アルトコインFX(証拠金取引)を引っさげて仮想通貨取引所への参加を表明した巨大グループDMM Bitcoin。今回はそんなDMM Bitcoinが取り扱う仮想通貨の種類と特徴をざっくりとご紹介してみようと思います。どれも人気どころでスキがないあたりはさすがですねー!
Contents
DMM Bitcoin(ビットコイン)とは?
DMM Bitcoinの概要
DMM Bitcoin(ビットコイン)は、
2018年の1月11日より取引が開始された
日本国内の仮想通貨取引所です。
運営元の株式会社DMM Bitcoinは
Web系コンテンツの総合通販で有名な巨大企業DMM.comのグループ会社であり
最近では仮想通貨マイニング事業への参加を表明するなど仮想通貨ビジネスに力を入れはじめているようですね。
DMM Bitcoinの特徴
アルトコインFXが楽しめる
画像引用:DMM Bitcoin
DMMビットコインの特徴としては
アルトコインでFX(証拠金取引)が楽しめるところでしょう。
アルトコインの売買取引だけなら
他の国内取引所でもいくつかの銘柄を取り扱っているのですが
DMM BitcoinはあくまでFX取引に特化しています。
ビットコインとイーサリアム以外のアルトコインは現物取引に対応しておらず、
FX取引機能のみとなりますのでご注意ください。
各種手数料が無料or安い
画像引用:DMM Bitcoin
国内の取引所で日本円を入出金したり
ポジションを決済した際には基本的に手数料が徴収されますが、
DMM Bitcoinでは無料の文字が目立ちます。
日本円の入出金が無料(だいたい片道で300円とか500円くらい掛かります)ということで、
小額運用といったお試し&遊び感覚で利用しやすいよう
ライトユーザー向けに設計された取引所と思っても良さそうです。
しかし
ポジションを行った際の手数料や
(厳密には手数料ではありませんが)売買におけるスプレッドはユーザーの負担となります。
仮想通貨FXの初心者にやさしい設計
FXと聞くと高倍率で危険な取引かと思いがちですが
DMM Bitcoinでは
- 最大レバレッジ倍率4倍
- ロスカットは証拠金の80%で発動
と、ユーザー保護をかなり厳しめに設定されており、
あくまで小額運用を楽しむために生まれたかのような仕様です。
熟練のFXユーザーにとっては少々立ち回りづらい環境かもしれませんが
初心者のための設定と思えば納得できそうですね。
また土日も含めた24時間、
問い合わせフォームとLINEから運営のサポートを受けることができ
初めての方でも安心して取引にチャレンジできるのが良いですね。
既存のユーザーにも利用してもらえるようにアルトコインFXを
初心者ユーザーにも利用してもらえるように手数料を下げたりサポートや保護を厚くしたり、
さすがは巨大企業の目の付け所だと感じるところですね。
DMM Bitcoinで取り扱うアルトコイン一覧
画像引用:DMM Bitcoin
アルトコインFXに特化した取引所であるDMM Bitcoinでは
人気どころの7通貨すべてでFX取引が可能です。
それぞれの特徴をざっくりと見てみましょう。
ビットコイン(BTC)
みんな大好きビットコインは
迅速で低コストな送金、決済を実現すべく開発された
仮想通貨の基軸通貨として認知されているもっとも基本的な通貨です。
どの取引所でも取引量が安定する傾向にあり
単純な売買のほかに、FX(証拠金取引)機能を実装している取引所も少なくありません。
また多くの取引所において様々なアルトコインと通貨ペアを持っており、
ICO(Initial Coin Offering)に参加するためのタネ銭にしたり
海外でアルトコインを購入するための両替金としても広く利用されています。
アルトコインブームやICOブーム、
ビットコインの分裂通貨をゲットするBTCハードフォークブームなど
仮想通貨のトレンドの柱として注目され続けるコインです。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムは送金、決済に特化したビットコインとは異なり
ブロックチェーンを実装したアプリケーション開発のための土台となるプラットフォームです。
イーサリアムはスマートコントラクトと呼ばれる自動契約機構を実装しており
イーサリアム上で作成されたアプリケーションでは
取引記録のほかに契約の内容もブロックチェーンへ記帳を行います。
契約内容がマイナーによって照会されるために改ざんが不可能となり、
第三者機関の監査、承認なしに、迅速かつ低コストで
二者間の契約を執行することが可能になりました。
以上のような特性から
スマートコントラクトはまたを自販機契約とも呼ばれます。
ビットコインに次いで高い人気を誇る仮想通貨であり、
おもにブロックチェーンサービスを提供する企業から注目される、独自機能と拡張性に富んだプラットフォームであり、
