VALUが一部界隈でもてはやされる一方、VALUのサービスを否定的、うさんくさく捉われた意見もたくさんあります。現在のVALUが本来の目指したカタチなのかは分かりません(まだベータですし)が、それらの意見から考えられるVALUの問題についてまとめてみることにしました。
アンチのいるところに煙あり?
わたし自身は
夢を叶えたい人がお金で挫折しないように支援できる
VALUのコンセプトはすばらしいと思っています。
同時に、
VALUへログインして違和感を覚えている一人でもあります。
新鋭クリエイターさんに投資して
あわよくば優待でオリジナル音源や
かっこいいイラストなんかが貰えればラッキーだなーと目論見つつ、
ソーシャル界隈ですでに活躍されている方がたくさん出てきて、
思ったイメージと違う現状を目の当たりにしたり。
もちろんVALUという存在をソーシャルの情報として発信するのもひとつの活動と呼べるものですが、
とりあえず
そこにアイドルの卵や、新鋭プログレッシブバンドの姿はありませんでした。
肯定派と否定派でほぼ二極化する評価
ブロックチェーンやフィンテックの可能性を考えれば
VALUは狙いどころの良いサービスだと驚かされます。
その一方で
ユーザーの多くがVAの生み出す利益に固執するあまり、
本来のイメージと乖離しているような印象がVALUにはあります。
むしろ、
私の想像していたイメージが間違えていたのかもしれません。
これについては
ああだこうだと断定することはできませぬので
今回は、
否定派の方々の意見を借りて
VALUに潜む事件や問題点を考えることにしました。
否定派な意見を引用させてもらいました
実際に事件が起きていれば「明らかにこれが悪い!」と指をさせる自信が出てくるのですが、
2017年5月末のサービス開始から現在(2017年7月)にかけて事件らしい事件は起きていません(まだ二ヶ月しか経ってないというのもありますが)。
ということで
否定的な意見を見てみることにします。
良くも悪くも話題性の高いVALU。
意見もきれいに分かれていました。
VALUは誰のどんな問題を解決しているのか
この問いに対して、明確に答えられる人はいますか?
なんとなく「新しい」「次世代っぽい」というのは、本質的な価値にはなりません。
サービスを支えるのは「ユーザー」であり、「時代」ではないからです。
本当にそのサービスによって支えられ、そのサービスが無いと解決しなかった問題が見事に解決して、「そのサービスが無いと生きていけない!」という風な状態になる人が、たった1名。
たった1名でいいです。
たった1名、しっかり現れているのであれば、そのサービスは普及する可能性があります。
しかし、VALUのサービス設計を見た感じで、私は事業家としてそれを感じることができませんでした。
私の思うところをズバッと文書にしてくださりました。
クラウドファンディングのウェブサイトなんかは
実際にいろいろなプロジェクトが実現され、
参加しようかな!と思うような
魅力的な優待もずらりと並びます。
後日談のレポートを見るだけでワクワクしてきますが、
今のところのVALUは
マネーゲームの色が強すぎる感があります。
(そもそもマネーゲームですらない、という意見もありました)
例えば自分の好きなブロガーのVALUを購入したとします。その後その人がVALUで得た資金を元手に日々何もせず優雅に遊び呆け、自分の価値を下げVALU価格が下がっても、買い手側は何も文句は言えません。
更に、例えばリゾートで豪遊・自分用の高級車の購入など事業(本来の目的)とは全く違う事に使っても、それをどうこう言う権利は買い手側にありません。
いわばお金を払ってあげただけ、養分にされただけになる可能性も。
いくら「将来を支援するサービス」と言っても、提供者×購入者(お客)の関係はあります。完全なボランティアではありません。その関係を管理するルールが全く無いわけです。
同サイト内でもうひとつ、
最低でも、「資金調達のお知らせ」と題して、「私〇〇はVALUサービスを通じて、〇〇日~〇〇日に計〇〇万円の資金を〇〇目的で調達しました。これで〇〇を行っていきます」くらい通達して貰わないと納得できない。
なんの縛りもなく資金調達が出来てしまっている現状は、ただのマネーゲームだ。将来の支援とか、夢の実現がどうだとか言ってる場合じゃないかと。
お金を渡してるだけだ。
引用元の二つの記事では
ひたすら買い手側が損をする、といういびつなシステムについて言及されています。
せめて優待でもと思うところですが
魅力的とも思える優待もほとんど見かけることができません。
現状を見る限りでは、
夢を実現させるためとか夢を共有するするとかではなく
インターネットの生放送で
チップを投げているような感覚に近いものが大部分です。
少なくとも
買い手側はそれくらいの気持ちでVAを購入する覚悟が必要です。
いうなら
インフルエンサーがインフルエンサーのために、インフルエンサーによるサービス。
そのためどんどんインフルエンサーだけがこのサービスに登録しているようです。
一般人に何にも利益がないサービス
インフルエンサーのためなので、こぞってインフルエンサーがどんどん「このVALUというサービスはいいですよ!」とツイッターで煽っております。
インフルエンサーのつぶやきをみると、私にビットコイン投資して!いいことあるよ!とかサロンに入会したらVALUを教えちゃうよ!など凄いいいモノなんだよ!とどんどん拡散しております。
焼畑農業的な使われ方をされているのか、
それがVALUの思惑に添ったものなのかは分かりませんが
投機的な意味合いを込めても
もっと健全というか確実性のあるサービスは存在しているので、
一時的な感情で動く前に、
一度立ち止まって考えてみたいものですね。
まとめ
いろいろ問題点の指摘されているVALUですが、
まだ開始したばかりのベータ版でもあり、
まずは様子見もアリかと思います。
今後もIT金融・仮想通貨周りは新しいサービスがたくさん出て来ると思うので、
投資的な考えをお持ちの方は、うまく波に乗れるようにしていきたいですね。