ひと昔前はアダルト系のビデオやオンデマンド、ソフトウェアを取り扱う印象が強かったDMM.comですが、近年はWeb系サービスを中心とした巨大総合グループへと変貌を遂げ、さまざまな分野へ進行を始めたようです。そんなDMMが今度は仮想通貨の取引所市場へ殴りこみをかけにきたようなので、今回はそんなDMM Bitcoin(ビットコイン)の概要やアカウントの開設、登録方法について解説させていただこうと思います。
Contents
DMM Bitcoin(ビットコイン)についてざっくりと解説
概要
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DMM Bitcoin(ビットコイン)は
2018年の1月11日から取引が開始された
株式会社DMM Bitcoinが運営を行う国内仮想通貨取引所です。
名前からしてDMM.comの子会社っぽいですね!
DMMという巨大企業
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おおもとのDMM.comは総合通販で有名ですが
近年は様々な関連子会社が現れており、
源流となるアダルトコンテンツのほか
- 証券
- 物流
- ゲーム
- ソフトウェア開発
- 3Dプリントサービス
- 商業エンターテイメント(ホログラフィックシアター)
- IT人材派遣
- 仮想通貨マイニング事業
といった様々な事業を展開しており、
いまやIT、金融系の巨大ブランドとしても名を馳せます。
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DMMの関連サービスで個人的に気になっているのが
DMM.makeという3Dプリントサービスです。
界隈では割と価格がリーズナブルで納期も早く、
材料もプラスチックからアルミ、ステンレス、
果ては18金やチタンニウム、カーボン複合素材やマルエージング鋼といった高級専門素材まで取り揃えており、
ホビー用途でいつ利用するのかは不明ですが、巨大企業のもつ資本力のありがたさが身に沁みるところです。
チタンのサイコロとか作ってみたいですね!
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ゲーム事業を展開するDMM.gamesも熱いです。
DMM.gamesはPCブラウザゲームとともに
スマートフォンアプリケーションもメインにコンテンツを展開しています。
ウケの良いビジュアルデザインにライト層でも安心なゲームシステム、
なにより奇跡的な良運営によって
荒野のブラゲー市場で爆発的に人気を再燃させた『艦隊これくしょん-艦これ-』のすごさは語るまでもありませんが、
最近ではレベルファイブやアージュといった本格開発と提携した作品も展開されていますね。
今どきの企業らしい、
機動力の高さが光るブランドではないでしょうか。
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似たような経緯をもつ巨大ライバル(?)会社として
2017年の夏頃に仮想通貨取引所を開設したGMOが有名ですね!
日本のオンラインPCゲーム市場におけるかつての巨頭
ゲームポット(GAMEPOT)がGMOに買収された衝撃は今でも忘れられません。
(愛するオンゲ達はどこにいった・・・?)
しかしながら、
仮想通貨取引所やオンラインFX市場などは後手ほど新規が定着せず
取引高の面からも一般的に立ち上げが厳しい世界と言われております。
とくに既存の国内仮想通貨ユーザーは
ビットコインの購入や取引の大半を国内3大取引所(コインチェック、bitFlyer、Zaif)で済ませていることが多く、
GMOでさえアフィリエイトの特別単価を駆使して、新規登録者を集めようと苦慮している状況にあるのです。
いろいろと心配な後発取引所なのですが、とはいえDMMほどの企業ともなれば
よほどのサービスや差別化を見越して参入してきたはずなので、
これからDMM Bitcoinならではの強みというものをチェックしてみましょう。
取扱い通貨や手数料について
基本取扱い通貨
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2018年1月現在、
DMM Bitcoin(ビットコイン)での基本的な取扱い通貨は以下の7種類です。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- NEM(XEM)
- リップル(XRP)
コインチェックやZaifほどバラエティに富んではいませんが、
国内で人気の手堅い通貨をうまくチョイスしていますね。
JPYやBTCの通貨ペアが基本ながら、全市場でレバレッジ取引が可能
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取扱い通貨の種類ではコインチェックやZaifにかないませんが
DMMBitcoinでは、すべての通貨ペアでレバレッジ取引が可能となっています。
ただし、ビットコインとイーサリアム以外のアルトコインは現物取引に対応しておらず、
FX取引機能のみとなりますのでご注意ください。
デイトレードやFX(証拠金取引)で運用されている方にとって
アルトコインFXの豊富さはなかなか面白いところではないでしょうか。
他の取引所で眠らせていたアルトコインをDMMへ送金して
アルトコインのレバレッジ取引を楽しむ、という活用も考えられますね!
