仮想通貨

仮想通貨の時価総額をCryptocurrency Market Capitalizationsで確認してみましょう!

価格は?チャートは?時価総額ランキングは?発行数は?マイニング通貨だっけ?現在保持している、あるいはこれから購入しようか迷っている銘柄について、気になる疑問を解消してくれるサイトがあります。今回はそんな仮想通貨の定番サイトCryptocurrency Market Capitalizations(Coin Market Cap)の便利な利用法をご紹介してみようと思います。仮想通貨運用のお供にぜひぜひどうぞ!

Cryptocurrency Market Capitalizationsとは?

Cryptocurrency Market Capitalizationsは
仮想通貨の時価総額や各種ステータス表示、
ならびにツールの配布を行う仮想通貨の総合ポータルサイトです。

正式名称はCryptocurrency Market Capitalizationsですが、
簡潔にコインマーケットキャップ(Coin Market Cap/CMC)と呼ばれることもあります。

PCはもちろん
スマホでもきちんとスケーリングされて、快適に閲覧することができます。

 

コインマーケットキャップは世界の取引所とAPI接続されており、
それぞれの取引所価格や取引量を通貨ごと詳細に表示するほか

対応ブロックチェーンのエクスプローラーや公式サイト、埋め込みツールなども紹介してくれるサイトとして
ブロガーをはじめ、仮想通貨を楽しむユーザーから幅広い支持を得ています。

 

2018年の2月14日頃からどうやら日本語に対応したようですが、
もはや英語での表記に慣れきっているため、かえって見づらいような気がしなくもありませんね・・・

 

それでは各ページの機能をざっくりとご紹介してみようと思います。

 

トップページ

表示言語、法定換算通貨の切り替え

各価格の日本円表記や日本語のステータス表示は
画面右上から設定することができます(日本円のシンボルはJPYです)。

海外取引所の利用や海外ICOへ参加したことがある方などは
むしろ英語表示のほうが分かりやすいかもしれません。

 

ナイトモードでウィンドウをムーディーに

↑のように画面を暗くする(ナイトモード)方法は

 

画面を一番下までスクロールすると、
左下に『Night Mode』があるので

 

そちらを切り替えるとムーディー(?)な雰囲気に!

取引所のチャート画面などではおなじみの画面切り替えですね。

最近ではツイッチやツイッターといった
エンターテイメントやコミュニケーションツール等でもよく見かける機能です。

 

お目当ての通貨を探すには?

検索窓にプラットフォーム名(OmiseGO)やシンボル(OMG)を入力します。

コインマーケットキャップではいくつかの取引所とAPI接続がなされており、
いずれの取引所でも取り扱われていない通貨は検索に引っかかりません。

 

コインチェックとはもともと接続されておらず
また、Zaifとの接続は行われているのですが、何らかの理由で除外されています。

ZAIFトークンも出てきません。

※18億円はコインマーケットキャップの24時間BTC取引高のペアにおいて、現状の10位以内に相当する金額です

 

ステータスの見出しについて

トップにずらっと並んだコインを見てみると
色んな数字が並んでいたり、謎の基準でランク付けされています。

これらは何を意味するのでしょう?

 

通貨ランキング

その名の通り、仮想通貨の相対番付です。

時価総額から算出されているので上位のコイン以外はあまりアテになりませんが、
順位の変動具合からその通貨=プロジェクトが頑張っているのか、

最近ではライトコインのようなアップデートの効果がどれくらい影響を及ぼしたのか、
NEMがどれくらい落ちたのか、という目安を知るには良さそうです。

 

一般的に上位100位がアルトコイン
400~500位までが草コイン、
1000位まではスーパー草コインと線引きされているとかいないとか・・・

 

時価総額

時価総額はコインの現在価格に現在の発行量を掛け合わせた価格で、
そのコイン全体の現在価値を示す数値です。

ただしZaifやコインチェックといった一部取引所の数値は含まれておらず(Zaifは表示のみ?)
数値が必ずしも正しいとは限りません。

 

値段

そのコインの現在価格です。

コインマーケットキャップと接続された
各取引所価格の平均価格で算出され・・・ると思います。

 

