2018年1月は昨年から高騰してきた仮想通貨の価格が調整局面に入り、昨年末に参入してきた方からすると厳しい月になりました。
そんな中、配当で利益還元をする仕組みで投資家から注目されはじめているBridgeCoinという仮想通貨があります。
今回はそんなBridgeCoinの概要とSNSでの評判を調査していきたいと思います
BridgeCoinとは
BridgeCoinとは仮想通貨取引所のCryptoBridgeが発行する仮想通貨です。
簡単に説明すると国内取引所Zaifの「Zaifトークン」と同じような位置付けになります。
ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコインと呼びますが、BridgeCoinはアルトコインの中でも比較的知名度の低いコインです。
そんなBridgeCoinが注目されている一番の特徴は、高利回りの配当がもらえる仕組みがあることです。
BridgeCoin保有者には取引所の利益の半分が保有割合に応じて配当として収益が還元され、この仕組みはPoS (Proof of Staking)と呼ばれています。
ネットやSNSでは単にステーキングと呼ばれていることが多く、ネットスラングとしてBridgeCoinを購入して配当を受け取ることを「ステーキを焼く」などと表現している人も見かけました。
BridgeCoinの評判
前向きな評判
仮想通貨界で有名なイケダハヤト氏もBridgeCoinを保有しているとのことです。
気になっていた $BCO を30万円ほど買ってみた。
割りと勢いのあるDEX「CryptoBridge」のトークンです。BitShareの技術を使ったDEXでよくできてるんですよね。
BCOを預けるとStakingで増える仕様。早速1年動かせないようにしました。宝くじですな。 pic.twitter.com/uGr1ma6Ah3— ikehaya | Blockchain (@IHayato) December 31, 2017
このツイートにStaking(ステーキング)と書かれているように、BridgeCoinのステーキング機能には多くの投資家が注目しているようです。
BridgeCoinの取引所は分散型取引所 (DEX – Decentralized Exchange)と呼ばれる取引所ですが、コインチェックの事件から分散型取引所が注目され始めているようです。
このアルト下げ相場でBCOのこの伸びはすごい。要因は、分散取引所への注目、ステーキング報酬による売り止め、2700万枚という発行枚数の少なさ。買い増したいけどJPYがない! #BCO $BCO pic.twitter.com/zG4PnJCUND
— wasakab (@wasa_kab) January 14, 2018
日本の大手取引所のコインチェックは2018年1月26日に外部からの不正アクセスにより約580億円相当の仮想通貨が流失してしまいました。
このハッキング事件から仮想通貨のデータを一カ所で管理するのではなく、重要なデータを分散させてハッキング等のリスクに備える分散型取引所に関心が集まっているようです。
2018年2月にはBridgeCoinの開発陣営から開発体制を強化している旨の発表がありました。
・Cryptobridgeが開発体制を拡大中
・利用者などのフィードバックを取り入れ3月にロードマップ改訂
・セキュリティ上安全で拡張性が高くユーザーフレンドリーな取引
・開発を加速おー!これは楽しみ!
https://t.co/K6UiqYFS37— アロイ@BTCFXチャレンジ中 (@setsuyakutousan) February 1, 2018
こういった経営者側からの状況報告も投資家の期待感を高める材料になっています。
2018年1月中旬頃から仮想通貨市場は軒並み暴落しましたが、BridgeCoinへの影響は他の通貨に比べると少なかったようです。
今なら言える!
仮想通貨暴落してる中、びくともしないBCOが最強!— 広島風お好み焼き (@WS34PiO9RoZaCbK) January 16, 2018
暴落の影響をあまり受けない理由はBridgeCoinに投資してる投資家の投資スタンスが関係していると考えられます。
例えばビットコインのように値上がり益を重視の場合、短期売買を繰り返す投資家も多いですが、配当重視のBridgeCoinの場合は長期投資家が多いように感じます。
そのため悪い材料があったとしても長期保有の前提で購入しているため、他の通貨に比べて狼狽売りする人が少なかったのかと思います。
後向きな評判
今買ってしまうと高値を掴んでしまうという意見もあります。
coincheckの件でdexが注目されているが、cryptbridgeはダメ。ノードの安定性に欠ける。
早期参入者が勧めるのはBCOという独自トークン購入で取引所の手数料収入の分け前をもらえるからだ。
そして、staking期間が決められているから残されるのは後から来た人。結局BCOを高値掴みして塩漬けになる。 pic.twitter.com/KLM0s0hTx3— Masa (@mysy555) January 27, 2018
配当を受け取るには一定の期間、BridgeCoinを取引所に預けなければなりません。
そしてその預ける期間により下記のボーナスを受け取ることができます。
1ヶ月:ボーナスなし
3ヶ月:20%ボーナス
6ヶ月:50%ボーナス
12ヶ月 :100%ボーナス
BridgeCoinを以前から持っている投資家がステーキング期間が終わると同時に一斉に売却し始める可能性もあるため、購入するタイミングについては注意が必要です。
BridgeCoinの配当還元の仕組みはHYIP(High Yield Investment Program)のようだとする意見もあります。
最近注目の #Cryptobridge の #BCO ステーキング。考えた末今回はやめました。資金拘束のリスクを取るには、今からでは遅く、価格高騰してしまっていると思えるから。#HYIP っぽさもどことなく・・・
— うぃん太@陸上長距離 (@yoc9753) January 10, 2018
HYIPは日本語にすると「高収益投資プログラム」と呼ばれる投資の一種です。
その特徴は高い利回りと先駆者利益で、後から参加した人ほど損をしやすい仕組みになっています。
一部では詐欺とみられるような高収益投資プログラムもあるそうです。
BridgeCoinがHYPEであるという情報は見つかりませんでしたが、いずれにしても高い配当還元の仕組みはHYIPに似ているので投資初心者の方は注意しておいても良いかもしれません。
配当を受け取っているステーキング期間中はBridgeCoinを取り出せなくなるため、その点を懸念する投資家も多いようです。
$BCOでstakingしてる人って、取引所閉鎖とか仮想通貨が衰退したら取り出せなくなるけどわかってんのかな?Stakingでコインもらえて原資抜けるならいいけどリスキー過ぎる気がするから、やろうとしたけどやっぱやめる
— yuta BTCFX 仮想通貨 (@oyutao) January 15, 2018
コインチェックの事件後から仮想通貨のセキュリティーに関して、細心の注意を払う投資家も増えてきました。
安全性を重視する多くの投資家は、仮想通貨を購入した後に自分のウォレットに移して自己管理しています。
ただ、BridgeCoinのステーキング期間中はCryptoBridgeが通貨を管理します。
いくら分散型取引所で比較的安全とは言っても、この点で不安になる投資家は多いようです。
ちなみにBridgeCoinを購入したいけど、そういったリスクが怖いという方は、配当はもらえませんが単に通貨だけ購入することも可能です。
まとめ
今回、BridgeCoinの評判について調べてみましたが、配当還元など様々な投資材料がある中で、それぞれが一長一短のある材料のように感じました。
おそらく個人の投資戦略によってもプラスに捉えられるか、マイナスとみなすかは変わるかと思います。
ただ、こうした仮想通貨での配当還元の仕組みについては今後注目を集めていくかとも思いますので、関心のある方はBridgeCoinを取り扱っている取引所のCryptoBridgeをチェックしてみてください。