今回はコインチェック取引所の保証について調べてみました。
仮想通貨とは、法的には有価証券ではないにしろ、まぎれもなくお金の価値を持つものです。だからこそ面白いのですが、何か起こった際は自己責任の色合いが強まります。
コインチェックの保証について
仮想通貨の世界は
ある意味マッドマックスのような世界観で、
- 詐欺コインや公募割れのICO
- 総当りの不正ログイン
- フィッシングサイト
- 通貨の暴落
- 取引所の消滅
これらと基本原則自己責任で立ち向かう必要があります。
コインチェック不正アクセスされた件 警察に相談しました IPアドレスとプロバイダーがわかってるので個人の特定は難しくないでしょう。事件解決を早期に願います。
— ㊙dee (@sioux1963) 2017年7月11日
決して他人事ではない不正アクセスです。
送金されたコインが戻ってくることは99%無いでしょう・・・
不正送金された日、その前日に明らかにおかしいログイン履歴がありました。#coincheck #XRP #XEN #ETH #仮想通貨 #アルトコイン #ビットコイン #BTC pic.twitter.com/L7xzWRN3Rm
— イニシャル I.I (@inishalii) 2017年7月5日
有価証券でないからこそICOのような機動性が保て、
証券とは異なるボラティリティを演出してくれるのですが、
その反面、国が本腰を上げて守ってくれないのが仮想通貨の世界です。
そんな中に救世主が現れます。
コインチェックとbitFlyerですね。
彼らは、自身の取引所で取引を行うユーザーに対し、
一部の仮想通貨被害の保障を誓ってくれたのです。ありがたや~
なりすまし保証(※2017/10/05:まだ開始されていません)
2017年6月より開始予定だった
コインチェックにおける「なりすまし保障」は
不正ログインによって第三者に引き出された仮想通貨を
最大100万円まで保障する制度です。
(bitFlyerのほうは日本円のみ保障対象で、500万円が上限だった気がします)
ただしコインチェックで保障を受けるには条件があり、
- 使いまわしのメールアドレス・パスワードでないこと
- 二段階認証を設定している
この二つの条件を満たす必要があります。
逆にいうとこれらが満たされていなければ保障を受けることができませんので、
コインチェック用のユニークメールアドレスやパスワードの設定にくわえ、
二段階認証を必ず設定するようにしましょう!(保障が無くても!)
提携は東京海上日動です。
※なりすまし保障はまだ開始されていません
「不正ログインされたけど安心のcoincheckさんだから保障されました、神」
といった喜びの声を探そうと思っていたのですが・・・
コインチェックの不正ログイン補償サービスはまだスタートしておらず、開始予定日も未定のようです。早くスタートしてほしいですね😓
— NEMり人 (@NEM_ri_bito) 2017年9月29日
まだ保障は始まっていないようです。
しかも開始予定日は未定。
本来のサービス開始予定は2017年の6月だったのですが、
早く始まって欲しいところですね。
ということで未だ保障は受けられないのでご注意を!
まとめ
日本の仮想通貨取引所においては
なりすまし保障以外に何か保障があるのかというと、
現在のところは見当たりません・・・
そしてコインチェックに至っては
まだ開始されていない始末・・・
さらになりすまし保障は
外部からの不正操作のみを保障してくれるものであって、
リップルやイーサリアムが破綻してコインが無価値になった場合や、
そもそもコインチェック取引所が破綻したときに失われる資産について
保障が行われることはありません。
まだまだ保障の環境が整っていない仮想通貨界隈ですので、
危険なコインを掴まないようにインターネットで調べる力をつけたり
取引所が潰れてもコインが守られるようにウォレットを準備したり、
現在のところは自己責任の覚悟と自衛手段を準備しなければならない世界です。
法律が追いついてくれば保障も広がってくる可能性はあるかもしれませんが、
これまでのような通貨の値動きをしてくれるのか
不安になるジレンマも付きまとうところですね・・・
また、
法律や保証が追いついていない以上、
自分の資産の保全度をアップさせるには、
分散保有も有効な対策です。
まずは、複数の取引所への資産の分散保有。
そのうえで、難易度の高いハードウェアウォレットなどを調べながら検討することがオススメです。
[…] こちらのブログに、2017年10月現在サービスが開始されていないと記載が…! […]
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