サービスイン(まだベータではありますが)から好調なスタートを切った個人投資システム『VALU』。仮想通貨を利用することで実現できた画期的なサービスですが、少々わかりづらいところも多いのでひとつずつバラして分かりやすく解説してみようと思います。
「VALUって何かしら?」
はい、えー・・・
『VALUは個人が個人へ投資するためのサービスで
出資を募る人は自身のトークンを発行して
出資者への優待を設定したり
発行者の活躍とともに出資者自身も利益を出すことができるシステムなんです!』
「わかりづらい」
そうなんです。
クラウドファンディングや仮想通貨の売買のような
どちらかといえば、一方的な取引だと説明がつきやすいのですが、
VALUでは
出資を募る人、出資を受ける人
双方の動きがあるため、
説明がこんがらがることがよく(?)あります。
今回は
VALUをもっとわかりやすく解説できるよう頑張ってみます。
個人に出資したり、個人で出資を受けたり
何かを成し遂げようとする人にお金を渡したり、
賛同してくれた人からお金を受け取るにはいくつかの方法がありますが、
なぜVALUは
先のような一見複雑な形態をとったのでしょう?
見もフタもない言い方になりますが、
それはトレード(手数料)を発生させ
会社としての利益を出すためです。
その肝心なトレードを発生させるためには
ユーザーにとって利用(=参入)しやすいサービスでなくてはいけません。
一時期テレビで話題になった『マネーの虎』
参加してみたいと思いましたか?
私は萎縮してしまいそうでとても無理です。
そんなマネーの虎にトレード機能をつけることで
ユーザーが参加しやすい出資システムを完成させたのがVALUです。
一体どんなシステムなのでしょう?
出資方法のいくつかを
思いつきで振り返ってみます。
直接贈与する
そもそも特定の個人へ出資するだけなら、
現金を手渡ししたり
相手の口座にお金を振り込むのが一番手っ取り早いように思えます。
茶封筒で手渡しするバブリーな感じが良いですね。
しかしこの公開されないやりとりには問題があり、
出資を受ける側がお金だけ受け取って、
何も成し遂げずに失踪するといった詐欺に出くわしたり、
出資する側の思惑によっては
事件に発展するケースも考えられます。
第三者をはさむ
そこでキャンプファイヤーやキックスターターといった
第三者のサービスを経由して出資を受ける/行う、
クラウドファンディングが活用されるようになりました。
FC2ライブのチップ機能や
ふわっちの花火発射機能もこれに該当しそうですが
ここでは置いておきます。
出資を受ける人はある程度の素性を明かしたり
計画の具体性や進捗を公開しなければならないため、
お金を持ち逃げすることが難しくなります。
出資者から見れば
安心して出資が行えますね。
魅力的な優待もうれしい特典のひとつです。
出資を受ける側も
クラウドファンディングサービスを介することで
出資に関心を持つ多くの人へプレゼンテーションが行え、
プロジェクトは厳しくチェックされますが
個人でも(信用や計画、進捗にもよりますが)短期間で多額の出資を得ることが可能となりました。
ただし
過去の経歴である程度の信用がある人物であったり、
具体的で計画性のある、
いわゆる業務的なプロジェクトでなければ
出資はなかなか集まらないのが現状で
個人での参加に躊躇する人が大半ではないでしょうか。
そこへVALUが登場
VALUはこのクラウドファンディングのしくみを応用し、
出資対象をプロジェクトから個人へと向けました。
プロジェクトはあくまで個人の成すひとつの要素で、
働こうと
寝ていようと
絵を描こうと
ロボットを建造しようと
魅力的で、何かやってくれそうな人物であれば、
誰もがゆるく出資できるシステム=VALUを生み出したのです。
出資を受ける側は
自身が発行したブロマイドのような独自通貨(VA)を出資者へ公開し、
また自身も所持する独自通貨の価値が上がるよう努力します。
一方で
独自通貨VAを購入(=賛同)した出資者は
発行人の活躍によって変動するそのブロマイドを大事に所持したり、
あるいは他のファンへ売却したり、
最終的に日本円へ換金することができ、
ブロマイドの価値が上がるという、
対象の成果を自己の利益として受け取ることが可能となりました。
個人で通貨を発行し、通貨を購入することで出資を実現するシステムに、
通貨自体のトレード機能も備えるVALU。
出資する側/受ける側ともに利益を共有することができる、
個人による個人に向けたマイクロトレード機能によって、
今までに無い、新しい出資のカタチを実現したのではないでしょうか。
またVALU自身も
クラウドファンディングと異なり頻繁なトレードが発生するシステム上、
多くの手数料を売られるメリットがありそうです。
まとめ
もっとややこしくなったような気もしますが、
要は好みの絵柄のトレーディングカードを買って
その絵柄に関心が無くなったり、
高くてもいいから欲しい!という人がいれば売ったり
大事に持ってプレミアがついたり
投資といったガチガチのイメージではなく、
トレーディングカードを買う感覚で
誰かを応援するシステムといっても良いかもしれません。
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