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DMM Bitcoin取引所の手数料について調べてみました

既存ユーザーの移住や新規の獲得が難しいとされる仮想通貨取引所の新規開設事情ですが、DMMがそこへ飛び込んできたからには勝算があるに違いありません。今回はDMM Bitcoin(ビットコイン)の特徴のひとつでもある、手数料について調べてみました。

DMM Bitcoinについてざっくりとおさらい

※各取引所の手数料数値は執筆時点(2018年2月2日)時点のものであり、今後各社で変動する可能性があります。取引所選びの参考にされる際は公式サイトでご確認されるようお願いします。

DMM Bitcoin(ビットコイン)は巨大グループDMM.comの関連会社である
株式会社DMM Bitcoinが運営を行う
2018年の1月16日より取引(厳密には登録受付)が開始された、日本国内の仮想通貨取引所です。

 

DMM Bitcoinの大きな特徴としては、
他の取引所ではビットコインやイーサリアムでのみ可能だったFX取引(証拠金取引)を
人気のアルトコインでも可能にしたサービスを展開している点です。

上記2通貨のほかに、

  • ライトコイン(LTC)
  • NEM(XEM)
  • リップル(XRP)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • イーサリアムクラシック(ETC)

でもレバレッジを掛けた取引を楽しむことが出来ます。

 

ちなみに最大レバレッジ倍率とロスカット率(強制決済が発動する証拠金維持率)は

  • 最大レバレッジは4倍
  • ロスカットは証拠金維持率80%以下で実施

と、上級者に厳しく、
初心者にやさしい(?)仕様となっています。

 

参考までに、国内大手の取引所と比べると

  • bitFlyerの最大レバレッジは15倍、ロスカット50%(追証あり)
  • Zaifの最大レバレッジは7.77倍、ロスカット30%(追証なし)

かなりライトに仕上げられているのが明白ですね。

 

また、仮想通貨FXを気軽に試せるように
多くの手数料を無料にしている点も特徴的でしょう。

今回は通貨の特徴は置いておき、
DMM Bitcoinの手数料について見てみようと思います。

 

DMM Bitcoinの各種手数料について

DMM Bitcoin(ビットコイン)が強みとして打ち出している各種手数料について
項目順にひとつずつ見てみましょう。

ここでは大手取引所のbitFlyerやZaifを引き合いに出してみたいと思います。

 

日本円の入出金手数料

画像引用:DMM Bitcoin

まずは入出金手数料からです。

入出金手数料というものは、基本的に日本円による取引所アカウントへの入金、
あるいは取引所から口座への日本円出金に対して指すものであり

ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨の入出金に関しては
多くの取引所で手数料を取らないのが通例です。

(※送金側が送金処理を行うマイナーへ支払う報酬は別物として考えられます)

 

画像引用:Zaif

上の画像はZaif取引所のものです。

(※仮想通貨にも送金=出金手数料がありますが、これはマイナーへ支払う手数料をZaifが肩代わりしているためです)

 

bitFlyerやZaifといった大手をはじめ、
既存の多くの取引所では、アカウントへの日本円入金に約300~1000円(入金金額で変化)ほど手数料を取られ、
また、取引所から口座へ日本円を出金する際も同様に300円~1000円ほど手数料が掛かりますが、
DMM Bitcoinではどちらも無料となっております。

 

これはなかなか珍しい取り組みで、
1000円だとちょっとあれですが、3000円だけの小額入金でも(コンビニ、銀行手数料は取られますが)、
ほとんど資産が目減りせずに取引を開始でき、

基本固定費である出金手数料が無料のため、
資産の目減りを起こさずに手仕舞いすることが可能となっています。

 

これは小額入金でも参入しやすい仮想通貨初心者や
他所の利用者でもアルトコインFXを試してみたいというサブ利用の層を狙った、強力なアプローチとも言えそうです。

 

取引に関する手数料

画像引用:DMM Bitcoin

続いて取引に関する手数料を見てみましょう。

現物取引(単純に買う、売る)に関しては多くの取引所でも同様に無料、
あるいはZaifのようにマイナス手数料が実施されており、これといって特徴的ではありません。

 

特徴的なところとしてはポジション決済手数料が無料という点でしょうか。

これは建て玉(ポジション)を市場から引き上げる際に徴収される手数料を指すもので、

画像引用:bitFlyer

 

bitFlyerの現物取引では、金額に応じた決済ごとに手数料が発生します(LightningFXでは無料です)。

ちなみにZaifのビットコイン現物ではマイナス手数料となっており、
決済後に手数料相当の金額が日本円で送金されてきます。

 

ロスカットに掛かる手数料というものはあまり聞きませんが、
ポジションが日を跨いだ際に支払う手数料(スワップポイント、日時手数料)については
他の取引所と同様に手数料が徴収されます。

建て玉はリミットやその他の金額設定でいくつも建てることができ、
それぞれの建玉金額ごとに0.04%、日ごとに徴収されます。

ちなみに

  • bitFlyerのスワップポイントは0.04%/日
  • Zaifの日時手数料は0.039%/日

となっており、大手取引所の平均的な数値となっています。

 

まとめ

ざっとみた印象ですが
新規ユーザーや既存ユーザーでも試しやすいよう
まず参入の障壁となる手数料のオトク感を演出してきたようですね。

とくに日本円の入出金手数料というものは金額の割合ではなく固定費のため、
小額で試すにはどうしてもハードルに感じる部分を、うまく撤廃しに掛かってきたようです。

 

 

ただ、ひとつだけ問題点があり、
他の記事で何度も載せている画像ですが・・・

手数料という点だけ見れば安いDMM Bitcoinですが
取引を行う際の市場スプレッド(金額乖離)が圧倒的に大きなため、
短期で売買しづらいのが最大のネックではないかと思うところです。

DMM Bitcoinユーザーが増えれば取引注文が増え、
はたして他の取引所水準まで落ち着いてくれるのか
このあたりは新規ユーザーさんも注意してみるべきポイントかと思います。

 

まだまだ利用者の少ない仮想通貨FXですが、
それに先んじてアルトコインFXを導入したDMM Bitcoinの決断は
個人的にはお見事だと賞賛したいところです。

 

 

 

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