仮想通貨取引所であるZaifが発行したことで話題となったトークン、ZAIF。発行当時こそ新しい試みということで取り上げられましたが、ここ最近では何のために生まれてきたのかよく分からないものとして認知されています。そんなZAIFトークンの利用価値を認めてもらうべく、テックビューロはひとつの切り札を打ってきました。
Contents
ZAIFトークンについてざっくりおさらい
概要
ZAIFトークン(通貨単位:ZAIF)とは
日本の仮想通貨取引所Zaifによって発行されたトークン(仮想通貨)です。
ZAIFトークンの仕組みとしては
ビットコインのブロックチェーンを利用して独自通貨の発行を行う
CounterPartyを利用しています。
現在の発行数は90億ZAIFですが
今後さらに増える可能性も否定できません。
発行当時(2017年7月)はZaifのキャンペーンなどで取り扱われていましたが
よほどテックビューロが好きでもないかぎり、
ユーザーがあえて購入するようなメリットはほとんど無い、といった印象のトークンでした。
ZAIFトークンの購入について
ZAIFトークンは
発行体である仮想通貨取引所Zaifで購入が可能です。
購入には改正資金決済法の定めにより
アカウント登録のほか本人確認作業が必須となります。
この本人確認、
通常は一週間ほどで完了するのですが、
COMSAのICOとの関連によって現在取引所は非常に混み合っており、
一説によると8月29日現在、承認に3週間ほど待たされるようです。
COMSA・・・すごい効果ですね。
2017年8月29日、COMSAのICOで、ZAIFトークンによるCMS購入が可能(予定)とアナウンスされ、ZAIFの価格に動きが
2. ZAIFトークンでCMSトークンの購入が可能に
上記1における振り替え手段として、BTCやXEMなどに加えてZAIFトークン建てによるCMSトークンの購入が可能となります。
※こちらの特典はCOMSAのトークンセールのみが対象となります。COMSA上での他のICO案件は対象外となります。
COMSAの公開トークンセールではこれまで
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- NEM(XEM)
による払い込みが可能(予定)とされていましたが、
今回、新たに
- ZAIFトークン(ZAIF)
が加わったカタチになります。
さらに、
3. ZAIFトークン建てのCMSトークン購入者にボーナスを付与
- トークンセール初日の2017年10月2日から4日までの3日間に限定して、上記2のZAIFトークン建てによる振り替えで合計3,000CMS以上を購入したお客様全員に、2%分のCMSトークンをボーナスとして付与します。
※こちらの特典はCOMSAのトークンセールのみが対象となります。COMSA上での他のICO案件は対象外となります。
COMSAのICO開始から3日間に限り、
3,000CMS(1CMS=1米ドルと公式発表されているのでおよそ30万円)以上購入したユーザーに
2%(30万円で6,000円!)のボーナス?が付与される特典も付いています。
さすがのテックビューロクオリティです。
しかしこの発表によって、価値が見出されてしまったのか
アナウンスの途端にZAIFトークンの価格が
約1.5倍(瞬間的には2倍近く)ほど上昇しました。
とはいえ、
ビットコインやイーサリアムという素晴らしい通貨をCMSで利用できるのですから、
わざわざリスクを冒してまでZAIFトークンを購入する人は少ないでしょう。
おそらく投機目的で格好のマトになっている現状かと、
個人的には思います。
それはそれで良いのですが、
ZAIFトークンはビットコインや優秀なアルトコインとはまったく別モノの存在ですので、
購入を検討されている方は間違えても高値で掴んでしまわないよう
くれぐれもご注意ください!
2017年8月27日にも高騰していたZAIF
実は8月29日アナウンスの2日前にも、
ZAIFトークンがいきなり高騰するという謎の現象が起こっています。
Zaifトークン、勢いやべえええええええええ#Zaifトークン
— kiara@トレーダー3年目 (@akiran0701) 2017年8月26日
ワロス上げとしか…zaifトークン pic.twitter.com/Bj4en1nS4s
— トレスト (@TrendStream) 2017年8月27日
Zaifトークンでとうとう1000万超えました。
嬉しすぎる。
次は億り人目指します 笑#Zaifトークン#Zaif pic.twitter.com/Pf2XXmoq41
— kiara@トレーダー3年目 (@akiran0701) 2017年8月26日
このときは1円だった価格が2円(瞬間的には2.5円)まで上がり、
ずっとトークンを握っていたユーザーにとっては狂喜騒乱の一日となりました。
(少し前から換算すると、10日で20倍にもなったそうな。)
そしてその日のうちに暴落。
未明に起きた高騰も、夜には0.5円(その後1円まで回復)まで価格を落とします。
一睡の夢・・・よりは長い一日の夢となりました。
zaifトークンのイナゴタワーは凄まじいと思ったけど、公式が発表してないことに対して勝手に妄想膨らませて買い上がって損失したからってそれをzaifのせいにするのあんまりにも理不尽じゃない?取引所なんも悪くないやん……
— ヨーロピアン (@sen_axis) 2017年8月27日
zaifトークンで一番勉強になったのは世の中には
「自己責任ということは理解してますが、貴方が責任を取ってくれませんか?」
というパワーワードを放てる人が存在している、ということですね。— edindin@仮想通貨ブログ (@edindin_crypto) 2017年8月27日
当時ニュースらしいニュースも確認できなかったため、
おそらく仕手筋の釣りによるものと思われているところです。
10日で20倍以上の高騰を見せたZAIFトークン
なんだかんだで10日で(瞬間的にではありますが)20倍近くの高騰を見せたトークン。
コツコツ買い増ししながらずっと握っていた人にとっては
8月末の高騰はなんとも報われる瞬間だったのではないでしょうか。
COMSAのICOの成否によっては
今後このような値動きをするトークンが
日本でも次々と現れてくるかもしれませんね。
まとめ
COMSAのICOに
沈黙のZAIFトークンを絡めてくるという
妙技をあみ出したZaif取引所(テックビューロ)。
しかもボーナスが付くのは
開催から3日間のみで
かつ30万円近くZAIFトークンに投入したユーザー対象へ2%ボーナスという仕様です。
ケチなのは相変わらずのようですね。
CMS購入目的であれば良いのですが、
現状高騰状態のZaifトークンそのものを目的として購入検討されている方は、
Zaifトークンが何を目的に作られたのか、
また将来性があるものなのか、
しっかりと調べられたうえで購入されるようにしてくださいね!