2017年は仮想通貨元年と言われ、それまで一部の人しか知らなかった仮想通貨(暗号通貨)という言葉がニュースなどで一般の人にも広く知れ渡った1年でもありました。
そして迎える2018年。いま仮想通貨を始めるべき理由はなにかを解説していきます。なぜ2017年が仮想通貨元年と言われたのかという理由を説明したあと、「2018年からでも遅くない!いまからでも始めた方がいい」理由を解説していきます。
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2017年はなぜ仮想通貨元年と言われているのか?
「2017年は仮想通貨元年」と言われだして久しいですが、2017年は本当に仮想通貨元年だったと言えるのでしょうか。諸説あるとは思いますが、マネオラ的には「2017年は仮想通貨元年だった」と考えて問題ないと判断しています。
そもそも○○元年とは?
「○○元年」とは、デジタル大辞泉によると「ある物事の出発点となるような年」をいいます。実際には「○○元年」と言われた後にそれほど普及せずに終わってしまうケースも。例えば「電子書籍元年」のように、毎年のように「ことしこそ元年になる」と言われているのに、なかなか爆発的に普及しない……というケースもあります。(日経ビジネスの記事より)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/122600096/030100003/
それでは「2017年は仮想通貨元年だったのか」と考えてみると、確かに出発点となるような年だったと言って間違いないと思います。会社の同僚や友達に「仮想通貨」の話題を出してみて、詳しい内容まで知らなくても「仮想通貨」という言葉を知らない人はほとんどいないと思います。それほど、2017年の間に一般に浸透したと考えられます。
ここまで仮想通貨が浸透してきた今、「2017年は仮想通貨元年」ということに異論を唱える人はいないのではないでしょうか。
ビットコインは年初から20倍に高騰
2017年の年初に1BTC=10万円程度だったビットコインが、5月には30万円、8月には50万円、そして11月100万円、12月には200万円を突破し、20倍に高騰しました。
仮想通貨全体の時価総額は2017年12月に57兆円に達し、1年の間に33倍以上になりました。
テレビのニュースやCMでの露出度もグンと増えた
年初に1BTC=10万円程度だったビットコインが、5月には30万円、8月には50万円、そして11月100万円、12月には200万円を突破し、そのたびにニュースでは「ビットコインが○円台を突破」と報じました。そのことが、お茶の間の多くの人々に「仮想通貨」という言葉が浸透する大きな要因と考えられます。
さらに最近は仮想通貨取引所のTVコマーシャルも目にすることが多くなりましたよね。出川哲郎さん出演のコインチェックのCMや、成海璃子さんが躍っているビットフライヤーのCMを見たことはないでしょうか?
仮想通貨の法整備が始まった
仮想通貨に対する法整備が整い始めたのも2017年の特徴です。
2017年9月に金融庁は仮想通貨取引所11社の登録を公表。取引所として運営していくには、国への登録が義務付けられ、利用者保護や信金管理体制などの条件をクリアしないと登録できないようになりました。
2016年までには統一ルールがほぼ無かったことを考えると、これは大きな動きだったと言えるでしょう。
また、2017年12月には国税庁が仮想通貨の税金計算方法のアンサーを出しました。仮想通貨取引量が増え、該当者が増えたための措置だと考えられます。
2016年も仮想通貨元年の可能性があった?
実は2016年も「2016年が仮想通貨元年になるかもしれない」と言う見方をしていた人もいましたが、実際は2016年には浸透したと言えるほどまでには至りませんでした。そして2016年12月に「来年こそ仮想通貨元年になりそうだ」と言われ、実際2017年は多くの人が仮想通貨の存在を認識する年になりました。
ちなみに、株式評論家の早見雄二郎氏が2016年の年末に「来年は仮想通貨元年になる」とセミナーで発言したことをツイッターで報告していました。
朝鮮総連 被害弁償の意向 関係者に伝える 漁協被害分790万円 北海道(北海道ニュースUHB) – Yahoo!ニュース https://t.co/CoXU0CRjsz @YahooNewsTopics
— 早見雄二郎(株式評論家) (@hayamiy) 2017年12月22日
電子書籍購入サイトの「アマゾン」でも、「仮想通貨元年」を含む書籍が2017年にリリースされています。
※「2017年は暗号,仮想通貨元年になる!すぐに知っておきたい、暗号通貨入門(Kindle版)」、「仮想通貨元年!まだ間に合う 誰も教えてくれない秘密の方法!(Kindle版)」など
さて、ここからは仮想通貨元年だった2017年を経て、2018年からでも仮想通貨を始めるべき理由について紹介していきたいと思います。
2018年からでも仮想通貨を始めるべき理由!
