- 仮想通貨を触っていてETFという言葉を聞いたことがあると思います。
最近ではビットコインETFがかなり話題になっていますね。
以前はイーサリアムのETFも少し話題になりましたが、今はビットコインの方が熱いです。
ではこのビットコインETFのETFとは一体何のことなのでしょうか?
今回はこのETFについて解説していけたらと思います。
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ETFとは?
ETFは日本語に直すと上場投資信託です。イメージしにくいですが、ETFはビットコインやイーサリアムのように銘柄の一つです。ETF銘柄を持つことでたくさんの種類の銘柄を買うことができるようになっていることが大きな特徴でしょう。
例えば日経平均のETFだと、日経平均を構成している225銘柄を一気に買うことができ、日経平均そのものに投資することができるようになっています。
まだ正確には決まっていませんが、ビットコインETFが承認されるとすると、何かしらの仮想通貨をひとまとめにして購入することができるようになるかもしれません。
ETFの市場規模は約4兆ドル
全世界のETF市場規模は約4兆ドルと言われていて、これは日本の国家予算の4年分に相当する額と言われています。
国家予算世界一位のアメリカでも約3兆ドルと言われているので、理論上はETF市場の資金でどの国でも動かすことができるというわけです。
そう考えるとなんかすごいですね。
6000以上ものETFが既に上場している
ETF、ETFと言われてはいますが実はETF市場には6000以上の銘柄が上昇しています。
その中に日経平均のETFや東証一部のTOPIX(トピックス)も含まれていて世界中の投資家がこの市場に投資しています。
海外で有名なものですとNYダウ(ニューヨーク・ダウ)でしょう。
普段テレビでニュースを見ている人ならば聞いたことはあると思います。
テレビでETFという言葉はあまり使いませんが、NYダウもETF銘柄のひとつです。
国内ETFがはまだまだ200銘柄程度
国内ETFに限定すると上場している銘柄は200銘柄ちょっとであり、世界全体で考えると10%もありません。
これらのように市場規模のことを考えると世界中で最も注目されている金融商品であります。
そして実はETFはまだ20年程度の歴史しかなかったりもします。
それに比べて投資信託は今から60年以上前から、先物取引に至っては江戸時代の頃から行われている投資商品であり、
まだまだ歴史の浅いETFのことを考えると今後の成長にも期待できるでしょう。
ビットコインETFが注目される理由
やはりETF市場は世界中で最も注目されている金融商品市場であることもあり、ETFの話題になるとすぐにトレンドが変化します。
ETF市場の資金が流れてくる可能性が高い
先ほどETF市場の規模は約4兆ドルと言われていますが、それに対して仮想通貨市場の時価総額はわずか2000億ドルです。
しかもこれはビットコインの時価総額ではなく仮想通貨市場全体の時価総額であり、
ビットコインの時価総額だと1200億ドルしかありません。
ここにETF市場の資金がわずか1%でも流れてくるとなるど、時価総額は一気に30%も高騰することになります。
仮想通貨市場は今は冷え切っていますが、ただ冷え切っているだけであり、投資先をしっかり選定する投資家はしっかり目を光らせているため、一時的には1%とは言わずに2~3%は入ってくる可能性も考えられます。
ETF市場の資金だけではなく、ETF市場の外から資金が流入してくる可能性もあるのでそのことも考えるとさらに高騰するかもしれません。
ビットコインと似たような動きをする金はETFで大きく高騰
よくビットコインのチャートと金のチャートを見比べられることがあります。
金もビットコインと同じように驚くほど行動した後に驚くほど暴落し、その後ETFの認可を受けています。
その後、金はどうなったかというと、ETF発表後徐々に価格が高騰していき、ATH(史上最高値)を大きく更新する結果となっています。
ビットコインで例えると2017年12月につけた240万円を大きく超えて500万円を超えるということです。
そのような金の実績もあり、ビットコインETFはかなり注目されているのです。
なんとなく買っている層もいることに注意
最近の仮想通貨市場はは株取引や為替FX経験者など、投資経験者が非常に多くなっていますが、それでもまだまだ初心者が多いのが仮想通貨市場です。
つまり「ETFすごいんだ!じゃあ買おう!」としか考えていない人も多いということであり、いい意味でも悪い意味でも値動きしやすい状態ということです。
現にまだビットコインETFが決まったわけでもないのに、ビットコインETF再審査が発表されただけで大きく高騰しています。
このことを考慮するとやはりETFに期待だけをして購入することはギャンブルに近いでしょう。
テクニカル分析等をした上であればギャンブルではありませんが。
ただし当たればでかいです。外れれば当然暴落し大きな損失になりますが、投棄としては全然ありな市場なので、
しっかりリスクリターンを考えて投資するといいでしょう。