テクニカルな運用を行わなくともコインが増える事象をまとめてみました。通貨価値の上昇を狙いながら、複利でコインを増やしていく、最近風当たりの強い配当型トークンなども含めてご紹介しようと思います。
Contents
通貨を増やすことができそうなサービス一覧
ご紹介の通貨の一部にはマイニング行為も含まれていますが、
電気代といったあきらかな出費が必要なものは除外しております。
いずれも俗にいう、レンディングのような案件に近いのではないでしょうか。
NEMのハーベスティング
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2017/11/jiowjoweg-300x224.png)
NanoWalletにXEMを入れておくだけで報酬がもらえる
PoI(Proof of Importance)、ハーベストは
コインの増殖ではもっともポピュラーな仕組みではないでしょうか。
デメリットととして参加のハードルがやや高く
最低10000XEMをNanoWalletに入れておく必要がありますが、
コインチェックの一件に巻き込まれたことでXEM価格が下落しており
ギャンブルに近いものがありますが、
ハーベスト参加にはうってつけな状況と言えるのかもしれません。
XPのPoSマイニング
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2017/12/vccvcxc.jpg)
eスポーツのファイトマネーとして誕生した通貨です。
こちらもNEMと似たような分散合意形成アルゴリズム
PoS(Proof of Stake)が用いられており
所有数の割合に応じてトランザクション承認の機会が得られるというものです。
ウォレットに入れておくだけも良いのですが
ソロマイニングだとかなりの枚数が必要となってくるため、
多くはプールを用いたPoSクラウドプールマイニングが用いられており
プールにXPを預けるだけで勝手にXPが増えていきますが、
プールの崩壊でXPがパーになるリスクは、他のステークやレンディングサービスと変わりませんね。
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/02/kucoin_shares-300x182.png)
海外取引所KuCoinが独自発行している通貨がKCSです。
この通貨をKuCoinウォレットに入れておくだけで
毎日、KuCoin取引所の手数料売り上げの50%をKCS所有者で按分します。
KCSを所持するだけでOK、
つまり預け入れの期間が必要ないのでいつでも撤退可能であり
なかなか使い勝手の良さそうなトークンボーナスですが
そのぶん、預け入れのサービスに比べて利回りも少なめとなっております。
CryptoBridge取引所のBCO預け入れ(Stake)サービス
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/02/vbncbn-300x193.jpg)
分散型取引所(DEX)CryptoBridgeで独自発行される
取引所内通貨BridgeCoin(BCO)を取引所へステーク(貸し出す)ことで
取引所内で取り扱うさまざまな仮想通貨を利益として受け取ることができます。
難点は一度ステークすると期日が来るまでは資産が動かせない点と
ステーク申請の手数料が割高であり、
ある程度まとまった金額でないと利益が実感しづらいといった点があります。
コインチェックの貸仮想通貨サービス(※現在利用停止中)
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/03/sadxzxxz-300x239.jpg)
コインチェックで取り扱う仮想通貨を貸し出すだけで
年率5%の利益を受け取ることができるサービスがコインチェックの貸仮想通貨サービスです。
コインチェックが2018年の1月にNEMの不正送金被害を受けてしまったため
現在はサービスを停止しており、
また、貸し出していたコインについても返却のメドが立っていないとのことです。
取引所型やプール型のステーク(貸し出し)は
何もしなくても利益が得られるというメリットがある一方で、
その母体が崩壊することによって
預け入れていた通貨がパーになる危険性と
常に隣り合わせである点を考慮しなければいけません。
Poloniexのレンディングサービス
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/02/vxzds-300x200.jpg)
Poloniexでもコインチェックと同様に
仮想通貨の貸付を受け付けています。
利率が良くないのか、
最近はあまり話を聞きませんが、どうなんでしょう?
また、Poloniexでは2017年の秋ごろからKYC(本人確認書類の提出)が義務化されたため
これから新たにPoloniexを利用する方に対し
かなり煩雑な点も踏まえてあまりオススメできない取引所となってしまいました。
BankeraトークンBNKの配当スマートコントラクト
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/01/vczxvzxcv.png)
ブロックチェーン銀行プラットフォームのBankeraでは
俗に言う配当型トークンのBNKを発行しています。
こちらはBNKを所持しておくだけで
BankeraプラットフォームやBankera運営元の仮想通貨交換所Spectrocoinの純売り上げの20%を
スマートコントラクト機能によってBNK所持者で按分し受け取ることができます。
現在(2018年3月)はBankeraのICOが終了したため
新たにBNKを入手することはできませんが、
公式よりHitBTCでの取引所公開がアナウンスされており、4~6月までには取引が可能になるのではないかとウワサされています。
ビットコインのハードフォーク通貨
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2017/10/jijiweg-1-300x212.png)
最近はあまり聞かなくなりましたが
BitcoinCash(BCH)やBitcoinGold(BTG)といった
ビットコインのハードフォークによって得られる分裂通貨も利益となるものばかりでした。
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2017/10/kokokerg-300x132.png)
本来であればビットコイン+分裂通貨を合わせて分裂前ビットコインの価値と等価になるはずでしたが
ビットコインの価格上昇がすさまじい時期にハードフォークが敢行されたため
単純にハードフォーク通貨の分だけまる得になる、という状況だったりします。
ハードフォーク通貨を受け取るためには
ハードフォーク当日までに通貨を配布する取引所へビットコインを送金する必要があるため
ハードフォークの日程や取引所を事前に調べておく必要があります。
各種エアドロップイベント
![](https://maneora.jp/wp-content/uploads/2018/03/sgaasgdfga-300x190.jpg)
通貨を認知してもらうための通貨配布イベント、
エアドロップをホワイトペーパーの分配内訳に記載するトークンも増えてきました。
ひとつのエアドロップで
だいたい100円~1000円ぶんくらいの新規トークンを受け取ることができます。
多くはイーサリアムベースのプラットフォームで行われており、
MyEtherWalletといったERC20対応のウォレットや
メッセンジャーアプリのTelegramが必要になってくる場合があり、
中にはフォロワーを増やしてエアドロップを行わない運営であったり
最初から詐欺目的のエアドロップも多いので注意が必要です。
また、タダでもらえるものはよいもの、
エアドロップは多くがICO前に行われることが多いため(OdsseyやOmiseGOのようにもちろん公開されたコインで開催されることもあります)
その通貨をBTCやETH、日本円へ変換するのに長い時間がかかるのがネックでしょう。