証拠金取引というのは2018年の1月中旬頃のような下げ相場でも有用なため、
サブ取引所のひとつとして準備しておくのもよいかもしれません。
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ただし、レバレッジ倍率、ロスカットの基準はかなりシビアで
レバレッジ倍率は最大5倍、
拠出した証拠金の80%に到達すると強制決済が発動してしまいます。
(※ちなみにZaifのビットコインFXではレバレッジ7.77倍、証拠金維持率は50%以下です)
バキバキの上級トレーダーには少し扱いにくいところかもしれませんが、
反面、初心者ユーザーの保護を考えると一概にマイナスという面でもなさそうですね。
DMM BitCoinの手数料について
続いてDMM Bitcoin(ビットコイン)の手数料を見てみましょう。
入出金手数料
日本円(JPY) 仮想通貨 入金・入庫
- クイック入金:無料
- 振込入金:無料
(銀行手数料はお客様負担)無料
※マイナーに支払う手数料は
お客様負担となります。出金・出庫 無料 無料
※マイナーに支払う手数料は
お客様負担となります。取引手数料
日本円(JPY) 仮想通貨 取引手数料 無料
- 新規注文/決済注文:無料
- ロスカット: 無料
- レバレッジ手数料:建玉ごとに0.04%/日※1
ポジションでの借り入れ手数料以外が
すべて無料というのが良いですね。
そうそう行われるものではありませんが、
日本円出金手数料が無料、というのは
国内の取引所ではかなり珍しいのではないでしょうか(Zaifでは300円~800円)。
また出金と同様に、
日本円の入金手数料が無料というのも特徴的です(Zaifでは500円前後)。
Zaifではレバレッジ手数料が一日あたり0.039%とDMMよりわずかに安いのですが、
決済発生時に0.7%の手数料が取られるので、結果的に割高となることが多そうです。
ただし一見ものすごくオトクなように思えるDMMですが、何から何までが無料というわけでなく、
スプレッドによって価格のギャップが生じたり
仮想通貨の送金でマイナーへ支払う報酬はしっかりとユーザー負担となる点に注意しましょう。
- 手数料の安さによる参加のしやすさ
- アルトコインFXの豊富さ
- 初心者にもやさしいレバレッジ倍率&ロスカット率
新規仮想通貨ユーザーにアピールしながらも、
アルトコインFXで既存経験者を引きこむ方針がなかなか良くできています。
さすがのDMMですね・・・
DMM Bitcoinの登録方法
DMM Bitcoin(ビットコイン)へのアカウント登録、口座開設方法は
既存の国内取引所とほぼ変わりありません。
- メールアドレス、パスワードの設定
- 必要事項の記入、本人確認書類のアップロード
- 住所確認書き止めの受け取り、コード入力
と、このような流れになります。
毎度ながら本人確認書類の提出、住所確認の郵送時間を考えると
他と同様に約一週間ほどの時間が掛かるものと予想されます。
執筆時にDMM Bitcoin(ビットコイン)が開設されたばかりで、
新規ユーザーの登録待ちによって混み合う可能性も考えられますのでご注意ください。
1.まずはアカウントの作成
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/01/vczvczz-1024x558.jpg)
DMM Bitcoin(ビットコイン)トップ画面の右上から口座開設を選んでいただき
ご利用のメールアドレスを送信します。
記載したメールアドレスの受信箱に確認のメールが自動送信されてくるので
リンクを踏み、任意のパスワードを設定すればひとまずアカウントの仮作成が完了します。
2.続いて本登録を行う
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アカウントは作成されたのですが
どうやら本人確認書類の提出と確認が取れるまでは仮登録のようです。
少し記入欄が多いのですが
これも時代の流れなのでしょうか・・・
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/01/cxvzzz-300x241.jpg)
一通り必要事項を記入すると
本人確認書類の添付欄が出てきますので
免許証やパスポート画像といった本人確認書類のアップロードを行います。
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/01/jfjkkkk-300x170.jpg)
最後に電話番号のSNS認証が求められるので、
入力した電話番号宛に届いた
6ケタのコードを入力すれば本登録の申請が完了します。
3.住所確認の書留を受け取る
申請状況にもよりますが、
本人確認申請を行って審査が通れば、
おおよそ一週間以内に住所確認の郵便書留が到着します。
Zaifと同じように書留にコードが記載されていますので
DMM Bitcoinの取引所アカウントからコードの入力を行えば、ユーザー本登録の完了となります。
このあたりの流れは
他の国内取引所とほぼ変わりありませんね!
まとめ
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どうやらDMM Bitcoinではビットコインのほか、
アルトコインの証拠金取引で強みを持つ取引所のようです。
とはいえ、最大レバレッジ倍率やロスカットの数値は比較的やさしめに設定されており、
初心者のほかにも現物ホールドのユーザーが証拠金取引をデビューするには
なかなか良さそうな取引所のように思えます。
逆を言うと、
それ以外はすべて普通なので、
頻繁に日本円の入出金を行わなかったり、
そもそも証拠金取引を行わないユーザーにとっては
現在利用中の取引所で十分だとも言えますね・・・
この後にSBIバーチャルカレンシーと
これまた巨大な企業が国内取引所の開設を準備しておりますが、
とはいえ、DMM Bicoin(ビットコイン)は既存の取引所にはない、明確なアピールポイントもしっかりと打ち出しており、
これからのサービス展開にも期待が持てる新鋭の取引所のひとつではないかと思うところです。
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/01/vzxvzxxxx-300x164.jpg)
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