Zaif取引所でのNEMの購入方法を解説させていただきます。Zaifでは板取引がメインなので最初は難しく感じるかもしれませんが、小額で何度か取引をするうちに自然と流れがつかめてくるハズ。
Contents
アグレッシブなコミュニティが特徴的な人気通貨
NEM(通貨単位:XEM/ゼム)は東南アジアのIT国家
シンガポールで開発された仮想通貨です。
もともとはNew Economy Movement(新しい経済活動)の頭文字をとった名前の由来なのですが、
現在はNEMという固有名詞に置き換えられています。
NEM開発者の一人に日本人が加わっていた、とのことで
2017年の4月頃より日本で一気に注目を浴び、
人気アルトコインの仲間入りを果たすこととなりました。
他の通貨と異なる大きな点として国内ではNEMユーザーによる交流が非常に盛んであり、
個人ショップでのNEM決済の導入や、NEMアプリケーションの開発、NEMbarの運営、NEMミートアップやNEMの勉強会などなど、
全国でファンによる活動を目にすることができるのが他に見ないNEMならではの特徴ですね!
Zaif取引所でのNEMの購入方法
ここでは国内の取引所でもっともNEMの取引量(NEMの売買ユーザー数や量)が多く、
売り注文と買い注文の差額(スプレッド)が小さなZaif取引所におけるNEMの買い方を解説してみたいと思います。
Zaif取引所を運営するテックビューロはNEMの世界最大コミュニティであるNEM財団の日本理事を務めているため、
過去にMONA取引所の買収を行ったモナコインと同様に、NEMに対して力を入れている取引所でもあり、
現状ではもっともNEMの購入に適した取引所だと言っても過言ではありません。
取引量が多いという利点によって、
- 注文板が厚く、NEMを購入してすぐに売却しても資産の目減りが少ない
- まとまった数量のNEMを成り行き売買しても注文価格との乖離(スリッページ)が起こりにくい
- 取引者が多いため、買い/売り注文を板に並べたらすぐに約定される
といった、取引全般での安定感がぐっと増します。
NEMの購入手順としては大きく
- Zaif取引所のアカウント作成
- Zaifアカウントの本人確認を済ませる
- 日本円を入金してNEMを購入
上記の3つのステップに分かれます。
アカウントの作成自体は数分で完了するのですが
アカウントの本人確認を済ませるのに5~10日ほど、
コンビニによる日本円の入金後は1週間、日本円の出金や相当額の仮想通貨の出金が制限されるため、外部のアルトコイン購入やICO参加検討の方はご注意ください。
1.Zaif取引所のアカウント作成
まずはZaifのトップページより新規アカウントの作成を行います。
入力したメールアドレス宛にZaifからメールが飛んでくるので
内容に記載されたリンクをクリックすればOK。
2~3分ほどで完了します。
2.Zaifアカウントの本人確認を済ませる
続いてアカウントメニューにある本人確認の認証を済ませます。
まずはユーザー情報の入力からです。
改正資金決済法により
国内の取引所では匿名での取引を行うことはできません。
上部アカウントメニューから『登録情報/本人確認』タブを選択し
必要事項を記入していきます。
このとき、後にアップロードする書類(例えば免許証)に記載されている表記と合わせるように記入しましょう。
免許証表記:○○県○○市○○区○○1-2-3-405
記入例:○○県○○市○○区○○1丁目2番地3号405
一見どちらも同じ住所のように見えますが、
このように提出した書類と入力情報に違いがあると
Zaifから本人確認の承認が得られない可能性が高くなります。
免許証表記:○○県○○市○○区○○1-2-3-405
記入例:○○県○○市○○区○○1-2-3-405
このように提出予定の書類と表記を
キチンと一致させておきましょう。
続いて本人確認書類の提出です。
一般的にはスマホで撮影された免許証の画像が用いられておりますが、
Zaifでは免許証のほかにも↓
本人確認書類の例
<以下のいずれかの書類1点> ● 在留カード(現在のご住所が表面記載のものと異なる場合は裏面も必要) ● 運転免許証(現在のご住所が表面記載のものと異なる場合は裏面も必要。 ※要公安印。手書き不可) ● マイナンバーカード(マイナンバー通知カードはご利用いただけません) ● 日本国パスポート・ビザ(住所が記載されている面も必要)もしくは<顔写真のない官公庁発行の公的証明書の場合は、以下のいずれかの組み合わせで2点> ● 官公庁発行の公的証明書1点(健康保険証、住民票など) + 公共料金の領収証書1点 (電気・ガス・水道料金の領収証書、納税証明書(領収証書)) ● 官公庁発行の公的証明書を2点 ※公共料金の領収証書に関しては、氏名・住所・発行日が確認できるもの ※有効期限のない書類に関しては、発行から3ヶ月以内の書類のみ有効 引用:Zaif
これらの書類が本人確認で有効です。
指定のアップローダーに書類画像を送信すると
1~2営業日でZaifから本人確認承認の可否が返ってきます。
電話番号による認証も済ませておきます。
この項目は必須じゃなかったような気もしますが、
とりあえず電話番号を入力して、SMSより送信されてきた認証コードを入力してしまいましょう。
本人確認書類の承認より約5~10日後に、入力した住所宛に住所確認用の書留郵便が到着しますので、
コチラを忘れずに受け取り、中に記載されている本人確認コードをアカウントメニューから入力します。
(※なんらかの事情で書留保留期間の1週間受け取れなかった場合は、画像のアップロードから再度やり直しとなります)
ここまでくれば面倒な手順は8割がた終了です。
3.日本円を入金してNEMを購入