24時間取引高

 

24時間の間に各取引所で取引された(動いた)
特定コインの合計約定金額が24時間取引高となります。

仮想通貨というものは取引されてナンボなので、
投資家の方にとっては時価総額よりもコチラの数値のほうが大事と言えるかもしれません。

とくに草コインやICOで購入したトークンを測るうえで
価格変化とともに見られる重要な数値です。

トップ画面の値は
コインマーケットキャップと接続された全取引所の合計値となります。

 

ちなみに2018年2月16日のビットコイン(BTC)24時間取引高では
日本国内ではbitFlyer取引所がトップであり、
コインマーケットキャップでの世界ランキングにおいて5位の取引所になっています。

 

現在供給量

現在市場に公開されているコインの枚数です。

例えばビットコインの総発行枚数は2100万枚ですが
現時点では1686万枚が発行済み=供給量となっています。

この数値はPoWやPoIといった採掘、採集アルゴリズムの作動や
発行体の発行スケジュールによって増加していき、

PEPECASHのようなPoB(Proof of Burn)を採用したコインは
逆に発行枚数が減少していきます。

 

コイン単価の参考値くらいには・・・なるかもしれません。

 

変化

 

24時間の価格の変化です。

これは取引所画面でもおなじみですね!

 

グラフ

一定期間のコイン価格の変化をグラフに表したものです。

だいたいのコインが
ビットコインの動きに釣られているのが悲しいところ(一番上がビットコインです)。

その反面、24時間取引高の少ないコインほど針山のようなグラフを描く傾向にあり
価格が前日比の100%オーバーになる等、グラフひと目で草コインの魅力を垣間見ることができます。

 

通貨詳細ページ

上部ステータスの部

気になるコインを検索、
あるいはランキングからクリック(タップ)してみましょう!

コイン詳細ページには
そのコインの情報ががっつりと詰め込まれています。

具体的には、

  • 開発公式サイト
  • エクスプローラー(ブロックチェーン取引記録の照会サイト)
  • 掲示板
  • 開発ソースコード

等を参照することができます。

 

ウェブサイト

開発元やアップデートの発表について
詳しく知りたい方はココ!

開発元のウェブページのリンクです。

本家ウェブサイトのほかにもICOのページが表示されたり
ブログであったりFacebookであったりgithubであったりと、形態はさまざまです。

 

発表

ビットコインのページでは表示されていませんが
ICOトークンなどでは公開先の取引所や
アップデートやスケジュールの発表などをリンク先のbitcointalkなどで確認することができます。

 

エクスプローラー

その通貨が実装している
ブロックチェーンの取引記録を追跡することができます。

なにやら送金が引っかかっていそうなときは
ここからご自身のトランザクションアドレスを参照してみましょう。

海外取引所のBittrexやPoloniexではビットコインの送金トラブルが起きた際に、
このエクスプローラーからご自身の送信アドレスを探して問い合わせに添付すると
問題がスムーズに解決する、と表記されていますね!

 

また、イーサリアム系トークン(ERC20)の場合は
このエクスプローラーからトークンのコントラクトアドレスを検索することができます。

 

コントラクトアドレスの参照は
MyEtherWalletやMetaMaskでERC20トークンを管理する方にとって避けては通れないファクターなので、
謎のトークン定義はエクスプローラーから探す、ということを忘れずに覚えておきましょう!

 

掲示板・チャット

開発とのコミュニティーが表示されます。

開発フォーラムのほか
テレグラム(telegram)やスラック(slack)といったチャットツールもよく用いられています。

 

ソースコード

オープンソースのプロジェクトでは
github等にソースコードが用意されていたりします。

上級者向けの項目ですね・・・

 

Token/Coin/Mineable

黄色のポッチに白の謎文字・・・
これはその仮想通貨の属性を表すものです。

 

『Coin』はその通貨自体が
オリジナルのブロックチェーンを持つことを表します。

ビットコインやイーサリアムが有名ですね。

コインマーケットキャップにおいて
時価総額で上位をほぼ占めているのはこのCoinです。

 

