国内取引所だけでは仮想通貨を運用しにくい今日この頃、海外の取引所はちょっとなぁ・・・とお考えの方に、サブとしても利用しやすい分散型取引所(DEX)CryptoBridgeの利用方法をご紹介してみようと思います。
Contents
分散型取引所CryptoBridgeについておさらい
CryptoBridgeはBitSharesプラットフォームによって稼動する
DEXと呼ばれる分散型の仮想通貨取引所です。
取引所のウォレットが取引サーバーと分離されてブロックチェーンの同期が取られているため
MtGoxやコインチェックで話題となったハッキング被害に遭いにくいという特徴があります。
日本語表記に対応しているため非常にとっつきやすく
ZaifやbitFlyerで購入可能なモナコイン(MONA)がいくつかの通貨ペアを持っているため
JPYやBTCでしか取引しか行えない上記国内取引所のサブとして
なかなかに使い勝手のよい取引所として評価されます。
またBinanceのBNBとKuCoinのKCSをあわせたような特性を持つ
独自通貨BridgeCoin(BCO)を発行しているのも特徴であり、
ユーザーの好みに合わせた運用ができる柔軟な取引所として機能してくれます。
CryptoBridgeのメリット
送金料の安いMONAとペア建てが豊富
CryptoBridgeにおけるMONAは
ビットコイン(BTC)やライトコイン(LTC)のような人気のコインや
HTMLといった期待の新鋭コインとも取引可能であり、
また、取引所発行通貨であるBCOともペアを持つため、
ZaifやBitFlyerと組み合わせることで
その運用の幅を格段に広げることができます。
- MONA:BTC
- MONA:ZNY
- MONA:XP
- MONA:BCO
- MONA:LTC
- MONA:XSH
- MONA:SMART
- MONA:HTML
- MONA:NEET
ビットコインに両替してBinance利用すればいいじゃない、という声もあるかもしれませんが
送金手数料の高額なビットコインに比べ、MONAの手数料はZaifからの出金だとわずか0.001MONA、
日本円にして5円ほどの手数料、時間も30分ほどでZaifとCryptoBridgeを行き来できる機動力の高さがあります。
MONAを直接送金できるという点は非常に便利でありがたいところですね。
マイニングの入門に最適なBitZenyや
外部のPoSプールでハーベストもどきが可能なXPとも直接取引が可能であり
うまくこれらを運用すれば、MONAを増殖させるための秘密基地としても活躍してくれるかもしれません。
- 日本円やBTCでのMONA運用はZaif
- 手ごろな通貨を見つけたらCryptoBridgeで回転させる
といったZaifやMONAとの組み合わせが抜群に良い取引所として
様々な運用を展開することが可能になります。
独自通貨BCOが面白い
CryptoBridgeでは
取引所発行の通貨であるBridgeCoin(BCO)が流通しています。
この通貨はBinanceコイン(BNB)ような割引はありませんが
CryptoBridge内取引で発生するブロックチェーン手数料の肩代わりとして利用したり
KuCoinのKCSのようにいつでも売買できずBCOは固定されるものの、
BCOのステーキング(預け入れ)を行うことで、
取引所内の仮想通貨をぽろぽろと貰うことが可能です。
デメリットとしてはBCOステーキングの手数料がやや割高なところですが
仮想通貨をタダでもらえるという点では、レンディングに近いサービスも受けれる点が
CryptoBridgeのデメリット
ブロックチェーン同期に時間が掛かり、やや重たい印象
これはEtherDeltaでもそうであるように、分散型取引所ならではの問題として
ログインごとにウォレットの同期が発生し
初回起動時に少し時間が掛かってしまいます。
たまに接続が切れたりして操作がもたつくこともあり
ここで利用する方はおそらくいないとは思いますが、
短期の売買では利用しづらい取引所ではあります。
日本円はもちろん、ETHにも対応しない
少し贅沢な意見かもしれませんが、
CryptoBridgeではイーサリアムをはじめとした
イーサリアム系の通貨を取り扱いが少ない、という点が惜しいところです。
(※ERC20トークンはあるにはあります)
ただし取引量やスプレッドでも優秀なZaifへMONAで送信すれば
運用額にもよりますがそこまで大きな損失も発生せずに
日本円やイーサリアムを購入することは可能です。
MONAの送金手数料が安い、という点が
このあたりの問題もうまくカバーしてくれていると思いますね!
通貨ペアによってはまだまだ取引高が少ない
こればかりは利用者の増加を願うほかありませんが、
多彩なMONAのマーケットが存在する一方で、一部のペアでは売買板が薄いため
スプレッドが大きかったり、そこそこの金額で約定すると板が一気に崩れてしまう弱さがあります。
とはいえ2018年の年明けから取扱い通貨もどんどん追加されており
加えて安全性の高いDEXがユーザーに認知されるようになれば、
これらは時間とともに解消されてくるの問題ではないでしょうか。
まとめ
CryptoBridgeは日本語対応で扱いやすい取引所の操作性にくわえ、
独特な通貨ペアやBCOによってさまざまな運用が行える取引所です。
とくにMONAコイナーにとっては
送金手数料が安いという通貨の特性を活かすことで、
通貨運用(浮気?)の幅を広げてくれる心強い味方として活躍してくれるハズです。