本人確認コードを入力してZaifで確認がとれれば
Zaifアカウントへ日本円を入金することが可能になります。
この日本円の入金方法としては、
- 銀行振込による日本円入金
- PayEasy(通称:ペイジー)による日本円入金
- コンビニエンスストアによる日本円入金
このような手段があります。
もっとも手軽な方法としては24時間受付で即時入金反映のコンビニ入金方法なのですが、
コンビニ入金やペイジー入金の場合は入金額相当の日本円あるいは仮想通貨の出金、送金が1週間制限されるデメリットがあることにご注意ください。
購入したビットコインをすぐに他の取引所へ送金してアルトコインを購入したり
間もなく開催されるICOや新規銘柄の上場祭りに参加しようと検討されている方は、
入金の反映が銀行営業日や営業時間に左右されやすくても銀行振込による日本円入金を行うようにしましょう。
無事に入金が済めば、あとはNEMの市場を探して注文を行うだけです。
上部『取引』メニューから
通貨ペア(デフォルトではBTC/JPY)のプルダウンボタンを押して、
『主要通貨』タブに並ぶ『XEM/JPY』を選択します。
日本円とNEMを交換するマーケットに移動してきたら、
画面右側よりNEMの注文を行います。
まずは指値による注文方法です。
指値注文では『指定した価格で買いたい』という注文を取引板に並べたり、
『この売り注文を買う』といったような、
価格や注文を指差したり、指定して購入する方法です。
せわしなく動く注文板では約定に少しコツがいりますが、
売り注文と買い注文のギリギリに板を並べることで
なるべく安く購入できるのが指値注文のメリットですね。
購入希望価格を手入力すると誤発注を起こす可能性があるので、
すぐに購入するのであれば最も安い売り価格の板をクリック、
安くなるまで待ったり、一定の価格以上で買いを入れたい場合も価格の近似値をクリックして微調整を行います。
海外の取引所やイーサデルタといった特殊な取引所ではとくにこの誤発注が多いので、
まずは小額で板取引を繰り返し、注文操作に慣れることが肝心ですね!
続いては成行による注文方法です。
(※ちなみに2018年4月現在、Zaifではシステム障害により成行による注文機能を一時的にストップしています)
成行買いは売り板に並ぶ注文板から安い順に買い付けを行う方法であり、
注文から即座に約定(希望購入数に達成)が行われる反面、
購入希望数と売り板の状況によっては想定しない価格で約定を行う可能性もあるため注意が必要です。
↑画像では板が厚いのでそこまでも無いのですが、
仮に現在価格で20000NEMを購入しようするとかなり上の注文(わずか0.2NEMの差ですが)にまで手が伸びるといったスリッページが起きるため
とくに数量の多い成行注文を行う場合はご自身の希望購入数量と板の厚さをよく見比べるようにしておきましょう!
板の厚さであったり、取引量の多い取引所がユーザーに重視される理由が
なんとなくご理解できるのではないでしょうか。
二段階認証の設定
必ず設定しておきたい二段階認証の設定。
パスワードによるログインのほかに、
もう一段階のパスフレーズを用意するといった機能です。
多くの取引所ではGoogleの2段階認証が採用されており
これはスマートフォンアプリ側で生成される符号を各取引所操作時に求めるものです。
ログインや入出金処理が少しめんどくさくなりますが、
これは取引所にある資産を守るための最低限の防備でもあります。
スマートフォンをお持ちでない場合はGoogle+による
Googleログイン機能によりセキュリティの強度を上げることもできます。
(※ただし、現在登録されているアカウントのメールアドレスと同じメールアドレスのGoogleアカウントのみ連携することが可能です)
保管はNEMの公式ウォレットであるNanoWalletで!
購入したNEMの時価総額を少しのあいだ眺めるのも良いのですが、
長時間にわたって取引所にNEMを置きっぱなしにしておくのは推奨されない行為です。
しばらくの間NEMの売買を行わない場合は、
手持ちのNEMはNEM公式のNanoWalletに収納しておきましょう。
2018年の1月に大手取引所のコインチェックでNEMの不正送金、いわゆるコインチェック事件が発生しましたが、
このとき多くのNEMユーザーが取引所へNEMを置きっぱなしにした結果、膨大な被害額に膨れ上がってしまった経緯があります。
また、NEMが直接被害に遭わなくとも取引所の意向によって資産がロックされる、第三者のリスクが常に付きまとうこともあるため、
とくに大量にNEMを保有した場合はキチンと専用のウォレットで保管してあげたいところですね。
使用方法は割愛しますが、
NanoWalletはコチラのNEM公式ページからダウンロードできます。
Zaifの出金メニューからNEMを選択して、
NEMウォレットのアドレスへ送金を行います。
仮想通貨の入出金は今後何度も利用するかもしれない機能なので
小額でテスト送金を行ったりして、取引操作と同様にマスターしたいところですね!
まとめ
Zaifに限らず取引所の登録では本人確認書類の提出が少しややこしいのですが、
それさえクリアできればNEMのほかにもビットコインの仕入れ場であったり
日本円出金のためのポートとして多方面で役立ちます。
仮想通貨の積み立てといった、
Zaifならではの連携サービスを利用してみるのも面白いでしょう。
独特なコミュニティの醸成を続け、
現在も有志によって実に様々な広がりを見せるNEM。
全国でミートアップが開催されていますので
NEMユーザーとなった機会に参加されてみてはいかがでしょうか?
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Zaif取引所でどうぞ!