『Token』はCoinとは対照的に、
独自のブロックチェーンを持たない仮想通貨のことで
何かしらのブロックチェーンプラットフォームを間借りして発行されるものを指します。

イーサリアムプラットフォームから派生したOmiseGO(OMG)や
Augur(REP)、VeChain(VEN)などが有名で、
トークンと呼ばれるものの半数以上はイーサリアムアプリケーション上で発行されたものです。

 

『Mineable(マイナブル)』
マイニング(採掘)が可能である通貨を示します。

ただしNEMの『採集(ハーベスト)』やLISKの『鍛造(フォージ)』であったり、
トークンのレベニューシェア(BNK)やノード報酬(TNT)のようなものは該当せず
あくまでCPU、GPUで採掘できる発行アルゴリズムに限られます。

ビットコインやイーサリアム、MoneroなどといったCoin属性の半数ほどが
この『Mineable』に該当します。

 

マイニング通貨を探す際の参考になりますね!

 

下部ステータスの部

チャートタブ

続いて画面下部のタブについてです。

現在表示されているのがその通貨における
過去から現在までの値動きをグラフに示したものです。

紺の網掛け両サイドのツマミやZoomボタンで表示期間を切り替えたり
下部の『値段(米ドル)』や『値段(ビットコイン)』を押せば
法定通貨や仮想通貨換算の価格がチャート図に追加されます。

 

コイン価格と同様に大事なのが『24時間のボリューム』という項目です。

この値が小さなままで高騰を起こしても
それはほんの小さな金額が動いただけの、仮初めのものでしかありません。

これが少なくなるとスプレッド(価格乖離)が大きくなり
取引の約定も遅くなります。

そのコインの市場活性とも捉えることができるので
ビットコインと相対的に見てみると
手持ちの草コインが上がり目なのか下がり目なのか、ざっくり推し知ることも不可能ではなさそうです。

 

市場タブ

対象のコインが取引されているマーケットが一覧で表示されます。

当然といえば当然ですが、
コインマーケットキャップと接続されていない取引所が表示されることはありません。

 

ICOトークンや何らかのシェアで受け取った通貨など、
お手持ちのコインやトークンがどの取引所で売買されているのか分からない場合や、

価格やボリュームも個々に表示されるので
もっとも安定した市場で売買したい状況などで非常に役に立ちます。

 

とくにICOトークンでは、
この項目に新たに取引所が追加されるたび小躍りするものです。

 

ソーシャルタブ

ここでは公式アカウントによる
ソーシャルメディアのフィードを確認することができます。

多くはツイッターが用いられていますね。

最近はサボりのプロジェクトも目にするようになってきたので
とくにできたてホヤホヤのICOトークンを持っている場合に
ここが更新されないと悲しい気持ちになります。

 

ツールタブ

ここではコインマーケットキャップ製のウィジェットや
APIツールが公開されています。

 

よくブログで見かける↓

このような
対象の通貨のリアルタイム価格を表示するウィジェットもここで入手できます。

使い方はカンタンで、
表示されたスクリプトをhtmlやワードプレスのテキストモードにペタッと貼り付けるだけ!

ただし、いくつも貼り付けるとサイトが重くなるので、
ワンコインのサーバーなどをご利用であれば、ほどほど(5~6くらい?)にしておきましょう!

 

履歴データタブ

ここではチャートグラフでは確認しづらい
過去の数値を参照することができます。

基本的にはビットコインの値動きに比例しますが
草コインなんかだと死んだ日があったり妙に盛り上がっている日があったり
何かしら活用できるかもしれませんね。

 

まとめ

仮想通貨ユーザーの強い味方、コインマーケットキャップ。

とくに各種ICOトークンや草コインを運用している方にとっては強力な味方となるので
スマホのブラウザタブに準備して、通勤中や寝る前などにこっそりと眺めるのも良さそうです。

併せてイーサデルタや草コインの3大登竜門(Coinexchange.io、Cryptopia、YoBit)といった
KYC(Know Your Customer/本人確認)を必要としない取引所もいくつか開設しておけば、
仮想通貨運用に強力なタッグが生まれるでしょう。

 

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