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GMOが公開した『Pay@Table』で仮想通貨はどう変わる?

ビットコインを中心に仮想通貨は元々、経済をより円滑に回すための新しい通貨として開発されました。なので、その存在意義は私たちは現実のお金のように、仮想通貨でものの売買をおこなうことで発揮されます。

ですが、仮想通貨の誕生から10年も経っておらず、一般的に使われているとはいい難いです。特にこの日本ではものの売買のために仮想通貨を所持するのではなく、投資目的の方が多いのが現状。

 

そんな中でも、仮想通貨に可能性を見出している企業は、積極的にビットコインなどでのものの売買を効率的におこなう技術を開発しています。

 

GMOが公開した『Pay@Table』とは?

 

2017年10月30日にGMOインターネット株式会社が、ブロックチェーンを利用した「ブロックチェーンオープンソース提供プロジェクト」の第6弾として『Pay@Table』を公開しました。

 

Pay@Tableというのは以下のようなことを可能にするプログラムです。

 

利用者(飲食店などのお客様)は、伝票に印字されたQRコードをスマートフォンなどで読み取り、表示された金額(トークン数量)の支払いを許可するだけで会計を済ます

引用:『「GMOブロックチェーン オープンソース提供プロジェクト」第6弾・店員を呼ばずにテーブル会計ができる「Pay@Table」を公開』

 

これによって、わざわざ店員を呼んで支払いをおこなう必要がなくなるため、オペレーションコストを軽減させることができます。

 

Pay@Tableの仕組みは、まず店舗がPay@Tableに登録していることが前提となります。利用者側は伝票に印字されているQRコードを読み込み、仮想通貨で決済をおこないます。決済した仮想通貨はPay@Tableのブロックチェーンに入金。さらに、飲食店はいつでも支払い確認をおこなうことができるようになっています。

 

Pay@Tableでは追加支払いや返金などにも対応しているので、支払額に対するトークンの数量が間違っていたとしても、スムーズに処理が可能です。

 

加えて、支払いはブロックチェーンを経由するため、支払金額など全て記録されているので、金額の確認も非常に簡単。再計算などのオペレーションコストを軽減し、効率的な処理を可能してくれるとのことです。

 

このニュースを読み解くポイントとは?

 

このニュースを読み解くポイントは2つ。

 

・ブロックチェーンの信頼の高さ

・支払いの形が大きく変わる可能性

 

ブロックチェーンの信頼の高さ

 

今回、GMOが公開したPay@Tableといシステム。このシステムの核になるのが、ブロックチェーンの信頼の高さです。

 

これまで、飲食代を店員を呼ばずにテーブルにお金を置いて決済することはありました。しかし、それは個人店であったり、そのお店の常連だとかお店とお客様の関係性が出来あがっている場合だけ。というのも仮に支払ったお金が多かったり少なかったりしても、『次もまた来る』という前提が必要だからです。

 

しかし、この前提がない一見さんであったり、頻繁に足を運ばないお客さんではテーブルでの決済はできません。

 

ブロックチェーンという仕組みは、複数のデータを分散して記録・保持しデータの改ざんや消失などを防いでくれます。Pay@Tableは会計時にブロックチェーンを仲介させることで、レジでの会計と変わらない信頼度での決済を実現。

 

さらに、不足分などがあった場合はブロックチェーンを介して請求することができるのでお店とお客さまの関係が出来あがっていない、一見さんなどでもテーブルでの会計をおこなうことができるのです。

 

Pay@Tableはブロックチェーンの信頼の高さがあるからこそ成り立つシステムなのです。

 

支払いの形が大きく変わる可能性

 

Pay@Tableはブロックチェーンの信頼の高さがあるからこそ、可能なシステムです。これまで店員を呼ばなければできなかった会計をテーブルにわざわざ店員を呼ばずおこなうことができます。

 

まだ飲食店での利用を前提としたシステムですが、もしPay@Tableが上手くいけば、公共料金の支払いや飲食以外の店舗などにも応用される可能性があります。そうなれば、これまで店員さんを介して行われていた支払いを、全て店員さんなしで、効率的にできるようになるかもしれません。現にGMOもプレスリリースで、

 

飲食店との親和性が高いプログラムですが、その他の店舗やWebサービスなどの料金支払いにも利用できます。

引用:GMOブロックチェーン オープンソース提供プロジェクト」第6弾・店員を呼ばずにテーブル会計ができる「Pay@Table」を公開

と明言しています。

まだ、仮想通貨の普及率なども低く広がるのには時間がかかりますが、Pay@Tableはこれまでの支払いの形が大きく変える可能性のあるシステムといえるでしょう。

 

みんなの反応

 

イーサリアムベースであることが、古参トレーダーにとって明るいニュースと捉えられている印象。

ブロックチェーンという技術に注目が集まっていますが、
実際に使いやすいかどうかが最大のポイント。

現場でつかう人にとっては、技術がどうだとか関係ないですからね。

まとめ

 

GMOが公開したPay@Tableというシステムは、会計の形を大きく変える可能性を秘めた仕組みです。そして、Pay@Tableの仕組みを実現しているのはブロックチェーンの存在があるからこそ。今後、Pay@Tableがどのように普及していくのか注目しておきましょう!

 

また、
GMOグループでは仮想通貨取引所も運営しており、
仮想通貨FX勢を中心に、日に日にその人気は高まっています。

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