人気取扱い通貨の種類が多かったり、手数料が安かったり、取引板が厚くて注文しやすかったり、日本人ユーザーの多くも利用するBinance。今回はBinanceで取引を始めるにあたって必要な、ビットコインの国内からの送金方法を解説してみたいと思います。
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Binanceは日本円の入金に対応していない
仮想通貨の取引高で2018年3月現在、世界一を誇るBinance(バイナンス)。
仮想通貨の取引を行う上で便利な機能を備える取引所なのですが、
唯一の欠点として日本円の入金に対応していない点が挙げられます。
基本的に海外の取引所はこのJPY入金に対応しないのですが、
その代わりに仮想通貨の基軸通貨とも呼ばれる
ビットコイン(BTC)の入金(取扱い)には、ほぼ対応しています。
なので、仮想通貨取引で海外の取引所を利用する際には、
いったん日本円の入金に対応する国内取引所で仮想通貨(ビットコイン)を日本円購入し、
海外取引所へビットコインを送金して、ビットコイン建てで取引を行う、という手法が現在の定番の流れとなっています。
(※BinanceではXRPにも対応しているため、XRPで高速送金→Binance上でXRP建てでBTCの購入を行う、という手法も存在します)
国内でビットコイン等を購入する必要あり
Binance自体はKYC(本人確認書類の提出)が無くとも一日2BTCの出金制限で利用可能ですが、
国内取引所でビットコインを購入するとなると
それぞれの国内取引所にて本人確認書類の提出や住所確認を済ませる必要があります。
国内取引所のいずれも開設されていない方は
BinanceへBTCの送金ができるようになるまでに約1週間、
銀行振込以外の日本円入金方法では、倍の2週間ほどの時間がかかるため、ご注意ください。
ビットコインの調達先として代表的な国内取引所としては、
- bitFlyer
- Zaif
- bitbank.cc(こちらはXRP送金にも対応)
このようなものが挙げられます。
ちなみにbitFlyerやZaifでは
『販売所』や『簡単売買』といった販売所が設置されていますが、
販売所での購入は高くつくので
必ず取引所から購入するようにしましょう!
とはいえ、
例えばZaifにおいてMONAの小数点購入は簡単売買からでしか行えなかったり、
販売所だと購入ラグが少ないという利点もあったりするので
時と状況によって使い分けたいところです。
送金という手順を踏む必要がある
日本円で購入したコインをその取引所で運用するという国内取引所と異なり
海外取引所を利用する上で送金という手順が必要となってくる以上、
- 送金料手数料が発生する(ビットコインだと0.0004BTC~、約400円~)
- 送金トラブルの際は取引所が所在する国の言語(英語、中国語)で、少し専門的な対応が必要になる
このようなデメリットも少なからず付いてきます。
(※海外取引所 トラブル などで調べるとたくさん出てきます)
いつもの口癖ではありますが、
海外送金が伴う運用については、ある程度の覚悟や
余計な不安を抱える必要のないくらいの小額運用で楽しむのが良さそうです。
国内取引所からの送金方法
まずはBinance側でコインの受け取りアドレスを生成
まずは受け取り側となるBinanceで
コイン送付先=受け取りアドレスの生成を行います。
まずはログイン後に上部Funds(資産)タブから
Deposits(預け入れ)を選択します。
(※逆にBinanceから送金を行う場合はWithdrawalsで国内取引所で生成した受け取りアドレスを入力します)
ひとつ注意すべき点として、
受け取りアドレスは通貨ごとに異なる
という点です。
- ビットコインアドレスに向けてXRPを送金した!
- イーサリアムのアドレスに向けてビットコインを送金した!
このようにして送金した資産が消えてしまう事例(セルフGOXとも呼ばれています)が後を絶たないようなので、
アドレスを生成するコインの種類と送金するコインの種類、
そしてアドレス自体の入力ミス(手打ちはゼッタイダメ!クリップボードにコピー&ペースト)が無いよう
しつこいくらいに確認することが推奨されています。
ZaifやbitFlyerからビットコインを送金するのであれば
検索窓に『btc』と打ち込みましょう。
画像だとSBTCのような、
似たようなシンボルを選択しないように注意してください。
取引所やMyEtheWalletからイーサリアムを送金するのであれば『eth』を
bitbank.ccからRipple(XRP)を送金するのであれば『xrp』と入力します。
通貨シンボルをクリックすると
(画像では12Ds…から始まる)選択通貨に対応したアドレスが表示されます。
これは手書きや手打ちで記録してはいけません。
アドレスをドラッグ選択してコピー(右クリック→コピー、あるいはCtrl + C)したり
『Copy Address』を押してでクリップボード(パソコンやスマホの一時記憶領域)へコピーしましょう。
これで受け取りアドレスの生成は終わりです。
あとはご利用の国内取引所から
この生成したアドレスに向けてコインの送金を行います。
各国内取引所から、コインを送金する
4~500円ほどの手数料が余計に掛かってしまいますが
まとまった金額を送る際には一度に送金せず、
まずは小額でテスト送金を行うようにしましょう。
Binance側で生成したビットコインアドレスはそのまま残るので
一度送金に成功すれば(同じラベルであれば)次回からテストは省略できます。
BitFlyerの場合
BitFlyerからBTCの送金を行うのであれば
左メニュー『入出金』から『BTC』ご送付を選択し
Binance側でコピーしたアドレスをペーストします。
ラベルはbitFlyer側でどの送付先なのか分かるように付けるものです。
『Binance_BTC』あたりにしておきましょう。
現状では普通でも良いかと思いますが
bitFlyerでは優先度欄で手数料を上積みすることで
送金の詰まりを回避することができます。
Zaifの場合
Zaifの場合は上部アカウントメニューから
入出金と履歴タブ→ビットコインシンボルの出金を選択し
Binanceで生成したビットコイン出金アドレスをペーストします。
どの取引所でも、
入金や送金といった基本的な操作方法はほとんど変わりませんね!
どれくらいの時間で届くの?
仮想通貨の送金時間は
アドレスの検証が行われるbitFlyerなど一部のラグもありますが
取引所の事情というよりは、送金する通貨の性能とそのときの取引状況によって大きく変わってきます。
ビットコインだと速いときは30分で到着、
遅いときは私の経験で5日、到着しなかったことがあります。
平均的にBTCなら半日から2日ほどで届くようですね。
さすがに一週間を超えても届かないとなると、送金元の国内取引所や
最悪、送金先のBinanceへトランザクションアドレスの提出とともに
送金状況を問い合わせる必要性が出てくるかもしれません。
もしそうなった場合でも、Binanceでのトラブル事例や解決法の記事、
海外取引所関係で役立つ英文メールのテンプレなども出回っておりますので
そちらも検索を掛けて、対処法を調べられるとチカラになります。
まとめ
入金や出金といった取引所の操作方法は
国内取引所はもちろん、海外取引所でもほとんど変わることがありません。
小額でも良いので送金や取引を繰り返せば、
いつの間にかコツを掴んで、海外の取引所を利用した運用が身についてくるハズです。
国内取引所のサービスに不満を感じる方は
ぜひ、Binanceを試してみてください。
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