ここでは、コインチェックでのビットコインの売り方について、解説します。
売却?ホールド?
基本的には
右肩上がりといわれる仮想通貨。
その中でもビットコインは圧倒的な時価総額を誇り
10万→20万→30万→200万→30万→130万円とその単価を増減させてきました。
が、
常に上昇の道を歩んできたわけではありません。
何度かの急落をご存知の方も多いように
ビットコインには思わず売りたくなるような局面がたびたび訪れます。
そんなとき
ホールドが大正義だとよく言われますが、
いつまた急落が訪れるやもしれないし
一旦価格が落ちてしまえば、
ストレスと同時にコインを抱えなければいけません。
時にはコインを売却して
財産を保護する対策も必要です。
そうでなくとも、
最終的には日本円に換えなければいけないのです。
今回は
そんな手仕舞いしたくなったときのマニュアル、
coincheckでビットコインを売る方法を考察してみます!
スプレッドや売買手数料を勘定に入れましょう
コインを売りたくなる局面というのは
往々にして相場が荒れている場面が多いのではないでしょうか。
そんなところにワナは潜んでいます!
購入者や
もしくは売却者
どちらか一方が少ないときのコイン売却時は、
売りと買いの差額=スプレッドや、コインチェックへの売買手数料を高く払わなければならない点に注意してください。
例えば↑上はビットコインの販売価格です。
コチラ↑は同時刻のコインチェックウォレット画面における、
ビットコインの売却価格です。
およそ0.5%のスプレッドが徴収されています。
こちら↑は同時刻のスプレッド込み購入価格です。
荒れてない相場ですら
1BTCを買って売るだけで3000円が消えてしまいます。
銘柄がビットコインということもあり、
これくらいのスプレッドで済みますが、
荒れ相場でアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)を売却するときは
ときに消費税ぶんくらいの金額を徴収されてたりもするので、
売却のタイミングをいかに見計らうか、
なんとなく大事なことがお分かりいただけたのではないでしょうか?
コインチェックのビットコインについては、
上記の販売所ではなく取引所を利用することでオトクに取引できたりもします。
ビットコインの売り方
コインチェックでのビットコインの売り方には2種類の方法があります。
- 販売所を使って売る方法
- 取引所を使って売る方法
それぞれを見てみましょう。
販売所を通した売り方
販売所はコインチェック社に対してビットコインの売却を行うため
誰かの買いを待たず即座に売却できるのが強みです。
取引板やシステムが不安定なときにも販売所は生きているという場面が多いため
緊急時の避難先として使える方法です。
左側メニューの『コインを売却』を選択して、
- 売却するコインの種類を『ビットコイン』のタブに合わせて
- 売りたい数量を入力したのち
- 『売却する』ボタンを押すだけ!
これだけの手順でビットコインを日本円に替えることができます。
とはいえ、売却時にもコインチェックが結構な手数料を持っていくため、
よほどの緊急時でない場合は次の取引所を利用して売るようにしましょう。
取引所を通した売り方
もうひとつの売り方が
取引画面でせわしなく動いている取引メニューを用いて売る方法です。
こちらの売り方は、自分の出した『売り』に対して
ユーザーの誰かの『買い』が行われなければ取引が成立(=売る)ことができません。
逆を言えば目的の金額に売りを出しておき、
- 「ここまで高くなったら売ろう」
- 「ここまで安くなったら売ろう」
といった使い方も可能になります。
こちらは販売所での売却よりも少し難しくなりますが、
- まず取引種類を『売り』にセット(背景が赤くなります)
- レート・売りたい日本円金額を入力(※取引板の金額をクリックすると数値を引用することもできます)
- 売りに出したい数量『注文量』を入力
上記を設定したのち、
『注文する』ボタンを押すと
右の売買板に自分のビットコインの売り注文が並びます。
誰かが自分の金額の売りを買ってくれれば取引が成立し、
ビットコインが日本円の残高に変換されます。
現在価格に近い金額で即座にビットコインを売りたい場合は
売りと買いの真ん中の数値あたりを手入力するか、
少し安めで注文量の多いレートを引用して売りを並べておきましょう。
取引所の操作は少し面倒にも思えるかもしれませんが
販売所を利用する場合に比べて圧倒的にオトクに売る/買うことができるため、
ごく小額でチャレンジして、取引というものにぜひ慣れてみてください。
他の取引所でも同じような感覚ですので、
覚えておいて損はありません!
売却は資産の保護に
一度ビットコインを売れば残された道は強制引退・・・というわけではありません。
ときに手仕舞いというのは
資産を価格の安定した日本円に逃がすという重要な選択だったりします。
上はビットコインのコインチェックチャートです。
こうやって見ると景気がいいですね・・・
といいつつ事故地点に番号なんか振ったり。
①は正月の暴落ですね。
単価140000円だったビットコインが90000円まで急落しました。
同水準まで価格を戻すのに2ヶ月もの期間を要してます。
②は通称スッキリ!!ショックです。
340000円だったビットコインが2日間で230000円付近まで暴落しました。
③はビットコインの8/1フォークにおける
中国人大手マイナーの鶴の一声(ウワサですが)です。
スッキリ!!ショックほどの衝撃はなく、このときユーザーは落ち着いていましたが
これにより8/1におけるビットコインのハードフォークが濃厚となります。
これらは
早めに売却して底値で買えば利益の生まれるチャンスでしたが
分かるはずもありませんよね。
予兆があった時点でコインを半分だけ円に替え
底値で買いなおすくらいなら、なんとなく出来そうな気がしてきます。
まとめ
今回はコインチェックでのビットコインの売り方について
ざっくりとですが解説してみました。
コインチェックでビットコインを売るには2種類の売却方法がありますが
中でも手数料の高い販売所での売却は極力おこなわず、
取引メニューから売るようにしましょう。
金額を間違えると大損する可能性もあるため、
まずは取引板のレートを引用するようにしておき
ごく小額でためしに利用して慣れてみることをオススメします。