COMSAの盛り上がりによって久々に急騰をみせてくれたNEMさん。できればCOMSAのICO開催までは握っておきたいところですが、やむを得ず売却する状況に出くわすかもしれません。今回はコインチェックにおける、NEMの売り方について解説します。
売るか、ホールドか・・・
8/1のビットコイン分裂もひとまず穏便に終わり、
その影響か、ビットコイン価格は40万円まで急騰しました。
全体的に価格を盛り返してくれたのですが、
その中でも5月並みの水準に価格を戻してくれたひとつの通貨に
NEMがあります。
急騰の原因に
国内で初めて開催されるICO、COMSAの影響があると言われ
COMSAの盛り上がりによっては
まだまだNEMの価格が上がりそうな気配ですね。
とはいえ、
気になるコインがあったり
やむを得ない事情であったり、
NEMを手放さなければならない状況に出くわすこともあるかもしれません。
とくに価格を大きく上げたコインであれば、
NEMそのものに限らず、ビットコインに巻き込まれるカタチで
予期せず暴落する危険性もはらんでいます。
そんなとき
よくホールドが大正義だとよく言われますが、
さらなる急落が訪れるやもしれないし
一旦価格が落ちてしまえば、
回復までコインを握り続けるのは結構ツラかったりするものです。
時にはコインを売却して
円に逃げる対策も必要かな、と思ったりします。
そうでなくとも、
仮想通貨を墓場まで持っていくわけにはいきません。
最終的には日本円に換えなければならないのです。
今回は
そんな手仕舞い(撤退)したくなったときに、
coincheckでビットコインを売る方法を考察してみます!
ZaifでNEMをお持ちの方でも
同じように活用できるのではないでしょうか。
スプレッドを意識しましょう
コインを売りたくなる局面というのは、
・コイン値上がりをして儲けが出ているうちに売り(利確)たい
・予想以上に価格が落ちているから被害を増やさないため見切り売り(損切り)したい
といった、
往々にして相場が荒れている状況が多いのではないでしょうか。
購入者や
もしくは売却者
どちらか一方が少ないときのコイン売却時は、
売りと買いの差額=スプレッドを高く払わなければならない点に注意してください。
例えば↑はコインチェックにおける
ビットコインの販売表示価格です。
「この値段でかえるんだなー!」
と、思ってはいけませぬ!
コチラ↑は同時刻のコインチェックのウォレット画面における、
ビットコインの売却価格です。
およそ0.5%のスプレッドが徴収されています。
こちら↑は同時刻のスプレッド込みの支払い価格です。
荒れてない相場ですら
1BTCを買って売るだけで3000円が消えてしまいます。
銘柄がビットコインということもあり、
これくらいのスプレッドで済みますが、
↓のLitecoinのようなアルトコインでは
とくに売り買いが激しいわけでもなかったのですが、
それでもビットコインの4倍(2%)のスプレッドがあります。
これよりさらに
スプレッドが広くなったりすることも多々あります。
一説には、
取引回数を抑えることがcoincheckで勝つ秘訣、
とも言われております。
スプレッドのダメージとはそれほど大きなものです。
最悪、荒れ相場でアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)を売却するときは
ときに売買合わせて(そのコインを最初購入したときのスプレッドも合わせて考えておくべきです)
5%近くの金額を徴収されてたりもするので、
購入・売却のタイミングをいかに見計らうか、
なんとなく大事なことがお分かりいただけたのではないでしょうか?
資産の保護に
一度コインを売れば残された道は引退・・・
もうコインと関わってはいけない、ということはありません。
(コインではありませんが、VALUは復帰不可能ですね)
ときに手仕舞いというのは
資産を
価値のきわめて安定した日本円に逃がすという
重要な選択だったりします。
上はビットコインのコインチェックチャートです。
こうやって見ると景気がいいですね・・・
といいつつ事故地点に番号なんか振ったり。
1)は正月の暴落ですね。
単価140000円だったビットコインが90000円まで急落しました。
同水準まで価格を戻すのに2ヶ月もの期間を要してます。
(戻す前提というのも仮想通貨ならではの見方ですね・・・)
2)は通称スッキリ!!ショックです。
340000円だったビットコインが2日間で230000円付近まで暴落しました。
(わたしは)お金を払って阿鼻叫喚のカオスが楽しみました。
3)はビットコインの8/1フォークにおける
中国人大手マイナーの鶴の一声です。
スッキリ!!ショックほどの衝撃はなく、このときユーザーは落ち着いていましたが
これにより8/1におけるビットコインのハードフォークが濃厚となり
結果、ビットコインキャッシュ(BCH)という
よく分からない通貨が生まれました。
これらは
早めに売却して底値で買えば利益の生まれるチャンスでしたが
よほどアンテナを張っている人でもない限り
まず気付くことはありませんよね。
予兆があった時点でコインを半分だけ円に替え、
底値で買うくらいならなんとなく出来そうな気がしてきます。
ビットコインの8/1問題
上記の急落なんて突然訪れるようなもので、
とても感知するのは難しいのですが、
中にはあらかじめコイン価格が変動するであろうと予測できる、
自然に耳に入ってくるようなトピックもあったりします。
例えば
ビットコインの8/1問題と呼ばれたものです。
NEMはこのとき、最低11円くらいまで価格を落としました。
世の中に絶対というものはありませんが、
例えばビットコイン8/1問題のようなものが控えているときは
コインを売却する、
という決断も
必要になってくるのかもしれません。
また、ビットコインの問題は完全に解決したわけではなく、
単純に先延ばしされた、と判断付ける識者も多く存在します。
2017年11月がビットコイン問題の本丸とも呼ばれており、
今回の8/1での動きも
ひとつの経験として活きそうですね。
COMSAのICO開催に際して
COMSAのICOで購入できるトークン(CMS)は
ビットコイン、NEM、イーサリアムで購入できるであろうと予測します。
COMSAに通貨を支払っただけでは
これら通貨の価格の変化はあまり考えにくいのですが
ICOの事前登録者数は予想以上に増加しており、
ICO開催の直前や直後は
予想しない値動きになる可能性が高くなりそうです。
ICOの駆け込み購入に合わせ
NEMが高騰したときに売却したり、
NEMはCOMSAに連動するものと思われる(そもそもシステムでリンクされている)ので
CMSの仕様を早めに熟知して
機敏に動けるようにしておきたいですね!
まとめ
・極端に買われている
・極端に売られている
こんな状況でNEMを売却する際はスプレッドにご注意ください。
今回はcoincheckでのビットコイン売却を考察してみましたが
coincheckでは
日本円以外にも
NEMをビットコインやイーサリアムに逃したり、
他のアルトコインに分散させる手法をとることもできます。
ただし、
くれぐれもスプレッドにはご注意を!
海外の草コインで遊ぶのも一興でしょう。
COMSAのICO参加に興味がおありでしたら、
こちらから事前登録申請ができますのでどうぞ!