価格の暴れん坊っぷりから、国内で知られる人気アルトコインの中では独特な存在感を醸しだすLISK。マイクロソフトとパートナーシップを結んだことで話題となったLiskは、今後リブランドやSDKの配布が予定されており、現在も活発に開発されているプラットフォームとして人気を博しています。bitFlyerでのLSKの取り扱いが開始されたということで、今回はbitFlyerでのLISKの購入方法をご紹介しようと思います。
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Lisk(リスク)とは?
Lisk(リスク/通貨コード:LSK)は
分散型アプリケーションDApps (Decentralized Applications)のためのプラットフォームです。
2018年の2月20日予定のリブランドによって開発名と通貨名が変更される予定であり
4月(本来は2017年末でしたが)には開発者用のSDKの配布が予定されています。
分散型アプリケーションといえばよくイーサリアムが引き合いに出される印象もありますが
Liskがイーサリアムと異なる点に、
リスクのブロックチェーンから開発者のためのブロックチェーンを派生するサイドチェーンを実装している点が挙げられます。
また開発言語に利用者の多いJavaScriptを採用しており
技術共有といったコミュニティーの発展にも期待が持てそうですね。
製品のローンチが期待されるアップデードが続くほかに
プラットフォームの流動通過であるLSKは
国内で購入できるアルトコインとしては
とくに乱高下を繰り返す通貨として広く知られることとなり
2018年の1月にはbitFlyerアルトコイン販売所での取り扱いがスタートしました。
LSKの購入方法
LSKの国内での購入といえば、かつてはコインチェック取引所が利用されていましたが
2018年1月に起きたNEMの不正送金、いわゆるコインチェック事件によって
コインチェックでのLSKも含めたアルトコインの売買および送金は、現在停止されている状況です。
そんな折にLSKの取扱いを開始したのが、
国内ではかつてのコインチェックに次ぐ24時間BTC取引高、
現在では国内最大であるbitFlyer取引所です。
かつてはビットコイン一本で国内仮想通貨市場を引っ張ってきましたが
ユーザーのアルトコイン需要に応えるべく、
イーサリアム(ETH)やライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)などの取扱いもはじめました。
今回はそんなbitFlyerを利用して
LSKの購入手順を
- アカウントの作成
- 本人確認書類の提出、住所確認の郵便書留の受け取り
- 日本円の入金とLSKの購入
このように解説してみたいと思います。
※国内取引所を利用するためには改正資金決済法に則り、取引所へ本人確認の書類を提出する必要があります。この提出された書類の確認や、住所確認のための郵便書留の配送時間なども含めえると、実際にLSKを購入できるようになるまでに約一週間の時間がかかりますのでご注意ください。
また、bitFlyerでリスクを購入する場合は取引所での取引によるものでなく
『アルトコイン販売所』からbitFlyer社の持つLSKを直接購入する方式となります。
コインチェックもそうでしたが、
この販売所方式だとお手軽に入手できるぶん、少々割高になるのがネックです。
※LSKを取引板から購入するには、2018年2月現在のところ海外取引所を利用するしかありません
1.bitFlyerアカウントの登録・作成
まずはbitFlyerのトップページよりアカウントを作成します。
右上の『無料アカウント作成』をクリックし
bitFlyerで利用するメールアドレスを入力します。
(ちょこちょこ細かいお知らせが来てめんどくさいので、普段使いのメールアドレスとは別のものを利用されることをオススメします)
確認メールに記載されたコードを
ブラウザのホップアップ窓に入力すればアカウントの作成が完了です。
2.本人確認書類の提出、住所確認の郵便書留の受け取り
アカウントは作成したものの
現在のままでは日本円の入金が行えないので
必要事項を入力し、本人確認書類のアップロードを行います。
ログインすると右側のアカウント情報にアカウントクラスが表示されるので
これがトレードクラスになるように、それぞれ必要な項目を埋めていきます。
具体的には
- 本人情報のご登録(入力)
- ご本人確認資料のご提出(写真画像のアップロード)
- お客様の取引目的等のご確認(チェックするだけです)
- 転送不要書留郵便のお受取(郵便配達員さんからサインを行って受け取ります)
これらが必要となり、
また本人確認書類のアップロード(提出)から1~2営業日、
承認されてから郵便書留が到着するまでに4~5営業日、
合計で一週間ほどの時間が掛かります。
到着した書留には確認コードが記載されていますので
bitFlyerのアカウントメニューから確認コードの入力を行い、
運営側が確認すれば、ようやくひと通りの操作が行えるようになります。
下の日本円の入金と同様に、
他の国内取引所を利用する上でも避けては通れない手順なので
覚えておいても損はありません。
3.日本円の入金とLSKの購入
アカウントがトレードクラスに昇格すれば
アカウントのウォレットへ日本円を入金できるようになります。
このウォレットはあくまでもbitFlyer側から貸し出されたウォレットであるため
万が一のことを考え、取引に必要ない資産は入金しない、あるいは預けっぱなしにしないようにしましょう。
参考記事:コインチェックの不正送金被害について
入金方法には銀行振込やコンビニ入金のほかに
ネットバンキング入金や銀行ATM入金にも対応しています。
私がよく使っているのがコンビニ入金方法です。
銀行振込では残高反映に1~2営業日ほど時間が掛かりますが
コンビニ入金では時間や休日祝日関係なく、30分~1時間ほどで残高反映されて便利です。
日本円の入金は左側メニューの『入出金』から行います。
銀行から入金を行う場合は『日本円ご入金』を
コンビニエンスストアから入金を行う場合は
『クイック入金』から『コンビニから入金する』タブを押しましょう。
それぞれの店舗端末専用の番号が出てきますので
それらをロッピーやファミポートなどに入力して『払込票』を出力し、
レジにて精算を行います。
LSKを購入するには左メニューの『アルトコイン販売所』から
通貨種類の『リスク』タブを選択し、数量や金額を指定して購入します。
表示価格の差を見ると分かるかと思いますが、
一度の売買行為で約5%ほどの手数料が取られてしまいます(市場の5%高く買わされるor5%安く売らされる)ので、
通貨タブを間違えて別の通貨を購入しないよう注意されてください。
また、上記のような理由から、販売所での短期売買で利ザヤを稼ぐのは一般的に不向きであり、
基本的には購入した通貨は外部のウォレット(LSK公式ウォレットは『Lisk-Nano』です)で保存し、
中長期の運用を見越している方が多いようです。
番外.二段階認証の設定
忘れずに設定しておきたいのが二段階認証の設定です。
bitFlyerでは仮想通貨取引所ではおなじみのGoogle二段階認証アプリに対応するほか、
スマホをお持ちでない方のために
登録メールアドレスへ確認コードを送信するメールアドレス方式や、
SMSへ確認コードを送信するSMS方式などがご用意されております。
成りすましによる不正送金を防ぐためにも
必ず設定するようにしてくださいね!
まとめ
コインチェックに次いでbitFlyerでもLSKの取り扱いが始まったと思った矢先、
まさかのコインチェック事件の発生により
国内で唯一LSKを購入できる取引所/販売所がbitFlyerに入れ替わったカタチとなりました。
とくに大量のLSKを購入された方は、少々めんどくさいかもしれませんが
コインチェック事件での出来事をご覧に頂き
Lisk-Nano等の外部ウォレットで保管されることを重ねてオススメします。
(取引所に封印されてはたまりませんので・・・)
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