現在もイーサリアムブロックチェーンを利用した多くのブロックチェーンアプリケーションの母体となっています。
NEM(XEM)
シンガポールで生まれたNEMは
NEM財団をはじめとした、非常に強力なコミュニティを持つ仮想通貨として有名です。
Zaif取引所(テックビューロ)代表の朝山氏がNEM財団の日本理事を務めており、
また、NEMの開発のひとりに日本人開発者がいたことから
国内でもZaif界隈を中心に、コアで熱心なファンが多く
定期的なミートアップでオリジナルのアイテムが売られたり、交流所(NEMbar)が存在したり、
仮想通貨の中でも特に日本人のファンが多いとされています。
MOSAIC機能を使うことで
NEMのブロックチェーンを利用した独自の仮想通貨が作成できるほか
柔軟なAPIを備えているので、ファンによるNEM開発も多く見かけることができます。
カタパルトという変身機能を隠し玉に持っており、
いつかいつかと多くの注目が集められています。
Ripple(XRP)
リップルは自社開発の国際送金システム=リップルシステムの中で流動する
各国通貨の中継地点、すなわちブリッジ通貨として開発された通貨です。
国際間送金を目的に開発されたため
ビットコインとは比べ物にならない送金、決済スピードが特徴で
金融システムの革命児として期待されています。
元ソフトバンクグループであるSBIホールディングスがリップルと共同会社(SBI Ripple Asia)を立ち上げたり、
Googleが積極的に出資を行うなど
大企業からも注目を受ける通貨として、日本でも多くのファンが存在します。
ライトコイン(LTC)
ビットコインが金の価値を目指すなら、
ライトコインは銀の価値を目指す仮想通貨です。
LightningNetworkという決済機能を実装しており
迅速な決済を強みとします。
少し前まではあまりなじみのない通貨で
国内での取扱いはBTCBOXくらいでしたがm
コインチェックやbitFlyerでの取扱いが始まり、次第に銀の価値が認められることとなりました。
ちなみにBTCBOXでの取り扱いは終了しています。
イーサリアムクラシック(ETC)
イーサリアムクラシックは
イーサリアムのハードフォーク通貨です。
イーサリアムを土台としたプラットフォームであるTheDAOがハッカーに脆弱性を突かれて崩壊し、
それを起因とする開発方針の分裂から生まれた、
中央集権を嫌う旧イーサリアムの体制(classic)を持つ通貨です。
イーサリアムのハードフォーク通貨ということで
元々イーサリアムを取り扱う取引所では大体セットで取り扱われています。
ビットコインキャッシュ(BCH)
ビットコインキャッシュは
2017年8月のビットコイン分裂で誕生したビットコインのハードフォーク通貨です。
ビットコインと異なる点として
ブロックチェーンのデータ容量であるブロックサイズが拡張されており
利用者の急増によって陥る送金処理の詰まり=スケーラビリティに柔軟に対処できる点が強みです。
過去にビットコインはハードフォークを実施しておりますが
その中でもビットコインキャッシュは比較的注目を浴びた一件であり
基本的にはどの取引所も取扱いに対応していることから
ビットコインのトランザクションの状況によっては、ビットコインの代用通貨として利用する人も増えてきました。
また、今後に予想されるビットコインの危機的なハードフォークに関しては
ビットコインキャッシュが避難所として活用されることも予想されています。
あえてDMM Bitcoinの悪い点を申し上げると・・・
スプレッドがデカすぎる
開設されたばかりの取引所だからなのか(2週間ほど経ってますが)、
ビットコインですら5%近くものスプレッド(基本は0.5%以下)が発生しており
短期取引を行うにはかなり厳しい状況が続いています。
これがDMM Bitcoinの一番の欠点といっても間違いなさそうですね。
NEMに至っては18%くらい乖離があり、草コインかと思うレベルです。
定期メンテンス
今どきの取引所としては珍しく
毎週水曜日に定期メンテナンスを行います。
時間は12:00~18:00が定刻です。
私も四六時中取引所に張り付いているワケではないので
「休まず働け」とは言いませんが、
ネトゲのメンテみたいで珍しいですね。それだけです!
まとめ
後発が不利とされる仮想通貨取引所の参入事情ですが、
DMM BitcoinはアルトコインFXや手数料といった
先駆者が気付かなかった、あるいは忘れ去ったポイントをうまく差別化できていると思います。
コインのチョイスも人気どころばかりで
かつ基本的な手数料も安いので、
ちょろっとFXを体験してみようという気にさせるのがニクいですね。
上でもお話しましたが
スプレッドの問題さえ解決できれば、
既存のユーザーも十分に取り込める魅力はありそうです。
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