
Odyssey (オデッセイ/OCN)やOmiseGO(オミセゴー/OMG)といった一部の銘柄を除き、
エアドロップを行うプロジェクトはいずれも発足したばかりのものが大半です。
きちんと成功するのか、そもそも将来、取引所で公開されるのかも分からないようなトークンが多く並ぶので
『失敗しても仕方ないね』くらいの寛容な精神で、
配布トークンを握っておくのが、エアドロップの極意だったりしますよ!(無料ですし!)
エアドロップトークンを片手に、
いろいろなプロジェクトを応援してみましょう!
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