MobileGOをはじめとした、海外でさかんに行われているアプリケーションプラットフォームのICO。日本ではあまりなじみの無いICOでしたが、Zaifでおなじみテックビューロの朝山代表がCOMSAという、なにやらデカい花火を打ち上げそうだったので調べてみました。
※2017/12/11追記:
COMSAのトークンCMSがZaif取引所に公開されました!
上場後の取引所における買い方については
コチラに記載しておりますので参考にされてみてください。
2017/10/3追記:COMSAの一般トークンセールが開始されました。
実際に購入したレポート記事を作成したましたので、
購入方法の参考にされてみてください。
Contents
ICOプラットフォームCOMSAとは?
COMSAの公式ページはコチラ。
日本語の公式ツイッターもあります。
COMSAとは
企業がブロックチェーンソリューションを実装するためのプラットフォームです。
仮想通貨のNEMやイーサリアム、
同じくテックビューロが開発した仮想通貨取引所Zaifや
ブロックチェーン構築プラットホームmijinのシステムが絡んでいるため、
おそらく
ブロックチェーンに関することは
何でも実装可能ではないでしょうか。
ちょっとスケールが大きすぎますので、
正確な情報を知りたい方は
COMSAのサイトを一読していただくのが一番かもしれません。
サイトを見てみると
このCOMSAのひとつのウリに、
ICOによる企業の資金調達が可能である点を挙げられています。
そもそもICOってなんです?
ICOはInitial Coin Offering、初期コイン募集=企業が将来プラットフォームで流動させる予定のコインを先行して売り出すことで、
事業が一般ユーザーから開発資金を調達するひとつの手段を指します。
企業にとっては資金調達が行え、
自社サービスの呼び込み(囲い込み)も行えるなど
いいことずくめのICO。
ICOは未公開プレセールとも呼ばれ、
事前希望の参加者しか購入できない&初期値でコインが手に入るので
海外のICOでは日本人も含めて大勢の人が押し寄せる、
ちょっとしたバブルにもなっていました。
ちなみにCOMSAは
海外のICOとは少し毛色が異なる点があるのですが、
そこは後述させていただきます。
中にはプレセールだけ行い
上場(一般公開)しないような詐欺まがいも見受けられるので
ICOに参加するにはそれなりの裏づけが必要です。
COMSAに関しては
評議メンバーや
ホワイトペーパーを見る限り安心できますね。
COMSAの今後の計画
COMSAのICO計画を大雑把に見てみると
3段階に分かれています。
1)COMSAを開発するためのICO
今回話題に上がっているのが
この案件ですね。
ブロックチェーンソリューション構築プラットフォームである
COMSA自体の開発資金調達、実証実験のため、
2017年10月よりCOMSAのICOが実施されます。
参加特典として、
参加者には1ドル=1CMSとして、
購入額相当のCMS(COMSAトークンの通貨単位)が発行・配布されるとのことです。
2)プレミアムウォーターホールディングスのICO
COMSA初の実装案件として、
自社ブランド「PREMIUM WATER」を中心とするミネラルウォーターの宅配事業である
プレミアムウォーターホールディングスのICOが現在検討中です。
3)CAMPFIREのICO
国内クラウドファンディングの雄CAMPFIREも
COMSAを利用して11月下旬にICOを実施する予定です。
代表の家入氏はVALUに参加されていたり
テックビューロのICO評議会メンバーであったりと、
ブロックチェーンにゆかりのある人物ですね。
2017/10/02:追記
COMSA ICO案件としてホワイトペーパーに記載しておりました
>
> 株式会社CAMPFIRE様のICO案件でございますが、中止とさせていただく形となりました。
>
> 詳しい経緯につきましては、COMSA最新情報にてご確認ください。
>
> https://comsa.io/ja/54018.html
>
>
> なお、株式会社プレミアムウォーターホールディングス様ICO案件につ きましては、
>
> 双方で継続して具体的な協議を進めており、開始時期など詳細が決まりましたらお知らせいたします。 引用:COMSA
現時点の段階でCAMPFIREとCOMSAの提携が解消されており
ICOの取り扱いが無くなってしまったようです。
CAMPFIRE目的で参加を検討されていた方はご注意くださいませ。
投資としてのICOリスク
一方、
投資先としてCOMSAを見る上で、
COMSAのICOは海外ICOと異なる、
いくつかの注意すべき点が指摘されています。
テックビューロ社と経営陣のトークン利用目的は、ホワイトペーパーに書かれている通り、将来的に売ってお金に換えることを目的にしています。
つまり、1USD相当(約109円)の出資に対して得られる1CMSトークンの実質的な価値はほぼ半額(約55円)になります。
ICO終了と同時に発行されたトークン全ての約半分をテックビューロ社と運営陣が保有することになりますから、将来的にどこかのタイミングで売りに出されることは確実でしょう。
ICO参加予定者の中には「将来的な価格調整の目的だと思うのでメリットに感じる」という意見もありますが、現実的には「CMSが将来的に経営陣に売られる=トークン価値が下がる=ICO参加者の利益が減少する」です。
現在は
通貨は人々の気分によって変動するので
実質的な価値は未知数、と結論されていますね。
https://bitcoiner.link/2984.html
MobileGOなんかはあっという間に売り切れて、
その後数倍の値段をつけたりしていました。
しかしCOMSAのICOは無制限(期間限定)に販売・発行されるので、
プレミアムは発生しにくく、
短期で狙っている方にはあまりうまみがなさそうですね。
上記@マナさんのブログには
その他のCOMSAに関する点をくわしく掲載されていますので、
COMSAを深く知りたい、という方はぜひ見てみてください。
まとめ
日本で始まるICO。
COMSA自体はビジネスソリューションのため
海外ほどのフリーダム&バブリーな動きでは無さそう(むしろ制限されそう)ですが、
テックビューロ社を応援してみたい方であれば
第一陣であるCOMSAのICOに
参加されてみるのも悪くないのではないかもしれません。
ホリエモンこと堀江氏は朝山氏と縁がありますが、
果たしてどこで姿を現してくれるのか、少し気になるところでもあります。
10/3追記:COMSAの一般トークンセールが開始されました。
実際に購入したレポートを記事にしてみましたので、
↓下記の記事を購入方法の参考にされてみてください。