2017年12月には一時1BTC=200万円を達し、その後少し価格を下げているビットコイン。「ビットコインはバブルを迎えている」「バブルは終わる」などとニュースで専門家が警笛を鳴らす中、今からでも仮想通貨を始めるか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
ビットコインはバブルなのか?
この頃のビットコインの爆上げのニュースが報じられるたびに、厳しい表情を浮かべた識者が「バブル崩壊の兆しがある」と不安を煽るような発言をしています。しかし「ビットコインはバブルだ」「このあと暴落する」と言う発言は、いままで常に繰り返されています。
2017年5月に30万円に達したあとに暴落したあとに「ほらバブルだった」とメディアは騒ぎ立てましたが、その後、50万円、100万円、200万円と価格を上げているのが実態です。高騰のたびにメディアは「もうすぐバブル」と報じられているのですが、今のところ価格は暴落していません。バブルが弾けそうだからと買い控えていた人は機会損失していることになります。
バブルは弾けてみないとわかりません。いつがバブルになるのかは誰にも予測することは難しいのです。
暴騰することも暴落することもあるのが仮想通貨。バブルはまだだからと買い増しして資産を増やすのも、まだ大丈夫と買い増して資産を減らすのも、どちらも自己責任なのです。
ウェブボット未来予想は、アルトコインの急騰の可能性を示唆
仮想通貨の価格が今後も上がるだろうと断定することはできませんが、まだ伸びるだろうと予測している投資家が多いようです。さらに、仮想通貨のウェブボット(AI)未来予想でも、仮想通貨はまだ急騰するという予想結果が出ています。
このウェブボットは良く当たると言われており、実際に2017年に「2018年秋に1BTCが220万円に到達する」と予想していました。発表当時は「そんなに上がるか?」と受け止められていたようですが、実際は2017年内に達成しました。
注目すべきは、急騰が落ち着きつつあるビットコインではなく、ビットコイン以外の仮想通貨、いわゆるアルトコインです。
マイクロソフトの元コンサルタントだったクリフ・ハイさんが開発したウェブボットの2017年11月の有料レポートの抜粋は以下。
- ビットコイン(BTC):2018年2月の価格は150万円ほど
- ビットコインキャッシュ(BCH):2018年春分の日あたりから急騰
- イーサリアム(ETH):上昇はするが、他のアルトコインよりは動きが穏やか
- ダッシュ(Dash):2018年になると肯定的な好材料が出てきて上がる
上記の予想を見ると、ビットコインやイーサリアムはそれほど上がらないけど、ビットコインキャッシュやダッシュは急騰の可能性がありと読めますね。
今からでも遅くない!むしろすぐに始めないと遅い
今後も上昇傾向が予想されている仮想通貨(特にアルトコイン)。これが何を意味しているかというと、「始めるなら早い方が良い」ということ。投資や市場の世界では「先行者利益」「先発優位」が当たりまえ。みんなが当たり前に参入してから始めても、それほど多くの利益を掴むことは難しいのです。
もし仮想通貨を始めてみたいと思っているならば、一日でも早く始めるべきと言えるでしょう。
ただし、必ず上がる保証はありません。急騰もすれば急落もするのが仮想通貨の相場。自己責任で、できれば余剰金で購入することをオススメします。
また、ただ「上がりそう」だから買うのではなく、仮想通貨全体に対してや、コインそれぞれの背景など最低限の知識を身に付けることが大切。
そして常にアンテナを張っておくようにしましょう。ビットコインにもアルトコインにも言えますが、急騰のタイミングには背景があることがほとんどです。例えば、大手企業との提携が発表されたり、新しい取引所での売買が開始されたことがきっかけだったり、半減期前にレートが高騰することも。さらには、有名人の発言がきっかけになることもあります。
株式投資のようにチャートを見て売買している投資家もいるようです。
まずは小額から始めてみて、自分のスタイルでの売買を始めてみてはいかがでしょうか。