仮想通貨のブログやツイッターなどでよく「ノードが建てた!」といった表現を目にするかと思います。このノードとは何なのでしょう?今回は仮想通貨でノードを立てるお話について調べてみました。
ノードとは接合点
ノードの概要
ノードの役割は分野によってそれぞれ異なるものですが、
あらかた接合点、中継点や分岐点といった意味合いで用いられます。
情報分野においては、
おもに通信ネットワーク関連でよく用いられる用語ですね。
読み: のーど 英語名: node
ノードとは、「結び目」や「中心点」という意味の単語で、ネットワークを構成する個々の要素のことを指す。コンピューターやルーター、プリンターなどの各機器が通信ネットワークにおけるノードである。
また、センサーネットワークにおいては、各センサー端末がノードとなる。ノードをつなぐ媒体のことをリンクという。
2014年03月05日 更新
引用:KDDI
仮想通貨におけるノード
仮想通貨の分野において、
ユーザー視点に絞った狭義のノードとは
仮想通貨の送金処理(トランス+アクション=トランザクション)において、
2者間で送金される通貨の通信接点として間に立ち、
データの署名や取引データが不正に書き換えられていないか
世界に散らばるその通貨のデータ(分散型台帳)と比較することで監視、取引を承認する
昔で言うところの関所、現代で言うところの通関士?っぽい役割を果たすことです。
通貨を正しく送金することでその価値を保障し、
通貨の流通、普及を助けるというこの行為を行ったものは
多くの場合は仮想通貨システムにより、報酬が与えられます。
代表的な報酬はビットコインのマイニングですね。
少々ノードの意味合いが異なるかもしれませんが、
行っていることはほとんど変わりません。
いろいろある、仮想通貨の送金ノード
通貨の保障、普及によって発生する報酬は
ビットコインだけではありません。
その他にも、
- イーサリアム、Monero、Zcashのマイニングや
- NEM(XEM)のハーベスティング
- Lisk(LSK)のフォージング
- Tierion(TNT)のTierionNetwork
といった、
仮想通貨の普及を助けるための
有志を募るシステムがそれぞれ実装されています。
ノード係ってぶっちゃけ儲かるの?
通貨の取引を監視するノードの役割は
立候補しても即座に参加することはできません。
通貨それぞれに条件があり、
ちょこちょこと変わり続けています。
例えばビットコインのマイニングは
ビットコインの出題する問題を
早い者勝ちで解いてその権利を獲得しますが、
近年の中国マイナー(マイニング業者)のハッシュパワーによって超難問化してしまい
一般のパソコンでは、到底参加できるものではなくなりました。
逆にNEMのハーベスティングは
NEMを保有することが通貨普及に貢献するというスタンスで、
(現在のところ)10,000NEM以上をしばらく所持していれば、
ビットコインマイニングのようにパソコンをブン回さなくても、
勝手にNEMが振り込まれてきたりします。
10,000XEM(30万円相当)を所持し続けるという参加条件がありますが、
NEMを持っておくだけで電気代もかからないため、
現在非常に人気のあるノード役であります。
Tierion(ティリオン)では
2,500TNT(約28,000円相当)を所持するイーサウォレットを関連付けすれば、
500円でレンタルしたサーバーがノードの役割を担ってくれます。
(※最近は参戦者が増えまくってどんどんリワード=報酬が発生しにくくなってますね・・・)
まとめ
仮想通貨のノードを建てるとは
通貨の送金をお手伝いする設備を建てることよって
報酬を得る機会を生み出す行為なのですね!
PCマイニングでは電気代や設備代で赤字になりがちでしたが、
NEMのハーベスティングやTierionのTierionNetworkなど
初期投資が少なくて済むノードの設置手段もありますので、
いろいろな通貨の変動やICOと比べつつ、
ベストな立ち回りを見つけてくださいね!