朝起きるとbitFlyerからの一通のメールが。まさかと思っていたらやはり8/1問題についてのお知らせでした。取引所がこういった処置を行うというのはかなり珍しいとのことで、あらためてビットコインの8月1日問題について振り返ってみようと思います。
うれしいキャンペーンのお知らせかと思いきや・・・
どちらかといえば悲しいお知らせです。
分かってましたとも。
coincheckからも同じようなメールが届いたのですから。
7月31日の22時から8月2日くらいまでの間
ビットコインの送金や受け取りと
ビットコインをつかうといったビットコイン決済機能が停止するようです。
イーサリアムやライトコインといったアルトコインについてはとくに制限は無いようですね。
要約すると、
・ビットコインが分裂する場合はセキュリティのメンテナンスを行い、分裂したコインをビットコイン保有量に応じて配布しますよー
・分裂しなかったらメンテナンスはしませんよー
こんな感じでしょうか?
掲示板やツイッター、チャット、ブログ界隈については
あくまで自主的に「なんかありそうだから気をつけましょうねー」くらいの感覚で声を掛け合っていた(と思う)のですが、
仮想通貨の窓口である取引所からこういうお知らせ(しかも各取引所から一斉に)が来ると
水とか電池とか缶詰を買いに行きたくなるような不安にかられます。
日本仮想通貨事業者協会?による決定らしいのですが
私たちの資産を保護するために用心をしてくれることはありがたいことです。
そもそもビットコイン8月1日問題って?
2017年からの利用者急増により送金処理に遅延が出始めたビットコインは
有志による平穏なアップデートが決定されました。
そこへジーハンウーなる人物を中心に中国人の大手マイナー勢が異論を唱え始めます。
(※理由は諸説ありますが、アップデートによって彼らの作ったビットコインの高速掘り出し機が使えなくなる=彼らが儲からなくなる、とのこと)
そしてさらにSegWitⅡという別のアップデート案を提唱する第三の勢力が現れ、
高速掘り出し機が使えるSegWitⅡに中国人マイナー勢がそれに乗っかります。
ちなみに、SegWitⅡには高速掘り出し機の開発者が混ざっているらしいです。
こうして(私欲のための)ビットコインの中央集権化を危惧する理念維持派(コア勢)と
SegWitⅡのにらみ合いが続くのが現在です。
8/1は現存のビットコインを分裂させることなくアップデート(ソフトフォークと呼びます)するのか、
SegWitⅡ勢(BTU=BitcoinUnlimited)とコア勢(BCC=BitcoinCore)のコインに分裂(ハードフォーク)するのか
その決定日となるのです。
※コチラにBKさんによって作成された漫画風の説明があります。すごく・・・分かりやすいです・・・
まとめ
メールのものものしさについ身構えてしまいそうですが、
分裂といってもイーサリアムとイーサリアムクラシックの例があるように
そんなに珍しいことではありません。
歴史的に見ればほんの一時的な問題であり
さしたる事件でも無いように思えます。
あんまり気にしすぎて疲れるのも損です。
一方で仮想通貨の基軸であるビットコインの分裂というのは
アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)を巻き込む可能性も大いにあり得るため、
仮想通貨全体の一大ニュースとして
大きく取り上げられるのも仕方の無いことかと感じるところです。
日本円に戻すと税金関係の問題もありそうなので
ひとまずウォレットにでも避難させて
野球をするなりスマヒョゲーをいじるのが良さそうですね。