GMOコイン

GMOコインが仮想通貨のレンディングサービスを始めるようです

一定期間の間にコインを貸し出すだけで枚数が増える仮想通貨のレンディング=貸仮想通貨サービス。Poloniexやコインチェックではおなじみのサービスでしたが、最近になってbitbank.ccに続きGMOコインでも開始されたので、今回はどのようなサービス内容なのか他社と比較しながらご紹介してみようと思います。

※コインチェックの貸仮想通貨サービスはコインの貸し出しは行えても、おそらく出金ができない状況です。正常なサービスが開始されるまではご利用されないことをオススメします。

貸仮想通貨(レンディング)サービスとは?

貸仮想通貨(レンディング)サービスとは
ユーザーが所持する仮想通貨を一定期間、運営に貸し付けることで
運営からそのコインの利用料を受け取ることができるサービスです。

 

取引を行わなくても、一定期間コインを預けるだけでコインが増えるメリットがありますが、
通貨価格が暴落したり、急な入り用の際でも満了日までコインが引き出せない、

あるいは引き出せるけどもbitbank.ccのようなペナルティが加算されるといったデメリットもあり、
2018年のはじめに起きたコインチェック事件のような、
貸し出し先のトラブルに巻き込まれるケースなども考えられます。

 

幸いにも仮想通貨の大手取引所界隈で貸し倒れの例は未だ見ませんが
ソーシャルレンディング界隈などではたびたび貸し倒れが見られるために注意が必要です。

(※私もライトライズにとんずらされたひとりだったりします)

 

国内取引所のコインチェックでは
『貸仮想通貨サービス』がサービス中(新規会員による利用は一時停止中)で、

 

海外取引所のPoloniexでは『LENDING』という項目から
サービスへアクセスできます。

 

 

2018年の4月からはbitbank.ccによる
貸仮想通貨サービスへの参戦が始まりました。

 

これまでは国内の取引所では唯一コインチェックのみが提供していたサービスだったのですが、
最近になって一気に選択肢が増えてきたカタチですね。

 

GMOコインの貸仮想通貨サービス

 

 

GMOコインがサービスを開始するにあたり気になるのが
やはり満了期間や対応通貨、利率といった他社との違いでしょう。

 

現在のところ、貸し出し対象となる通貨はビットコインのみ

 

 

コインチェックのレンディングサービスでは
コインチェックで取り扱うすべての仮想通貨がレンディングの対象になっていましたが
GMOコインではbitbank.ccと同じくビットコインにのみ対応するようですね。

 

満期は90日、利率は年/5%で固定

– 満期
90日間
※実行日と決済日につきましては、ご当選されたお客様へ個別におしらせいたします。

引用:GMOコイン

貸し出し期間を選べるコインチェックと異なり
GMOコインでは90日間の期間固定となっています。

ちなみにbitbank.ccの貸し出し期間は1年で固定です。

 

– 貸借料
10 BTCにつき、0.12328767 BTC
※5%/年(税込)に相当(1 Satoshi未満は切り捨て)します。
※貸借料には、税金が課税される場合があります。課税制度の詳細については、税理士、税務署などにお問い合わせください。

例:10 BTCを貸し出し、満期(90日)を迎えた場合にお客様が受け取る貸借料
(10 BTC × 90日 × 5%)/365 = 0.12328767 BTC

引用:GMOコイン

満期が90日間に対して年利5%に相当する貸借料です。

 

画像引用:コインチェック

これは最長の365日満期で5%年利のコインチェックや、

 

画像引用:ビットバンク

10BTC以上を365日貸し出したbitbank.ccの年利と同じ数値ですね。

これら期間の短さと年利の高さで比較すると
GMOコインのサービスに強みがあるようにも思えますが・・・

 

 

最低貸付金額は、なんと10BTCから!

– 申込単位
10 BTC

– 最小申込数量
10 BTC

– 最大申込数量
100 BTC

 

引用:GMOコイン

レンディングの参加に必要なBTCは最低10BTCから。

コインチェックが20万円相当の通貨数量、
bitbank.ccが1BTCで始めれることを考えると
この数値(約700万円)は相当にハードルが高いですね・・・

 

 

まとめ

通貨を一定期間預けておくだけで数量が増えていく
仮想通貨の貸し出しサービス。

GMOコインの満期は3ヶ月と短く、
5%という他社と比べても高めの年利が魅力的ではありますが、
貸し出しの条件となる数量が10BTCからと、とにかくハードルが高いのが難点です

 

bitbank.ccの条件である最低貸し出し金額1BTCでも結構引っかかるところがあったのですが
GMOの場合はあくまで大口のユーザー限定といったところでしょうか。

 

一方で、GMOコインは金融庁の営業許可を受けているとはいえ
取引所へコインを預け入れるというレンディングの特性上、
ハッキング被害によって取引所に置いたコインが盗まれてしまったり

直接的に盗まれなかったにしても、貸し付けた通貨が一時的に封印されたり、
最悪の場合は貸し付けたコインが接収されるという
いわゆる第三者リスクを抱えてしまうことになります。

 

満了期間は90日と比較的短いのですが、
「大金をウォレットに入れておくくらいならレンディングに・・・」
という考えは少しばかり危ういので、

とくに運用資金の大きなGMOのサービスでは
コインチェックの一件も思い出し、慎重に判断を行いたいところです。

 

 

 

GMOコインの貸仮想通貨サービスご利用はコチラからどうぞ!

 

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