BNB&取引高が実現する格安な手数料、ユーザーが上場銘柄を決定できるVote機能とツブぞろいのアルトコイン、ハッキングに対する運営の迅速な対応などなど、ユーザーの声を無視する国内の取引所とは一線を画す世界最大の取引所、Bianance。今回はBinanceで取り扱うアルトコインの、すべては無理ですが、代表的なものをピックアップしてご紹介してみようと思います。
Contents
Bainanceについてざっくりとおさらい
概要
Binanceは中国・香港に所在を置く
世界最大の仮想通貨取引高を誇る取引所です。
2018年の3月に独自開発のブロックチェーンBinance Chainの発表が行われ、
近日、ハッキングに強い分散型(DEX)への移行が予定されております。
一般に仮想通貨の規制にうるさそうな中国当局ですが
特別経済地区である香港とマカオに限っては金融局の規制外であるため
BinanceやOKEX、HuoBiといった巨大な取引所が今も営業を続けています。
このBinance、日本の取引所と違ってよい意味でお金にがめつく、
ユーザーを増やすためのサービスを次々と発表、展開を続けており
おもにアルトコインユーザーを中心に
日本人ユーザーも国内取引所に見切りを付けて移住を始める有り様となっています。
『「無登録営業は大問題。金融庁は早くバイナンスを取り締まるべきだ」と指摘する声が上がっている。金融庁が同社を問題視していても不思議ではない。』
海外無登録業者とそのアフィリエーターについての問題…#NewsPicks https://t.co/gjsfm0TjLx
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2018年2月16日
日本人だからと無理して国内取引所を使う必要はありません、
サービスの良いほうに人が流れるのは当然なのです。
あっさり国をまたげるのが
仮想通貨ならではのすばらしい特徴ですね。
上場銘柄の投票システムがさらなる取引高を生み出す
Binanceで取り扱われる銘柄はVote機能、
つまりユーザー投票から選び出された人気どころばかりなので
他の取引所とも連携が取れやすかったり、
開発者が行方不明になることも多いこのご時勢で、
ユーザーによって選ばれる=そこそこ信頼度のあるプロジェクトが多いのがありがたいところですね。
Binanceで取り扱うアルトコインをご紹介
日本でもおなじみ、定番アルトコイン
かつてコインチェックが取り扱っていたことで、
国内でも有名になったアルトコインもBinanceで購入可能です。
コインチェックと異なる点として
コインチェックからコインを買い上げる販売所方式と異なるユーザー間との取引板方式であり
また、圧倒的な取引量を誇るために板が厚く、スプレッドが極めて小さいという利点があります。
国内取引所ではアルトコインを買って売るだけで10%以上の資産が失われることもありますが
Binanceならほとんどの場合、0.5%~1%以下の損失で済みます。
中長期のホールドであればそのような悲しみは時間が解決してくれるかもしれませんが
取引を繰り返す短期運用であれば手数料の高さは致命傷にもなりかねません。
国内の販売所でしか購入できないコインを入手したいのであれば
後述しますXRPでの安価&高速送金による入金方法も組み合わせて
Binanceの利用も検討されたほうが良いでしょう。
売買取引を繰り返す短期トレード予定であれば尚更です。
イーサリアム&クラシック(ETH&ETC)
ビットコインに次ぐ第二の仮想通貨、
イーサリアムならびにハードフォーク通貨であるイーサリアムクラシックも
当然ながらBinanceで取引可能です。
またBinanceではETH建てのマーケットも多い(150ペア以上あります)ため
イーサリアムメインで運用を行っている方にとっては
EtherDeltaと同様に抑えておきたい取引所のひとつです。
単純にETHをゲットしたいのであれば、
bitFlyerやZaifでJPYやBTCとのペアが取引板で存在するので
そちらを利用しても良いかと思います。
Ripple(XRP)
ブロックチェーン国際間金融送金システム『Ripple』のブリッジ通貨として
業務用途の超高速決済を実現するために生まれたXRP。
超高速、低価格な手数料という特性を利用し
日本で購入したRippleをBinanceへ送金してBTCに変換
BTCでペア市場を探す、という手法が用いられております。
(※BTC送金に比べて速くて安いので、ぜひ一度小額で試してみてください)
ただし単純にXRPを入手するだけであれば
国内のbitbank.ccやDMM Bitcoin、GMOコインでも購入可能なので
そちらを利用しても良いかもしれません。
LISK(LSK)
Liskはイーサリアムにも似た
ブロックチェーンアプリケーションのベースプラットフォームです。
イーサリアムと異なる点に
プラットフォームごとにブロックチェーンが独立可能なサイドチェーン機構を持っており
ハッキングやバグに対して頑強なシステムを持つことで評価されています。
LISKは国内のbitFlyer取引所でも購入可能ですが
Lightning取引所ではなくアルトコイン販売所での取扱いのため
高額なスプレッドも踏まえると、一定額以上の購入であれば、
XRPをBinanceへ送金→BTC購入→LSK購入といったプロセスのほうが
