仮想通貨で資産を増やした個人の方、恐怖の12月がやってきましたよ。
少しでも楽ができ、リスクを抑えられるアイデアをご紹介します。
10年ほど独立系で税務やってきた経験者かつ、
税理者じゃない視点から。税理士さんに依頼しつつ、全体をフワッと把握してる立場として、なるべくわかりやすいようざっくりイメージです。
Contents
基本的な考え方
WEB検索するとたくさんできてきますし、
私は税理士ではないので、こまかいことは言えませんが
法律が追いついていないので、
迷ったら多く納税する方向
が基本だと思いますし、
税理士さんもそういった解釈が多いと思います。
つまり、
仮想通貨の履歴はすべて申告!
収入もすべて申告して雑所得!
判断に迷ったら、税務署にツッコまれても絶対納得頂けるやりかた
↓
結果、多めに納税する感覚に
(わかりやすいように極端に言ってます)
理由は↓
最大1.4倍?追徴課税の恐怖
例えば、
- アルトコインとBTCの売買は申告するのか
- 海外取引所の売買は申告するのか
- マイニングやハーベスト報酬は申告するのか
- レンディングの収入は?
- アドレス間違って電子の海に消えた(GOXした)通貨の取扱いは?
などこれら以外にも
収入や取引履歴のパターンはいろいろあると思いますが、
迷ったら全部申告、雑所得!
という税理士さんが多いはず。
なぜなら、
あとで法律が追いついて解釈が変わった場合、
過去に遡って追徴課税を請求されるリスクが高すぎるから。
不納付加算税
不納付加算税は、法定の納付期限後に納付・納税の告知を行った場合に課されることになります。追加で支払うことになる税額に対して10%の税率が加算されることになります。
これは
我々のリスクでもあり、税理士さんに手伝ってもらったら彼らのリスクでもあります。
ですので、
迷ったら全部、課税対象として申告!
の方向に力が働かざるをえない。
税理士さんは、敵であり、味方である
複数の税理士さんと話してると思いますが、
彼らは我々の味方でもあり、国税庁の味方でもあります。
どちらの味方をしつつも、
法律や事実と齟齬が起こらない絶妙なバランスを取る。
なぜかというと、
- 極端に我々の味方をすると、国税庁を敵に回し職を失う。
- 極端に国税庁の味方をすると、顧問先が減って職を失う。
からです。
こういった背景から、まともな人だと
脱税手伝ってくれる税理士さんはいませんし、
極端に税金を多く払わせる人もいないと思います。
もちろん個人差はあるでしょう。
利益が数百万円出てれば、プロに外注丸投げが◎
記帳とか集計作業は、
やってみるとわかりますが、
めちゃくちゃ大変です。
- 全取引所の売買履歴取得
- 全通貨の売買履歴エクセルにいれて、集計
- 取引所間の入出金履歴洗い出し
- リファラル・アフィリ収益切り分け
- 未上場で売買できないICOトークンの処理
まだまだあるでしょうが、
これらをエクセルで、
間違いがないように集計。
しかも
- 円建ての計算はいつの、どこの価格を使うか
- アルトコイン売買は利確の対象になるか
- リファラルや未上場ICOトークンはいつ課税対象にいれるのか。
という
素人では判断がつかない判断を
ひたすら求め続けられます。
それを乗り越えて、
やっと集計結果から、収める税金を割り出し、確定申告。。。
エクセルに慣れてて、
取引所が5つくらいだったら、
本気でやれば2週間くらいかな。。。やってないからわかんないけど、
とにかく脳みそが溶けると思います。
(外注するための資料準備だけで溶けました。)
なので、
利益が出てたら、プロに外注丸投げをおすすめしたい
『外注丸投げ』という言葉の響きは悪いですが、『税務の外注丸投げ』を生業をしている人がたくさんいます。
とくに税理士業界はITシステムに置き換わっていて、仕事がなくなる業界のひとつ。
つまり、税理士さんに外注費払って丸投げすることは、すばらしいことです。
どちらも幸せになれるじゃないか。
もちろん税理士さんも100%正しい!ミスがない!
ってワケではないわけではないですが、
素人判断より正しいし、確定申告の際に『税理士のお墨付き』がつくので、
あとでややこしくなりにくい、言い訳も立つ。(うちみたいな法人運用だと実はここのリスクヘッジが大きい)
外注相場は、10〜50万円くらいか。
利益や取引所の数などによるでしょうが、
たぶん『10〜50万円』のは払いきりが、体感の相場。
たとえば
丁寧な問合せ対応で話題になった
仮想通貨税理士の@2nd_chick さんのサービスはこんな感じだった。
うちも
ふだんの顧問料+◯万円とかでお願いできたので、
大きくズレはないと思います。
仮想通貨に対応してくれる、税理士さんの探し方
税理士さんにも得意不得意があって、
はずれを引くとたぶん目も当てられません。
いまだにクラウド会計ソフト使えないお爺ちゃん税理士に、
仮想通貨税務任せるなんて、誰得です。フルレバレッジのFXよりも消耗します。
ですので、
きちんと対応できる方を選ぶことが、すべて。
大事なのでもう一度。
きちんと仮想通貨税務に対応できる方を選ぶことが、すべて。
具体的な探し方です。
おすすめ1:特化してる税理士さんやサービスを探す
ツイッターやfacebookでは、@2nd_chick さんと @k_art_u さんをよく見る印象。
どちらもSNS上で、仮想通貨税務の相談を受け付けられていました。(今は知らない
他にも私が見えていないだけで、もっといるかも知れません。
ちなみに @2nd_chick さんは前述のGUARDIAN運営会社の社長さん。
ご縁があり直接お話したことがありますが、仮想通貨界の仏様的な人でした。ビジョンと行動力がすさまじい。
引用:GUARDIAN
第一次募集は100名限定だそうです。
その他、WEB検索やツイッター検索で見つけることができると良いですが、
需要に対して供給が少なすぎるので、恐らく個人で目立っている税理士さんはスケジュールがパンパンなはず。
来年の2月ごろには、行き場のない『仮想通貨の税務難民』が生まれそうな予感。GUARDIANのキャパ拡大に期待
— オノトモユキ(Tomoyuki Ono) (@onotomo_net) 2017年11月26日
そんな場合に↓
おすすめ2:ITが得意な税理士を探す
うちはこちらのパターン。
クラウド会計ソフトの『MFクラウド』『freee』など
先進的なITサービスを早くから使いこなしてる税理士さんは
仮想通貨と親和性が高い。
若くて新しい技術への適応力も高いでしょうから、
仮想通貨が未経験でも、調べて対応できる可能性があります。
国税庁が指針を示したりしてるので、レールは徐々に整いつつあります。
まとめ
ということで以上、
【仮想通貨の確定申告】外注で楽をすると、みんな幸せになれますよ。外注費の相場感を添えて
をお届けしました。
そこそこ利益がでている方は、
自分でやるよりも外注丸投げで、幸せになれますよ。
とくに投資・投機センスがたかくて、
トレードしてた方が楽しくて稼げる場合は、
ほんとに外注を考えた方がよい(自分でやると、記帳時間が機会損失に
対応できる税理士さんはたぶん多くないので、早いもの勝ち。いますぐ行動を!
まずは自分で試しに、ググって記帳してみよう!