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ビットバンク(bitbank.cc)が仮想通貨のレンディングサービスを始めるようです

お手持ちのコインを貸し付けるだけでコインが増える、中長期のホルダーにはうれしい貸仮想通貨サービス=仮想通貨のレンディングサービス。サービス自体はPoloniexやコインチェックでも有名ですが、今度はビットバンクが新たにサービスを始めるとのことなので、今回はその内容を比較&概要を調べてみました。

※コインチェックの貸仮想通貨サービスはコインの貸し出しは行えても、おそらく出金ができない状況です。正常なサービスが開始されるまではご利用されないことをオススメします。

仮想通貨のレンディングサービスとは?

仮想通貨のレンディングサービスとは
ユーザーが所持するコインを一定期間、運営や第三者に貸し付けることで
そのコインの利用料を受け取ることができるサービスです。

メリットとしては取引を行わなくても、一定期間動かさないだけでコインが増える点、
デメリットとしては通貨価格が暴落したり、入り用の際でも満了日までコインが引き出せない(※bitbankは中途解約だと5%のペナルティ手数料を払って引き出せる)、という制約が付きます。

 

国内取引所のコインチェックでは『貸仮想通貨サービス』がサービス中(新規会員による利用は一時停止中)で、

 

海外取引所のPoloniexでは『LENDING』という項目から
サービスへアクセスできます。

 

2018年1月にコインチェックで起きたXEMの不正送金、
いわゆるコインチェック事件の影響に伴い、

国内で唯一レンディングサービスを展開していたコインチェックの貸仮想通貨サービスが新規を対象に一時停止されているため
新規ユーザーにとっては国内での仮想通貨レンディングサービスが存在しない状況が続いていたのですが、

2018年の4月より新たに
国内取引所のbitbank.ccでレンディングサービスの開始予定が発表されました。

 

ビットバンクのレンディングサービス

サービス名は『仮想通貨を貸して増やす』サービスだそうです。

そのまんまですが分かりやすいですね。

 

上記でご説明したように
仮想通貨界隈ではすでに存在するレンディングサービスですが、

ビットバンクがサービスを開始するにあたり気になるのが
やはり満了期間や対応通貨、利率といった内容でしょう。

 

現在のところ、貸し出し対象となる通貨はビットコインのみ

コインチェックでは2018年3月の時点で
XEMを除く12種類が貸し出し通貨の対象となっていますが
bitbank.ccでは今のところビットコインのみ貸し出しに対応予定とのことです。

bitbank.ccということでモナコイン(MONA)やリップル(XPR)、
ライトコイン(LTC)などのレンディングも期待していましたが
サービスがうまくいくと上記のコインも追加されるかもしれませんね!

 

期間は1年固定、利率は貸し出し数量で変化

画像引用:ビットバンク

ビットバンクの『仮想通貨を貸して増やすサービス』はコインチェックと異なり
貸し出し期間は1年で固定されています。

モノにもよりますが、
ソーシャルレンディングと同じくらいの期間ですね。

ちなみにコインチェックは
14日、30日、90日、365日から選べ、
利率は1~5%と貸し出し期間に長さに比例します。

 

画像引用:ビットバンク

気になる利率です。

貸し出し期間に比例して利率が大きくなるコインチェックと異なり
ビットバンクでは貸し出した数量に利率が比例します。

最大利率の5%を受け取るためには少なくとも10BTC、
約900万円ほど貸し出す必要があります。

 

上の数値を見てもらっても分かるかとは思いますが・・・

 

最低貸付金額は1BTCから

レンディングの参加に必要なBTCは最低1BTCです。

コインチェックが20万円相当の通貨数量で始めれることを考えると
この数値(90万円)はかなりハードルが高いですね・・・

 

リスクもある

一件タダでコインが増えるようなサービスにも思えるレンディングですが

  • ビットバンクの倒産、いわゆる貸し倒れのリスク
  • ビットコイン価格が高騰・急落した際に、通貨を動かせない

といったリスクもあります。

コインチェックでは事件以降、新規のサービス受付を一時停止しつつも
既存のユーザーの利用はなんとか可能(期間満了でちゃんと返してもらえる?)になりましたが、
ビットバンクが同じような事件に巻き込まれてもそうなるとは限りません。

逆に、期間は1年固定なのですが
貸し出し数量5%の違約金さえ払えば通貨を引き出すことが可能なので
コインチェックと比べても双方の良し悪しがあるかと思います(今のコインチェックを利用するのは非常に怖いですが)。

 

まとめ

コインを預けておくだけでコインが増える仮想通貨のレンディングサービス。

コインチェックは状況が状況ですし、
海外取引所のPoloniexを利用するには
パスポートや英語書類によるKYC(本人確認書類の提出)が必要になったため、

これから仮想通貨の運用を始める人にはややハードルの高いレンディングサービスだったのですが、
国内の取引所であるビットバンクが新たにサービスを発表してくれたおかげで
仮想通貨のレンディングがぐっと身近なものになった印象ですね。

しかし、最低貸し出し金額の1BTCだけが唯一引っかかるところ。

 

また、ビットバンクは金融庁の営業許可を受けているとはいえ
取引所へコインを預け入れるというレンディングの特性上、
コインチェックのようなハッキング被害によって取引所に置いたコインが盗まれてしまったり

直接的に盗まれなかったにしても、貸し付けた通貨が一時的に封印されたり、
最悪の場合は貸し付けたコインが接収されるという
いわゆる第三者リスクをどうしても拭うことはできません。

 

 

満了期間もコインチェックと比べて1年と長く、
「大金をウォレットに入れておくくらいならレンディングに・・・」
という考えは少しばかり危ういので、

コインチェックの一件も思い出して、
万一のことも考えた金額で運用を行いたいところですね!

 

 

仮想通貨のレンディングサービスは2018年の4月より開始予定です。
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