結果的に安くなる可能性も出てきます。
Monero(XMR)
3大匿名系暗号通貨のひとつがMoneroです。
- リング署名
- ステルスアドレス
- 秘密取引
これら3つの機能を組み合わせることで
きわめて高い取引の秘匿性を実現しており
各国の金融庁から悪用を懸念されるほどの性能を持ちます。
一方でMoneroはPoWマイニング通貨としても良好な結果が出るため
Binanceでの単純な売買取引はもちろん、
MinerGateなどで採掘したXMRを売却する場所としても機能してくれます。
DASH(DASH)
3大匿名系暗号通貨のひとつがDASHです。
Darkcoinという名称からリブランドされ
旧名の通り高い匿名性を持つとともに
DASHの名に恥じない超高速決済がDASHのウリです。
Zcash(ZEC)
Litecoin(LTC)
アルトコインの代表格とも言えるライトコイン。
ブロックチェーンとは別の独自の決済チャンネル
Lightning Network機能を実装しており、
- 高速決済
- 1satoshiから可能な小額決済
- 安価なマイナー手数料
- スケーラビリティ耐久
といったビットコインにはない
送金や決済でのアドバンテージを持ちます。
また実決済の機能LitePayがアップデートされたことで
本家のビットコインに迫る開発の進捗も見せるようになりました。
LTCはBinanceでももちろん取り扱いますが、
bitFlyerやbitbank.cc、DMM Bitcoinといった国内取引所でも入手可能なので
単品購入してとくに短期の売買取引を繰り返さない=ホールド目的であれば、
これらを利用しても良いかもしれません。
Binanceで人気のコイン
こちらは国内取引所では入手不可能なアルトコインです。
コインチェックで取り扱っていた銘柄ほどの知名度はありませんが
Binanceでは基本的にユーザーの人気投票によって選ばれた通貨が並ぶため
取引高や時価総額ではそれらに匹敵する勢いの人気どころが揃います。
Verge(XVG)
VergeはBinanceで高い人気と取引高を誇る
匿名系暗号通貨のひとつです。
従来の匿名通貨と異なる点として
将来的にレイスプロトコルが実装されることで、
取引ごとにデータを公開したりあるいは非公開に切り替えることができる新しい匿名通貨を目指しているところでしょう。
TRON(TRX)
TRONは分散型の無料コンテンツ系エンターテインメントを構築するプラットフォームです。
コンテンツの開発や売買、管理までもがTRON上で管理できるようになり
すでにBaofeng GroupやObike、Game.comといった
中国や台湾のコンテンツ配信企業との提携も発表されています。
NEO(NEO)
NEOは中国版のイーサリアムと呼ばれているように、
ブロックチェーンアプリケーションの開発ベースとなるプラットフォームです。
中国で開発されたAntshares(ANS)からリブランドされた通貨であり、
中国国内できわめて高い人気を誇る通貨として知られる一方、
ビットコインの値動きに反発する粘り強い特性を持つことで、日本でもファンの多い通貨です。
プラットフォームとしての実力はもちろんのこと
BinanceでNEOを保持しておくとGASという通貨が配当として受け取ることができるため
本家イーサリアムに襲い掛からんとする勢いで勢力を伸ばしているコインですね。
OmiseGO(OMG)
東南アジア圏の決済システムOmiseの流動通貨であり、
Binanceが開設されて真っ先に公開投票された人気トークンがOmiseGOです。
購入審査アリ&最低購入が一口50万円の
プレミアムなICOを開催したプラットフォームとしても有名ですね。
Omiseは日本人が開発したプラットフォームということもあり
日本でも高い関心がもたれている銘柄のひとつです。
(※反面、Omiseは日本と距離をとっていますが)
イーサリアムベースのERC20トークンであり
ウォレットへの保管はガス代を少し入れた
ERC20ウォレットを用意しておく必要があります。
Binance Coin(BNB)
Binanceが独自に発行する取引所内通貨がBinance Coinです。
単純に他の通貨と同様にBNBの売買取引をしても良いのですが、
一般的な通貨取引時の手数料をその通貨でなくBNBで支払うことで
最大50%もの手数料が割引される、という特別なボーナスを持ちます。
そのためBinanceでガシガシと短期取引やスイング取引を行う方にとっては
まず用意しておきたい通貨のひとつですね。
2018年3月14日にBinance独自開発のブロックチェーンBinance Chainが発表されたため、
Binance取引所が分散化(DEX化)するとともに、
Binance Coinのブロックチェーンは今後Binance Chainに統合されることになります。
まとめ
国内で見たことのある人気の定番銘柄はもちろんのこと
人気投票が行われる=知名度や期待度の高い新銘柄が続々取り扱われるという点で
安心感とともに期待感も持ち合わせることができるのがBinanceの大きな特徴でしょう。
国内取引所では実現不可能な
BNBを利用した格安の取引を、ぜひとも体感してみてください。
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