その他の取引所

Binance運営が独自のブロックチェーンBinance Chainを発表、取引所がDEX化?

2018年3月現在、世界最大の仮想通貨取引量を誇る取引所が中国のBinanceです。上場銘柄の投票制度や独自コインBNBの利用による手数料の割引など、サービスの質や取引の安定感で他の追随を許さないBinanceで独自のブロックチェーン『Binance Chain』を開発したとのことなので、今回はざっと概要を見てみましょう!

Binanceとは?

世界最大の仮想通貨取引所

Binance(バイナンス)は中国・香港に所在する
世界最大級の仮想通貨取引所です。

鬼の中国当局による国内仮想通貨取引所への締め付けは界隈でも有名ですが
マカオと香港に存在する取引所に限っては特別行政区に指定されているため
Binanceも金融局の規制を受けることなく営業ができるようです。

(※OKコインやHuobiもこの仕組みを利用して営業を続けているそう)

 

人気通貨を揃え、なおかつ手数料が安い

ビットコインをはじめBinanceで取り扱うアルトコインの取引量は他に比べて膨大であり、
いずれのマーケットも板が厚く、スプレッドが小さい、
つまり安く買えて高く売れるという、トレーダーにとっては何よりありがたい恩恵を受けることができます。

またBinanceでは独自発行のBinance Coin(BNB)を発行しており、
取引手数料の充てにBNBを利用すると最大50%の手数料が割引されるため
先述の板が厚い特性と合わさって、平均表示に限りなく近い価格でコインの売買を行うことができます。

 

BNB自体ももちろん取引が可能。

 

一方でBinanceではユーザーによる新規上場(公開)通貨の投票システムが組み込まれており
そもそものユーザーに需要のある銘柄を特選することで
板が厚い=取引量が多いという好循環を生み出しています。

いかにもユーザーの利便性を考えて作られた取引所らしく
BNBや投票システムがそれぞれ上手に機能している取引所として
日本人の多くも利用している取引所として認知されるようになりました。

 

国内取引所はぜひぜひ、見習ってもらいたいものですね!

 

BinanceオリジナルのブロックチェーンBinance Chainを発表

ハッキングに際してか?

先日(2018年3月頭)、ハッカーのAPIハッキングによる
Binanceユーザーアカウントへの特定通貨への購入操作が発覚しました。

この際のBinanceの対応は実に速く、
あっさりロールバックして犯人の利を潰すとともに
さくさくと営業を再開する手腕が高く評価されています。

日本の取引所トラブルとは対照的な対応にくわえ
犯人に懸賞金を懸けて捕まえようとする頼もしい姿勢もなかなかでしたね。

 

Binance Chain

先日のAPIハッキングの影響を受けてか
BinanceのNewsより、突如自社ブロックチェーンの存在が明かされ
分散型取引所、いわゆるDEXの開発に利用されるとの発表が行われました。

これまでに取引所内を流動していたBinanceCoin(BNB)についても
このBinance Chain上で記録されるためのアップグレードが行われるようです。

 

独自のブロックチェーンを実装することで何ができるのか?

Binance Chainを実装することで
取引所の分散化に伴うセキュリティの向上はもちろん、
独自サービスを柔軟に展開する狙いもあるのかもしれません。

例えば公開通貨投票の仕組みをスマートコントラクトで実装するとか
Zaifを抱えるテックビューロと同じく
COMSAのようなICOの母体となる可能性も考えられますね。

BNBホルダーに更なる権限が与えられるのではないかと予想するところ。

 

大丈夫なの?日本の取引所

 

国内取引所の運営を見る限りでは
現状、仮想通貨市場にあぐらをかいてるようも見え

  • 現物取引&アルトコインは手数料が安いBinance
  • FX取引は快適動作&追証無しのBitMEX
  • 国内取引所はBTCの調達か日本円の出金だけに利用すべし

という流れが起こっていることにさえ気付いてなさそうなので
Binanceの爪の垢を煎じて飲ませたいところです。

 

 

ところでBinanceの日本バージョンはどうやらガセっぽいですね・・・

本家Binanceをご利用の方は
コチラからどうぞ!

 

NFT情報や新着記事を配信中!

NFT情報や新着記事を、LINEにお届けしています。

友だち追加

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です